ひとこと執務室―――。
拳西(暇だなっ……。修兵でも揶揄うか)
拳西は暇があると修兵を揶揄う習慣があった。
※修兵にとっていい迷惑※
拳西「おいっ、修兵―――。」
修兵「はい、なんでしょうか隊長?」
拳西「愛してる」
その一言だけ二人の空間に響き渡る―—―。
修兵は頭の中でさっき言われた一言だけ繰り返し響く。
修兵(えっ、ちょっと待ってさっき隊長は……。”愛してる”って言った……。えぇ―—―‼)
修兵は一人混乱していた。
拳西(効果あったみたいだな)
修兵は混乱したが、落ち着きを取り戻す。
修兵(おっ、落ち着けて俺。隊長のいつもの暇潰しが始まっただけ)
修兵(こうもいつもいつも、俺で暇潰しをされちゃ堪ったもんじゃねぇ)
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