Vixの勇者裏設定メモ 千年近い昔、初代Vixは頂の弟として生まれた。父、兄と一緒で武勇に優れていたが、ある時魔物に襲われている国で魔物を倒し「勇者」となった。勇者として独り立ちし、強敵に勝利していくうちに自らを『勝利の勇者』と名乗るようになった。
兄には度々会ってお互いの話をしていた。
初代Vixは旅の途中北の国で不思議な魔術を使う種族に出会う。そこで自らの「呼び名」を刻んだ魔方陣を作り出した。主に御守りとして持ち物に刻んだ。
現代に継がれているこの魔方陣は一人前になった「証」のペンダントに刻まれている。
初代以降「敗北の悔しさ」が心の中に闇を作り出し『裏』覚醒のトリガーとなった。累代継承され、Vix達からは「負の遺産」と呼ばれるようになった。
「勝利したい」という強い思いが心の闇を暴走させ裏へと覚醒する。
裏へと覚醒した後、身体能力は通常より格段に上がり攻撃力は増し止まることの無い剣撃の嵐を繰り出す。目の前の敵をひたすら攻撃し、隙ができれば裏特有の必殺技『オーバーキル「ラス殺しの剣撃」』を食らわせ相手が気絶する以上のダメージを与える。
生まれた子供がVixの勇者を継いでいる場合体に特殊な痣がある。
これは初代が北の国で魔術を使う者達に「私の血を引く者と分かるよう体に特殊な痣を印して欲しい」と懇願したという。初代の息子が生まれた際その痣は現れた。
「左目に『X』の文字が発現する」現象は極稀。だが先々代とヴィクト、隔世で発現したのも偶然。
この覚醒が起きたVixには「大いなる偉業を成し遂げる」という。
歴代Vixの誕生地は世界中に散らばっている。その代のVixがある地で家庭を持ち家を持ったりするが、次代を継ぐ子が勇者として旅立ち、違う土地で結婚し家庭を持つのを繰り返している。
墓も似た感じで世界中に存在している。初代の墓は北の国にあるという。
刻竜は先々代Vixの勇者ズィークを気に入っていた。彼の勇敢さや優しさが初代に似ていたらしい…。だがズィークがユーゲンに殺され亡くなった時、悲しみが込められた鐘のような鳴き声で彼の死を悼んだという。
ヴィクトは一人前の勇者になるまで実家には帰らせては貰えない。その為ヴィクトは定期的に手紙を送り近況報告をしている。
12歳で旅に出た為、たまに母の温もりと優しさが恋しくなるという。リュミに優しくされると嬉しくなるのは母の優しさと重ねているのかも知れない。