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    koryamaaaa

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    koryamaaaa

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    祭りの最後に向けて爆弾投下!

    #桜森
    cherryForest
    #R18

    あくまでもシンラが好きな桜備さんのお話(アホエロ)「…….?」


     朝起きて、下半身に感じた違和感。ズボンの中に何か…ある。恐る恐る手を入れてみると、黒猫のような短い毛に覆われたモノに触れる。少し引くと細い紐の先にふさふさとした毛束が付いたものがずるりと出てきた。
     
     「…っイテ」

     パンツの中に続いていたその紐を引っ張り出そうと強く引くと自分の尻の上辺りが突っ張る感じがした。なんとソレは尾てい骨の辺りから「生えて」いた。動かしてみるとパシパシと右に左に思い通りに動く。

    「….は?生えて?!エ?…尻っ尾...??」

     人間あまりに理解し難いことがあると、逆に冷静になるようだ。シンラはとりあえず、顔洗わないとと洗面台に向かった。

     鏡に写った自分を見て背筋がゾッとした。

     コレは俺だけど、俺じゃない。目も鼻も口もいつも通りだけど、ナニカが違う。シンラは自分のドッペルゲンガーに会ったことはないけども、もし会ったらこういうゾワッとした感じがするのかもしれないと思う。

    「シンラ…….お前…どうした?」

     鏡の中で、ベッドから起きてきたアーサーが寝ぼけ眼をギョッと開いてこちらを見てくる。

    「わっかんねー。俺、何に見える?」
    「…悪魔」
    「ウルセー黙れバカ騎士」
    「イヤお前が聞いたんだろ」

     シンラは「俺はヒーローだ」と言い返せなかった。僅かだが前よりも尖った耳と吊り上がった目。それに黒い尻尾。いつものアーサーとの会話の中でさえ否定することすら躊躇われるほど、鏡の中の自分は悪魔じみていた。中身は確かに自分なのに、ニンゲン離れしてしまった自身の見た目に、シンラの胸には不安と動揺がヒタヒタと溢れてきた。





    ---------------




    「アドラが近くなった影響でしょう」

     シンラを一通り観察してからリヒトはそう呟いた。しかしそのまま原因について解説してくれる事はなく、続けられた言葉にシンラは落胆した。

    「詳しい事は現時点では僕にも分かりません。以前のように中身がシンラ君で無くなったわけではないようですが…」

     ちょっとゾクッとしますねと顔を青褪めさせるリヒトに罪はない。シンラ自身も自分の外見には恐怖を抱いた。だからこそ、他のメンバーから隠れるように相談に来たのだ。うっかり廊下で会ってしまったシスターが失神しかけたのでその判断は間違っていなかったと思う。今、部屋にいるのは他には上官2人だけだ。

    「ウーーン。リヒト捜査官にも分からないか」
    「シンラも今は動揺しているみたいですし、今日は大隊長の部屋にいた方がいいんんじゃないですか?」
    「そうだな。シンラを1人にもしておけないし。悪いが後頼んでもいいか?」

    簡単な指示を火縄中隊長に出してから桜備はシンラを連れて部屋を出た。

     桜備とシンラはいわゆる恋人どおしだ。普段は公私はキチンと分けて第8のメンバーに変に気を遣わせる事はないようにしているが、今は緊急事態という事で特別に甘えさせてもらうことになった。

     ズボンの中には収まり切らない尻尾は、シンラの意志に呼応するように、不安気にゆらゆら揺れていた。




    ___________





     シンラは先を歩く背中に向かって問いかけた。

    「大隊長は、俺が怖くないんですか?俺は、鏡に写る自分が…怖かったです」

     暗い廊下に小さな声が消えていく。

    「んー。これは前も言ったかもしれないけど、どんな外見をしていても、例え中身が多少違っていても、お前だと思うとどうしても嫌いにはなれないな。きっと俺はどんなお前もかわいいと思っちゃうんだと思う」

     あははと前を向いて笑い声と共に返ってきた一粒の嘘もない言葉。シンラは胸に広がるこそばゆい温かさに尻尾をぶんぶんとさせて桜備の部屋に入った。



    「それにしても面白いなァこれ。どうなってるんだ」
    「ふぁっ?!」
    「お!尻尾の先、敏感なかんじ?」
    「もう!こんな時にからかわないでくださいよ!」

     えーせっかく2人でいれるんだし、いいじゃないか。となおもサワサワと触られてシンラもスイッチが入ってしまったようだった。
     
    「〜もう。た、っちゃったじゃないですか!」

     どうしてくれるんですかと涙目で怒ると、ごめん。ちゃんと責任とるよと覆いかぶさられる。


    ♡♡♡♡♡♡



    「あっあっあっあーーー」
    「ウソだろ。そんなに気持ちいいのココ?」

     いつもと違う。身体の触られたところ全てに電気が走ったみたいで、甘い痺れが腰に向かってピリピリと走る。特に尻尾の付け根と尖った耳の先がダメだった。

    「あん。あ!だってすっごい気持ちィ。きもちぃぃっあ。やぁ!気持ちいいんだもん。ゃ、ぅ。ぁああぁぅ。ぁもっと、あぁっもっとっ‼︎」

     刺激されるたび、壊れたように声をあげた。何故かいつもよりもはしたなく、桜備を誘惑したい気持ちがぐるぐると溢れてきて制御できない。全てを暴いてほしい、いや。全部を晒したい欲求に駆られる。自分でもどうかと思うような単語を次々と並べたて桜備を煽った。たまりかねたように大きな手が伸びてきて、それ以上の言葉を塞ぐように両頬を掴まれる。

     「… イケナイ子だな。そんな言葉どこで覚えてきたんだ?」

     その言葉にシンラの興奮がさらに煽られ、挙句の果てには自らの肉芽を片手で擦り上げて、もう片方の手を後孔の方に伸ばし、肉輪のフチに指先をかけた。
      
     くばぁ と中を見せつけるように広げて誘惑する。

     「あきたるさん...きて」

     桜備には、今日のシンラは特にえっちだな、なんてからかう余裕はもう無かった。






    ♡♡♡♡♡




    「おニ人、もしかして昨晩性交渉結構されました?あの後悪魔について僕も色々調べたんですけど、古来から悪魔と呼ばれる魔物には様々な種類があって、(中略)その中に「サキュバス」と呼ばれる淫魔もいるんです。結果論ですけどもしかしたら今回シンラ君が成ったのはそれだったのかもしれませんね」

    「えーーーーっと、リヒト捜査官どうしてそう思うんだ?」

     朝ごはんの目玉焼きを潰し損ね、皿とフォークをカチャカチャさせながら桜備が問い返す。隣で尻尾が無くなっていつも通りに戻ったシンラは、リヒトの一言目が投下されて以降、全ての機能を停止している。

    「え、だってサキュバスは『男性を誘惑したり襲ったりして精液を奪い取る悪魔としての使命』を持っているらしいですよ」
     
     悪魔としての使命を果たしたからシンラ君も元に戻ったんじゃないですか。なんにせよ良かったじゃないデスか。

     とリヒトはメンバーの全員揃った朝食の平和な食卓に火をつけるだけつけると、コーヒーカップを持って去っていった。


    おーわり。


    ブルーな悪魔祓いのアニメを数話だけ見てしまいまして。尻尾w弱点なんかい!!となりまして。シンラくんに尻尾生やしてみました。
    時間軸は、、、不明笑
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    koryamaaaa

    DOODLE銭湯の帰り道にお風呂セット片手にポカポカいちゃいちゃする桜森が見たかっただけの筈、、なのに。
    森くんがだいぶへんたいです。だいぶへんたいです!!!
    誰か、、癒しのポカポカ桜森のお恵みを、、私からはこんなよく分かんない話しか出てこなかった。
    銭湯にて秘事「はい、いらっしゃいませ〜」
    「いつもありがとうね。またお待ちしてますね」

     私の実家は、浅草の大事な大事な社交場の1つである銭湯をやっている。
     この前まで、祖母がメインで切り盛りをしていたが、この冬に祖母が腰を痛めてしまったのをきっかけに、私も番台に座ることになった。
     銭湯は繁盛していて、土日はお客さんが沢山来る。家族連れや友人やカップルと思われる老若男女。浅草の人々は銭湯が大好きだ。中には毎日のように入りに来るお客さんもいる。お客さんのほとんどは顔馴染みで、私は番台に座り受付をしながら、右に左にと笑顔を忙しく振りまいていた。

    「紅ちゃんいらっしゃい!あら?今日は若い子達も一緒なの?」

     私の座る番台の正面にある引き戸を開けて、紅丸がヨォと手を挙げながら入ってきた。後ろには、黒髪と金髪の少年が見えた。彼らのことは知っている。この前、浅草の町中で紅丸のかわいがりを受けていた皇国の消防官の子らだ。今日も相当厳しい稽古だったようで、ヨレヨレとした様子でやっとの様子で紅丸の後を歩いている。私は少年たちから小銭を受け取った。
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    koryamaaaa

    MOURNING⚠️桜森未満⚠️私の脳内では、この後オビさんにどどろんと甘い告白してもらう妄想はしてるけど、それは結局書いてないので、未満⚠️

    ハイジマ時代のモブレ….レ???な感じ。

    森くんは、レなんてしようものなら、ブチギレからの相手ぶっころだとは思うんですが、ハイジマ時代なら有り得たかも、、と。内容的に色んな方面の方の地雷と思われます。表に出すのは危険な気がするのでこちらで。閲覧自己責任でお願いします
    タイトルー無しー原作軸。ハイジマの三色こんせんのナタクくんをめぐっての戦いが終わった直後。※小説の形にはなってないです。散文。






    「シンラさん、ありがとうございました」
    「ナタクくん良かった。もう大丈夫か?」
    「はい。皆さんに大変なご迷惑をおかけしてしまいまし…どうかされましたか?」

    俺は手の甲で、オレンジの髪の少年の頬に触れていた。大きな瞳が不思議そう無邪気に見上げてくるので、ぱっと手を離した。

    「あ、いいや、なんでもない。怪我早く治るといいな」
    「ハイ、シンラさんもお仕事」「ナタク、早く来い。モタモタするな」

    ナタクの和かな返事に、不機嫌そうな低い声がカットインしてきた。途端に慌てだした少年は、俺にちょこんと頭を下げると背中を向けて走り出した。
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