オメガバース妄想SEED時代ヘリオポリスからアークエンジェルが出航するまであちこち爆発してたあの時に、元々コロニーにあった薬品と地球連合軍とモルゲンレーテ社が各自持ち込んだ薬品が爆発時にご都合反応(再現性0)起こして巻き込まれたαΩが擬似β化した妄想。
擬似β化はバース性が未分化状態まで退行、つまりバース性の幼児化固定。ヒートやラットも無くなって番も解除及び成立不可。フェロモン感じないし出てないから運命もお互いわからない。
番が解消されている状態になるがαΩクルーどちらも全く後遺症無し(完全なリセット)という異常事態が起こる。後遺症無しでの番解除が、番が亡くなったストレスから暴走する(亡くなった番Ωを本能が探そうとフェロモンを出し続けてどんどん攻撃的になり最悪発狂死)αや(亡くなった番αに本能が居場所を伝えようと発情期が収まらずフェロモン出し続け)衰弱死するΩの問題に画期的と、運命時代にアークエンジェルに乗り込まなかったクルーの一部はその研究開発とその護衛に回ってた。正直Ωクルーや一部のαクルーはこのまんまで良いと思ってる。特にムウα×マリューΩは擬似β化していなかったら番になってた可能性が高くその場合SEED終了後マリューΩは衰弱死していたので、擬似β化してるメリットの方が大きくて治す気がない。
「君、コーディネイターだろ?」のタイミングであの格納庫で発生していたご都合化学反応。ヘリオポリス内に爆発で飛散した薬品とモルゲンレーテ社から来たストライクに爆発で付着していた薬品と出入りの為に開かれたアークエンジェル格納庫で使用していた薬品でご都合反応が起こりアークエンジェル内に飛散した為、被害者はヘリオポリス内でアークエンジェルに乗艦してたアークエンジェル生き残りクルー+マリューと一緒にアークエンジェル格納庫から乗艦した学生組+ムウ。
後からストライクが拾った避難民がアークエンジェルに乗艦してきた時にはご都合反応収まっており、避難民は巻き込まれていない。
αβΩ比率がナチュの一般的な2.7.1に対して、良質で安価な抑制剤が普及しており一般社会より軍規がしっかりとした軍人志望のΩの軍進出が進んでるとはいえ爆発や避難遅れで吹き飛んだクルーがαとβだったせい(定員200名が100名程になったと想定)で3:4:3になったアークエンジェル(-避難民)。
ちなみにプラントの比率は7:2:1。特に番だと受精率が高い為Ωはより力を持ったαに産む道具として捕まりがち。Ωにとってディストピア。αも第1世代は遺伝子操作の不安定さからバース性の異常が発生した事例が確認されてる。第2世代は異常は発生していない事になってる。
(こぼれ話)
表立ってΩ差別すると大半の人から非常識だと思われるが、α至上主義な奴とかバース性に無頓着なβなんかが産む道具やらトラブルを引き起こす厄介者と思っていたりする。百年程前から良質で安価な抑制剤が普及しておりΩは発情期でもちょっと調子が悪いくらいで無意識で強いΩフェロモンを撒き散らすような事も無くなったが、古い世代の影響を強く受けたり稀に事故で起きた騒動をセンセーショナルに報道したのに影響された人達。
Ωの意思を無視して番うのは大抵の国で犯罪。
ただし運命は出会った瞬間にαΩ共にラットと発情期が起こり本能に突き動かされるまま衝動的に番うのが殆どで、本人の意思で防げるものではない為犯罪にならない(意思の力で脳死状態になれぐらい無理難題だから)。稀にΩの意思を無視して番って運命だと言い逃れようとする馬鹿もいるがバースの精密検査をすれば運命といえる程相性が良くないのがバレて罪が重くなる。
理性が消し飛んでるので妨害されるとαはラット状態から攻撃的なフェロモン出して威嚇してくるし障害を全て排除しようと暴れ続ける。Ωは運命に居場所を伝えようと発情期が収まらずフェロモン出し続け衰弱していく。
(こぼれ話終わり)
当初はクルーの半分以上がαΩで構成される事になったのに緊急出航でαΩ共に抑制剤が少なく内部崩壊待ったなしの現状にマリューΩムウαナタルβ頭抱えてたが、ヒートが来ないΩにフェロモンを感知できないαとαΩのバース性が機能していない事態が発覚。医師も避難民から協力している人だがこんな症状は初めてで艦内の設備だとバース性に関する詳細な検査も出来ずよくわからない。この医師自身はβだが身内のΩが番のαが事故死した事で衰弱して亡くなる経験をしており、この擬似β化に大変熱心に取り組む事になる。
この後アルテミス要塞で食堂に監禁されたクルーと避難民が悪質なαにワザと攻撃的フェロモンぶつけられてそれに触発された避難民Ωがフェロモン出してしまう騒動が起きるんだが、避難民の様子からαΩがフェロモン出してるのは明白なのにクルー達は感知出来ず全くバースの影響を受けてないとαΩクルーだけのバース異常では無くβクルーもバース異常が起きてると自覚する。こんな事が外に漏れると自分達が色んな所から狙われるという危機感から外には漏れていない。
擬似β化を知ってるのはラクス、アスラン、ディアッカとカガリとオーブの極一部と学生組の元αキラサイと元Ωミリアリアの家族(元のバース性を知ってるから)が知ってる。
SEED終了後、アークエンジェルを降りた医療や化学に強い奴らと降下時にアークエンジェルに残ってたお陰で生き残った元避難民の医師を中心とした研究開発メンバーは安全と情報漏れを恐れてアスハ邸敷地内研究施設(地下研究所有り)で活動してる。護衛もアークエンジェルクルーでかためた。実は開発チームと護衛達はアークエンジェルクルーの中でも人間不信が強い集団。DESTINY時代のカガリ不在期間は地下研究所から出て来なかったし年単位で籠城する構えだった(自爆も折り込んでた)
ノイマンとチャンドラはΩで、ノイマンはハインライン大尉と、チャンドラはコノエ艦長と運命。しかし擬似β化でΩ側がフェロモン出してないし感知しないから4人共気がついてない。アークエンジェル古参クルーはオーブ国籍取得時に全員βという事にしており、コンパス設立時に配属になった新規クルーもβ。これは地上での救助活動が発生した際に、番を失って暴走するαやパニックからフェロモンを出してしまうαΩに対処する為に影響受け難いβを配属しているという建前がある。ちなみにこの救助活動中のαΩの悲劇を見て余計に擬似β化のままでいいと思ってる擬似β化αΩクルー。βクルーもフェロモンの影響を全く受けない事から擬似β化がありがたい。新規クルー達は普通にβでフェロモンの影響受け難いだけなのであまり現場には出してない。
ノイマンもチャンドラもαに襲われる様な経験無し。抑制剤が普及してるのとアカデミー時代の教師達がΩ差別に厳しい人達で、Ω生徒の卒業後の配属先もΩがTOPな所を優先していたお陰(前年にΩ生徒がα教師に口に出せないほど悍ましい仕打ちを受けて死亡してる。防犯カメラにその一部始終が残っておりその映像と無残な遺体を目撃した前線経験有だが未成年の多い学舎での惨劇に吐くほどショックを受けた教師達は過保護なくらいにΩを庇護する様になってた)しかしコーディナチュ問題でコーディネイター至上主義が出てくるとα至上主義も増えてきてアルテミス要塞でワザと攻撃的フェロモン出したαみたいな悪質な奴もいる。NJによる混乱で更に治安が悪化してΩは被害者になり易い状況になっていてノイマンとチャンドラの警戒心は高い。基本的にΩ差別に厳しい人は身内のΩを悪質なαのせいで亡くしているパターンが多く、その話も聞いてるからより擬似β化の恩恵に感謝してる。運命番そんな事より身の安全第一
アークエンジェルに代わるOB産新造艦が運用開始された頃に遂に4年以上研究施設に引き篭もってた開発チームの手によって、後遺症無しでの番解除の新薬と治療法が医師を代表にアークエンジェル開発クルー達連名で発表される(リスク分散)(アークエンジェルクルーだと気付いた連合特に大西洋連邦上層部はアラスカでアークエンジェルという金の卵を産む雌鳥を捨て駒にした前軍上層部を罵った)
薬は本来は番を失くしてフェロモン異常が発生しているαΩ用なんだが悪質な利用を避ける為、高度な管理体制の基に試験導入が開始され、准将に次ぐドル箱になった開発チームが護衛されて渋々表に出てくると早速狙われて身内以外信用出来ないと新造艦に避難(オーブも一枚岩では無い。特に准将及び開発チームがどちらもアスハの関係者な事に懸念を抱いている奴らはいる)
新造艦完成までミレニアムに交代勤務などしてコーディナチュで交流があったし新造艦運用開始後もメインクルーは交流あったのだが、ここからミレニアムと新造艦の間に距離が出来る。
コノエ艦長やミレニアムクルーはプラントやザフトの上層部から探る様に言われてるがコンパス内でも地上と宇宙で活動範囲違うので物理的に難しいとコノエ艦長は躱してるし、ミレニアムクルーも基本そんな感じ。ハインライン大尉は興味深々。そんな中でザフトから新規出向してきたMSパイロットが地上での活動後に収容された新造艦内でスパイ活動しようとして捕まる。一気に増す警戒感。平謝りのコノエ艦長。その後も連合軍(派閥によって対応が違う)がワザと番を失って衰弱しているΩを避難民に紛れ込ませてきて治療した医療従事者(開発チームでは無い)を拐おうとした事件が起き高まる警戒感。
(こぼれ話)
なお大西洋連邦は静観の構え。コンパス承認国としてのルートで新薬が優先的に試験導入から流通開始してるので態々奪いにいくメリットが無いというか開発チームの面子的に裏工作してバレた時のデメリットが大きい為、高度な管理体制を遵守してる。
(こぼれ話終了)
結果、騒動の種になるからとアークエンジェル古参クルーは コンパス出向を取り止めてオーブの地下に引っ込んでしまう。ハイノイとコノチャは成立していないがお互い意識してた関係で、悪化していく状況に覚悟はしていたが訪れた別れにショックを受ける。個人端末も繋がらなくなり(オーブ内に散在する地下基地に移り住んだせい)失意に沈むコーディネイター2人。新造艦はアークエンジェル新規クルーとオーブから新しく出向してきたクルーが乗艦。
運命だとわからないし番っていないに、ノイマンやチャンドラに会えなくなった事で暴走の兆しが出るハインライン大尉とコノエ艦長。番がいないのに何故とプラントでは原因がわからない。バース性に関して研究開発のトップクラスになったオーブに話が回ってきて、罠かとも疑われるがそれにしてはハインライン大尉がいるからこの人材を罠に使わないだろとなる。突然変異かしかし第1世代のコノエ艦長と第2世代のハインライン大尉が同時期に同じ症状を発生させるのはあまりにも確率が低い。ただアークエンジェルクルー達は擬似β化経験してるから、ハインライン大尉とコノエ艦長が何らかの薬品で存在しない番を失った状態や強制的にフェロモンを放出する状態にされてる可能性とか色々思い付くので本人達送ってくれとなる。しかしハインライン大尉は手放さないプラント。コノエ艦長だけミレニアムに乗艦してオーブにやってくる。ハインライン大尉の捜索に動くアスランとメイリンのターミナル勢にチャンドラや電子戦に強いアークエンジェル古参クルー。
医療機関で受け入れると対応に出向く開発チームを狙って騒動が起きる危険性があるのでオーブ管制の指示通りにアスハ邸(開発チームが拠点にしてる研究施設がある所)の庭に直で降ろされるシャトル。まだ理性的に動けるコノエ艦長が自力で歩いて降りて来るんだが暴走までは行かないがフェロモンが漏れてる。α用抑制剤を限界まで服用してこの状態だと簡易検査で判り、護衛から引き離して病室隔離。当たり前だが護衛はスパイも兼ねてる。よりにもよって場所がアスハ邸だから下手に動けないしスパイ活動バレて捕まってプラントに問い合わせられたりと動きを抑えられてる。全く裏が無く関係無かったシャトル操縦してきたマーカス君だけがコノエ艦長の護衛兼付き添いで病室にいる。
この病室、実は絡繰り部屋で丸ごと地下に移動する大型エレベーター。2階にある内装が同じ部屋が代わりに降りてきて隣室(立ち入り禁止)で検査中と誤魔化せる仕掛け。なお病室は本来仮眠室として使用していたものでシャワートイレ簡易キッチンに応接セット付き。病室に改装した更に付き添いの為のパテーションで区切った仮眠スペースをつけた。
病室の中にいるコノエ艦長とマーカス君は部屋が下に動いてると流石に気付くが部屋の動きが止まり扉から、コンパス出向取りやめた後は完全に表舞台から姿を消していたラミアス艦長とノイマンを先頭にわらわら入ってくる開発チームに目が点。護衛についてきた連中がミレニアムクルーではなく知らない連中できっとスパイだと気付いていたコノエ艦長とマーカス君、特にそいつらの存在のせいで治療を断られるんじゃないかと悩んでたマーカス君は同じ操舵手として割と交流のあったノイマンに声かけられて、コノエ艦長を助けてくださいと懇願。
ただでさえアコード戦で協力してくれた人達だと好感度高めだった所にコノエ艦長がハインライン大尉より重要度が低いから議長の目の届かない程度に実験体みたいな扱い受けててそれも検査で発覚して、ラミアス艦長とノイマンの怒りに触れる(重なるフラガへの記憶操作の件)。怒りが連鎖する人間不信開発チーム。
コノエ艦長は精密検査と並行して新薬を使って様子見ながら治療するとフェロモン異常は解除されていく。新薬による治療が効いたと言う事はプラントでは暴走の兆しのあるコノエ艦長に対して、αの暴走に効果のある新薬が投与されなかったという事。これはおかしいとカガリが直接ラメント議長に問い合わせれば新薬は投与されたが効かなかったと報告されてた。しかしコノエ艦長の投与前に行われた精密検査で新薬は投与されていないとはっきりと判明してる。更にミリアリア経由でディアッカやイザークにもこの件は伝えられており、議長命令と情報局独自調査が開始。
(こぼれ話)
ちなみにミリアリアは擬似β化したΩの1人。ディアッカはミリアリアに刺されかけた騒動の際にΩ(元)だと知って三艦同盟のメンデル辺りでアスラン、ラクス、カガリと一緒にアークエンジェルクルー擬似β化について知り、後遺症無しでの番解除が番が亡くなって暴走するαや衰弱死するΩの問題解決に近づくと着目して戦後密かにプラントのコーディネイターのバース性データを開発チームに流してた。ディアッカパパは息子のやってる事に気付いていたが番を亡くしたαΩの悲劇を医療現場から見てきたディアッカパパは黙認。この件で信頼されて謝礼込みでプラントはエルスマン家が窓口になる形で新薬が提供されてる。プラントは三艦同盟の伝手だと思ってる。
ディアミリ成立しているがディアッカはミリアリアをΩディストピアなプラントに呼び寄せる気はない。ディアッカパパもナチュ女性元Ω(擬似β化)がプラントで生活するのは危険過ぎると賛成。いつか孫見せて通信でいいからね☺️なお孫の数はコーディネイターは3人で多産扱いされる中5人(4人目と5人目が双子ちゃん)も産まれて双子ちゃんの報告時には椅子から立ち上がった後、座り損ないフレームアウトする程度肝を抜かれOBへサポートしに妻と飛ぶ未来や、コーディネイター男性α×ナチュ男性Ω(元擬似β化)初産三つ子案件(運命の番)(前例無し)を息子経由で相談されコーヒーをひっくり返す程動揺する未来が待ってる。
(こぼれ話終了)
暴走寸前なフェロモン異常により思考力が落ちていたコノエ艦長も順調に回復。理性保って自力でシャトルから降りてきたコノエ艦長だが限界まで使用したα用抑制剤と矜持で理性保っていて病室で横になってからは反動でボーっとしてた。オーブ到着から一週間程で目覚めたら思考がはっきりとして、ハインライン大尉はどうなっているのかと意識が回るようになった。付き添いのマーカス君もミレニアムと(多少フェイクの入った)連絡とっているんだがミレニアムからコンパス本部に2人が搬送された後、コノエ艦長をオーブに移送するまで全く会えない状況だったのでオーブの要請をプラントが断った後、ハインライン大尉が今どうなっているかミレニアム側も把握していない。
この時ハインライン大尉はプラントのα至上主義な連中に医療機関で監禁状態。α用抑制剤を限界まで服用しても漏れるフェロモンが攻撃的な物に代わりつつあり、予断を許さない状況に置かれてる事が調査でわかっている。
ハインライン大尉について調べた結果を知らせにくるチャンドラ。これがコンパス出向取り止めてから初対面。新薬が効いて良かったと回復を祝うチャンドラと、もしかしたら二度と会えないのではと思ってたチャンドラと再会出来たコノエ艦長、お互いにやっぱりこの人が好きだなぁと思って笑みを向け合う。報告を終えたチャンドラがコノエ艦長とマーカス君に別れを告げて病室を出ようとドアの前に立った途端にコノエ艦長に装着されてるフェロモン観測器が異常上昇を感知して鳴り響く警告音。何が起こったかわからず戸惑うチャンドラ。コノエ艦長は新薬で回復した筈だろ⁉︎コノエ艦長αもマーカス君αも訳がわからない。何も異変はなかったしΩフェロモンも感じなかった。何が起こった⁉︎
雪崩れ込む開発チームに部屋から出るチャンドラ。なにこれ。何が起こったか聞かれても同席した3人誰も異常は無かったとしか言えない。そして新薬投与で治るフェロモン異常。頭を悩ませる開発チーム。擬似β化で番が解消されている状態になるがαΩどちらも全く後遺症無し(完全なリセット)という異常事態からスタートした研究だから、新薬で回復した=リセット状態の筈。しかし実際には回復した筈のコノエ艦長が再び暴走の兆しを見せた。つまり再び存在しない番を失った状態になった。開発チーム内に擬似β化した元Ωがいるから擬似β化した元Ωチャンドラに反応したという可能性を低く考えてるから余計にわからない。いつ番になって失ったんだよ…頭抱える開発チーム。
ここでマーカス君αの何気ないコメントが光明となり解決に進む。「コノエ艦長とチャンドラ中尉付き合ってるんですかね2人の世界になってる瞬間があって居心地悪かったんですけど」居心地悪かった。αがαを無意識に威嚇したのでは消去法で存在しない番がチャンドラであると仮定すると特定のαΩに起こる大体不思議な現象の原因。つまり運命。
コノエ艦長が未分化前の運命の番を嗅ぎ分けた事になる。奇跡というか執念。
流れとしてはフェロモン観測器の記録と病室にチャンドラが入室して退室しようとした記録突き合わせると多分こんな感じ。
コノエ艦長側、やっぱり彼が好きだなと心で恋を再認識→リセットされたα本能(ん本体恋したのか…略…この感覚は運命⁉︎)→ジリジリ増え始めるフェロモンに時々威嚇され居心地悪いと感じるマーカス君α→退室するチャンドラにコンパス出向取り止めた時の失意を思い出す→α本能(やはり運命何故か見失った運命じゃないか‼︎まだ寝てる⁉︎起きろー)→フェロモン爆発的に増加→警報音
チャンドラ側、心が恋におちる→Ω本能(ZZZ…)→略→ Ω本能(ZZZ…)😪
運命の番ってこんなに気持ち悪…執念深…奇跡を起こすんだな(ドン引き)別の意味で頭抱える開発チーム。そっか新薬でリセットしても運命の番判定変わらないからこんな事になるのか。えでもチャンドラ中尉は擬似β化したまんまだぞ、どうするんだこれ。擬似β化したαΩはバースの幼児化で番になれない事は番解除状態になったクルーが元番に噛まれてみたが番えず実証済み。擬似β化のメリットの高さからΩクルー達はこのままでいいと思ってたし、まさか軍人やってて元脱走兵という自分達が運命に見つかる確率なんてこの世紀末世界であり得ないと思ってたからこの事態は想定外。
ラミアス艦長フラガ大佐ノイマンのアークエンジェル TOP 3が開発チームから説明を受けて仰天。チャンドラとコノエ艦長が運命どんな確率だナチュラルにとって運命の番は確率の先にある奇跡(私運命と番になるは、私宝くじで高額当選してみせるみたいな感じ)。
チャンドラに知らせるかコノエ艦長に知らせるかと考えるとわからないプラントのバース性に対するスタンス。急遽秘匿回線で呼び出されるプラント育ちコーディネイターα勢。アスランとディアッカである。コノエ艦長の状態を相談され二度聞して唸る2人。プラントで運命の番なんて確率の問題ですら無い、子供の読む童話の様な御伽話(私運命と番になるは、私王子様と結婚するみたいな感じ)それが実在したしかも相手は擬似β化してるバース的には幼児。ちょっと気持ち悪…いや凄い奇跡だな(口元を押さえてる)正直その状況は詰んでいると思う2人。心で恋してα本能で未分化相手に運命判定して1度新薬でリセットしたのに運命判定外れなくて再び暴走しかけたとなると2人をもう2度と会わせないか、告知して一緒にさせるしか無い。
現実的なのは前者。しかしコーディネイター愛に狂いがち。心で恋におちてる上に相手は運命だったのを伏せられてたと、いつか知った時何が起こるか…今度は何が地球に落ちるかな…とてもじゃないがお勧め出来ない。
後者は双方に問題がある。まず番になる気があるのか。チャンドラ側は擬似β化したままかΩに戻る術を探すか。コノエ艦長側はナチュラル男性Ω(擬似β化)をΩディストピアなプラントで生活させる危険性の高さからチャンドラが擬似β化したままだろうとΩに戻れたとしても離れて生活したらあっという間に暴走の兆しが出るのでオーブ移住を視野に入れて考える必要がある。
これはどちらか先に告知すると問題が増える予感しかしない。一緒に告知した方が良い。再三警告する。コーディネイター愛に狂いがち。アスランが言うと説得力が違う。そしてディアッカがプラントはΩのディストピアだと本気で忠告する。
結局、チャンドラとコノエ艦長と護衛で離れられないマーカス君にそれぞれ、チャンドラに対してのみコノエ艦長のフェロモンが異常な値に変動してる可能性を知らせた後もう一度確認の為チャンドラとコノエ艦長に会ってもらう(オーブ到着から二週間目)。今度はフェロモン値の変動がグラフで目視出来るタイプの観測器を導入。
チャンドラ入室後徐々に上がるフェロモン値グラフ。会話の中でたまにマーカス君が居心地悪いと思った時はちょっと棘の様になってるグラフにこれは威嚇と気付くαの2人。フェロモンを感じ取れないので不思議そうにグラフ見るチャンドラ。まさかと思い意識的にチャンドラに向かってフェロモンを出してもチャンドラは無反応でコノエ艦長はチャンドラβに恋した自分が噛みもせず成立もしてない番判定をチャンドラβに対してしておりマーカス君αを威嚇している可能性に思い至り内心焦り出す。
退室するチャンドラを寝台の上からいつもの余裕のあるしかしちょっと口元の引き攣った表情で見送るコノエ艦長。跳ね上がるグラフから目が離せないマーカス君。退室前の敬礼で跳ね上がるグラフが目に入り閉じたドアの向こうから警報音が鳴り響くのを聞きながら、待機してた開発チームが飛び込んでいく横で天井見上げながらあーこれもしかしてと思い至り引き攣るチャンドラ。
治療中顔を空いてる方の手で隠してる恥ずかしいコノエ艦長。どんな顔したら良いかわからず困惑するマーカス君。
一段落つくと、開発チームでもメインな医師と開発アークエンジェルメンバー纏め役とアークエンジェル TOP 3と再登場チャンドラが入室。医師がチャンドラに椅子に座る様に言って周りもそれを進めてくるのでうーあー予想通りかーと顔色が悪いチャンドラ。
『どうか落ち着いて聞いてください。コノエ艦長のフェロモン異常は未分化の運命の番に出会って離れた為に起こっている異常事態です』
チャンドラはやっぱり運命かと両手で顔隠して天を見上げてと呻いてる。コノエ艦長呆然。え今何と言われましたかな恋したβ相手に自分が無意識に異常行動してたと知ったつもりが、専門家の説明によりバース性が未分化のチャンドラと運命の番で、やっぱり噛みもしてないバース的には幼児な相手を番判定して離れる=失ったと認識して暴走しかけてたという気持ち悪い事してた。情報量と内容に気が遠くなるコノエ艦長。『無理せず横になってください』と言われまだ爆弾があるんだなと身構えるコノエ艦長。マーカス君は混乱。運命あれは御伽噺では⁉︎今目の前に運命揃ってるのかしかしお相手のチャンドラは未分化でバース的には幼児。コノエ艦長…(引いてる)
『相手が未分化にも拘らず運命の番を見つけたのはまず心で恋をされていて、それがきっかけとなりαの本能が相手が未分化ではあるが運命の番だと気付いて番判定が出ていたのだと思われます』
病室の大型画面に心拍数データや脳内物質やら表示しての恋心暴露に思わず目元が赤くなるコノエ艦長。耳まで真っ赤な顔面押さえて画面が見れないチャンドラ。
『チャンドラ中尉はバース異常でこの先分化するかわかりません。よって番にはなれない可能性を認識して頂きたい』
番にはなれない、に反応して跳ね起きたコノエ艦長の攻撃的フェロモンが炸裂。膝をつくマーカス君αとふらつくが支えられながら説明続ける医師β。他メンバーは告知でコノエ艦長が混乱してフェロモン出す可能性考えてαとβな2人の横にいて構えてた。擬似β化で影響ないので2人の反応とフェロモン観測器の警報音にコノエ艦長がフェロモン出してるとわかり医師やマーカス君を支えながらコノエ艦長に声掛け。
コノエ艦長も理性で抑えようとするんだが理性も衝撃的告知にガタガタで上手く抑えられない。汗が流れ落ちる額を固く組んだ手に押し当てる祈りの姿勢で賢明に落ち着こうとする。しかし頭の中はぐるぐる。
運命御伽噺だろうそれは。この世界にそんな奇跡あり得ない。しかも相手がチャンドラ中尉彼はβではなくバース異常を抱えていた未分化私は何によって彼に惹かれた運命なんて御伽噺のせいかいや彼は未分化だからフェロモンの影響はないのだ。ならば…。
そんなコノエ艦長に、チャンドラがそっと肩に手を置き大丈夫ですかと心配そうに顔を覗き込む。
全くΩフェロモン感じない。自分はこれだけ制御不能なαフェロモン出しているのに。ぐるぐる回ってた頭の中で燦然と輝く『理性が先で本能は後』と言う事実。
私は、運命だから彼を好きになったのでは無い好きになった彼が運命(未分化)だったのだ‼︎
握り締めた手を解き、震える腕でチャンドラを引き寄せベッドに腰掛けさせて近距離で見つめ合う。
チャンドラも混乱してる。予想はしてたがまさか本当に運命だったとは。好きだよ俺コノエ艦長の事好きだよでもまさかコノエ艦長も俺の事が好きだとは…本気でエリートコーディネイターのコノエ艦長が、普通のナチュラルな同性の俺を俺、擬似β化してるからΩフェロモン全く出てないはずなんだが⁉︎フェロモン関係無く俺に恋愛感情持ってくれたのかこの人…好き…いっぱい好き(*ノωノ)ポッ
肩に手を置いて顔を覗き込む。手を引かれベッドサイドに腰掛けて手を握り見つめ合い告白される「君がコンパスを去ってから私はそれは後悔したものだよ。君との距離を近付ける事を優先して安直に君に手を出さないよう自制していた事を。愚かにも明日も君が近くにいるなんて信じて」コノエ艦長に抱き締められて頸を嗅がれ「やはりΩフェロモンを感じないね。指摘通り心で君に恋愛感情を抱いたのだな」と嬉しくも番えないと悲しみ項垂れるコノエ艦長をよしよししながら「Ωでない俺はお嫌」(サングラスの下で細めた目)に「君が何であろうと構わないよ。私が心から愛したのは目の前の君だ」(ここが分水嶺)と即答するコノエ艦長。擬似β化の姿で受け入れられてチャンドラ陥落。「俺もあの頃から貴方が好きです。末永くよろしくお願いします」返事の告白に歓喜したコノエ艦長に完全にベッドの上に乗せられてすっぽりと足の間に横から座って抱え込まれた。無防備すぎるチャンドラ。フェロモンが乱高下してたコノエ艦長。チャンドラから告白の返事を貰い抱え込んだら落ち着いた。
その間、黙ってフェロモンの変動を観測してた一同。コノエ艦長の攻撃的フェロモンで膝をついたマーカス君はノイマンに支えられて早々に立ち上がったが、これは危ないと椅子に座らされた。護衛なのでと固辞したがこの後コノエ艦長のフェロモンは酷く乱れたので座って正解だった。
チャンドラの告白(ほぼプロポーズ)に沸き立つ病室。二人の世界✨から我に返って赤面チャンドラはコノエ艦長の腕の中から抜け出そうと捥くが、コノエ艦長離してくれないし、開発チーム達にもコノエ艦長のフェロモン値が落ち着いているから暫くそのままでと頼まれるし、アークエンジェル組もまあコノエ艦長も混乱してるから落ち着くまで羞恥に耐えてくれ(生暖かい目)、マーカス君は生で運命見て御伽噺は実在したとテンション高いと同時に艦長はどうする気だと思ってる。
地球育ちでナチュラルに近いバース感性を持ったコノエ艦長にはΩディストピアなプラントのバース感性は嫌悪感すらある。教師時代には未分化前は仲良くしてた生徒達がΩと判定された途端にα判定された生徒に物の様に取り合われ、直ぐに家族に引き渡したが退学してしまいその後高官と番になったらしい(家族に売られた)と風の噂で知るなんて事も経験してる。
バース異常で未分化とはいえコノエ艦長αの運命でΩ確定なチャンドラは絶対にプラントには連れて行かない決意。私は今回の件が片付いたらザフトを辞めてオーブに移住する
(こぼれ話)
ここから開発チームは擬似β化したαΩの解除薬を開発し始める。基礎となる擬似β化の仕組みに関しての研究は後遺症無しでの番解除の新薬開発の際にほぼ済んでいるが他のバース系研究(番予防薬)も並行してやってるので1年ほどで完成する。
チャンドラは完成した解除薬で直ぐにΩに戻る。2人で生きる覚悟決まってるからお待たせしましたくらいの勢いがある。コノエ艦長はオーブ移住してから擬似β化の話されてて、チャンドラが解除薬出来たそうですとニッコニコで話して来た段階でこの子擬似β化のメリット捨てて私と番になってくれる気だと気付いて思わず嬉し泣きした。プラント捨ててザフト辞めてまでバース異常で番えない自分を選んでくれたコノエ艦長に自分が出来る事は全部したいしモテるコノエ艦長αをしっかりと自分の物にしたかったチャンドラ。
治療は開発チームの研究施設の中からロックを掛けられる隔離部屋でコノエ艦長同席のもと解除薬投与して、素早く退避。運命とわかってるからチャンドラがΩに戻った途端にコノエ艦長αはラット化チャンドラΩは発情期になる前提で隔離部屋の中は準備万端。2人は一週間部屋から出て来なかった。コノエ艦長もチャンドラも前半の記憶は飛んでる。多幸感でいっぱいで失くしていた事に気づいてなかった半身を取り戻したような一体感。部屋から出てきた2人は体格差年齢差を不思議と感じさせない完全な揃いの対になってて周囲はこれが運命の番だと何故か見ただけで納得する。運命の番、不思議な現象あるある。
なおチャンドラは妊娠出産も意欲的(コノエ艦長の年齢もある)結果的に擬似β化解除Ωの妊娠第一号になるが初産三つ子案件になり関係各所に激震を走らせる事になる。本人達はコノエ艦長は小柄なチャンドラのお腹の中で3人も育つか⁉︎と蒼白になりチャンドラは3人…3人⁉︎とエコー写真を穴が開くほど見て2人して手に手を取って真っ青な顔でガタガタ震えた。
(こぼれ話終了)
一方コノエ艦長のフェロモン異常については原因と解決法がわかり後は2人の選択になるのでそこは後から2人で相談して貰うとして、ハインライン大尉が問題になる。
コノエ艦長と同時期同病状なハインライン大尉の暴走の兆しも原因が同じ可能性が出てくる。すなわち運命の番。この推測が提示されると誰なんだ⁉︎となる開発チームに対してミレニアム2人とアークエンジェル TOP 2とチャンドラの視線は自然と 1人に集中する。アコード戦後ハインライン大尉に散々付き纏われていたノイマンである。なおノイマンは運命そんな訳無いだろと可能性から切り捨ててるので、違いますと真顔で首を横に振る。
病室で行われたコノエ艦長とチャンドラの話し合いに同席してプラントのΩディストピアは一般コーディネイターなマーカス君は知らない世界で驚いたがプラントではチャンドラは喰い物にされるとコノエ艦長がザフト辞めてオーブ移住言い出して、それをチャンドラが現状番えない俺なんか選んでこれまでのキャリア捨てる気ですかと揉めてチャンドラが病室飛び出したらコノエ艦長がフェロモン異常起こして警報音鳴り響きチャンドラが泣きながら戻ってきてコノエ艦長に飛びついたりとどったんばったんやって、番になれなくても共に生きる覚悟決まった2人はもうコノエ艦長もチャンドラも大っぴらにいちゃつきだす。ミレニアム交代勤務時代は意識してたがまだ警戒や腹の探り合いしてた状況からの離別だったから、お互いあの時感情に素直になってればこんな中途半端な終わり方を迎えなかったのではと後悔してた期間があるので、愛情表現がストレート。おやすみのキスくらいは人がいてもやる。普通にチャンドラの腰に腕が回るし抱っこや膝に座らせてボディタッチも増えたというか常にどこか触れてる状態。これ2人ともお互いの姿が見えないと落ち着かないくらいに不安が強い。チャンドラがいないとコノエ艦長のフェロモンが乱れるので病室でリモートで仕事し出すチャンドラ。ここまで告知から一週間経過。その間に起きたコノエ艦長の暴走未遂2回。この頃にはマーカス君はブラックコーヒーを常備。ミレニアムに(無論ザフトに流れる)連絡する内容がフェイク入っていたのが、コノエ艦長と相談して更に偽装し出す。コンパス内でのスパイ活動や新造艦にいる開発チームに対して探るよう言われたりフェロモン異常で暴走の兆しがあったハインライン大尉とコノエ艦長に対するプラントやザフトの対応に失望してた下地に、コノエ艦長に対する実験体扱い判明やハインライン大尉監禁が重なって警戒心が芽生えてた。この警戒心はこの後ターミナル勢やチャンドラ達が掴んだプラントで判明した酷い事態により跳ね上がる。
議長命令と情報局独自調査によりプラントで酷い事態が発生していた事が判明する(三週間目当たり)
糸口となったのはディアッカパパ。お膝元フェブラリウス市は番解除新薬をしっかりと管理運用していてα暴走案件やΩ衰弱死案件が激減したのにどうも他のプラント所属コロニーのデータと差が生じている。もしかしたら一部医療機関で新薬が使われていないのではと指摘。
実はプラントにいるコーディネイター至上主義の一部の医師達がナチュラルの開発した新薬など信用出来るかと無断で処分しており、それがα至上主義のα達に流れてコーディネイターΩに番→受精卵採取→新薬投与→番解除→別のαが番→受精卵採取を繰り返す悪質な利用をされてた。
このコーディネイター至上主義な医師連中とα至上主義な権力持ちα達の異なる勢力の動きによってハインライン大尉とコノエ艦長に投与される筈の新薬が偽装薬とすり替えられてたし、その事実が揉み消されてた。
ブチ切れるイザーク、落ち着けよと背後から言うディアッカをガン見してるシホに気付いてイザークが振り返ると自分以上にヤバい表情のディアッカがいて逆に冷静になる。俺の後ろに般若がいる。イザークは知らないがミリアリアがΩな為ディアッカにはプラントのΩディストピアっぷりが他人事ではない。呼べるかこんな地獄にとか思ってる。