Loversそしてまた新しい道を歩き始める
あなたが示した光の先へ
あなたは人々に道を示し、そこに留まる
私は静かに道を歩むけれど
あなたに愛を感じたあの時間は
決して忘れない
そしていつかこの道が
あなたへと繋がるように
それは一夜限りの出逢いだった。
初めは里を抜け出した兄と嫁達を討伐することが目的で、奴等を追った。
そのうち兄は鬼狩りになり、その兄を追いかけるうちに俺も異形の鬼に何度も遭遇した。
欲望のままに人間を殺す鬼の姿は、ただ命令されるままに暗殺に明け暮れる自分と何ら変わりはない。
そんなことに薄々気づき始めていた矢先、鬼に遭遇した。
追い詰められ、いよいよ命運が尽きたと思ったその時、1人の鬼狩りが割って入った。
「ー…君、大丈夫かっ?!」
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