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    iori_uziyama

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    iori_uziyama

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    サブドロップしたけどケアを拒否するアイクにミスタが最悪なサブドロップの抜け出し方を教えてくれる話。

     アイクがモブ的要因で死ぬほどサブドロップに落ちて戻ってこれなくて、てか外で落ちるようなことがあって、でも猫みたいに警戒心が強いからうちに帰ってきてからドロップするわけ。他のみんなはすぐ駆けつけてどうしたんだやら大丈夫か、ってケアしようとするんだけど拒否。てかお願い放って置いて一人にしてって弱ってる時ほど来ないでこないでって警戒心が強まる。近寄らないでほしいけど安心はできる場所として認識されてる。でもなかなか浮上しないし、部屋から泣いてる嗚咽とか、嘔吐の音とか。せめて水のまないと脱水になるからドアの前に置いてても出てこない。絶対にテリトリーから出てこないし、だれも入れない。
    だから、それが夜帰ってきて、朝になっても続いてたらミスタが静かにノックして泣きそうな顔でこういうんだ。

    「ねぇ、アイク。入ってもいい?おれ、サブドロップの止め方知ってるんだ。本当に最悪な方法だけど、自分だけで上がれる」

    「、入って」

    ■■■

    「ほんとに、最悪な方法。ケアを受けるのが一番だと思う」

    でも、それを選べない時があるのわかるから。
    いつかケアを選べるようになるまでの最低な時間稼ぎなんだ。

    アイク、鏡を見て、自分の顔、目を合わせて。

    「配信でやってただろ、今のはナシ、忘れるビームって。あれに似てる」


    『昨日は何もなかった』『昨日はいつもと変わらない普通の日だった』

    薄れるまで、何回でも言うんだ。それで、原因が薄れて、ちょっと上がったらダメ押し。

    「あれ、俺なんで泣いてんのおかしーの」

    そんで何でもないみたいに笑って、終わり。

    出来れば、こんな方法使わずに、ヴォックスでも誰でもいい。頼ってほしいけど、コレを教えられるのは俺だけだと思うから。

    アイクが震えながら顔を上げて、鏡を見る。
    酷い顔色だった。

    「きのう、は、」

    フラッシュバックのように映像がループしている。脳みそに焼きつけられたみたいに。それを無視して声を絞り出す。

    「なにも、なかった」

    映像はアイクの声を無視してカラカラ回り続ける。
    でも、息が詰まる様な感覚が薄らいだ気がした。

    「昨日は、何もなかった」

    「なにもない、普段通りの一日だった」

    映像が薄れる、何もなかったみたいに。

    「キャビアトーストを食べて、配信して、散歩に行って、本屋に寄って。………帰ってきてみんなで夕飯を食べた。それで、お風呂に入って普通に寝た」

    いつもどおり、を思い浮かべて、何度も思ったこうであれば良かったのに、をそのまま事実にする。

    「普通の、なにもない、いつもどおりの日だった。」

    映像はぼやけて、いつも通りのアイクがいつも通り過ごした記憶がにわかに作られたように感じる。
    昨日が本当にそうであった気がする。あとひと押しで上りきれると確信があった。態とらしく鏡を見て、呟いた。

    「え、なんでこんなに顔色悪いの?風邪でもひいたかな……」

    サブドロップのせいだった体の震えは風邪のせいになって、体が元に戻っていく、そう、サブドロップなんて起こしてないんだから。だって何もなかったから。

    なんだか、ご機嫌な鼻歌も歌えそうだった。音程はひどく不安定で、震えていたけれどアイクは気付いていなかった。

    □□

    「おい、ミスタ。何をしたんだアレは。確かに上がっているが不安定すぎる」

    「なかったことにさせた。サブドロップの原因も、記憶も、サブドロップしたことも。だから、そうやって扱って。じゃないとまたドロップしちゃう」

    「それは、余りにも、」

    「じゃないとアイクが死んじゃうって思ったんだ、ケアを受けられない状態で、部屋から出られないってなったらどんどんトラウマに飲み込まれちゃう」

    これは一時凌ぎだけど、半年くらい経てば本当に過去になって、向き合えるようになる。体力も気力もないときにケア受ける元気もないんだ。
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    *⚠️這篇略有受虐場景,自行避雷!
    * 「佔有慾強大的兄控x保護欲旺盛的弟控」互相過招的一點小故事。
    (同時也是一個白癡在寫一腦洞的時候並不知道自己會寫到6的事故)
    【Myshu】香菸與琥珀(6)  Shu醒來的時候大約是凌晨四點半左右,他模模糊糊的揉了揉眼睛,首先發現Mysta並沒有在他身邊呼呼大睡,後來撇到被扔在一旁破損嚴重的童軍繩。



      不知道有沒有又抓傷Mysta…



      再來他發現自己的衣衫完整,除了頭髮有點凌亂,他基本上是好好的躺在床上並且被被子好好蓋住的,就像是什麼都沒有發生過一樣,他好像就那麼平常的睡了一晚,Shu起身走到床邊,戴上眼鏡看了眼時間,又仔細端詳著自己的雙手,沒錯,那正是他來戴眼鏡的原因。



      紅痕明顯、留下了點擦傷,看起來需要一陣子才會好起來。



      太好了,並不是沒事發生,只是弟弟太溫柔了,他乖巧可愛的弟弟…在這方面真的非常的溫柔呢,但是Shu其實並沒有感到很開心,因為無論是依照alpha在網路上對於這種活動都會非常失控之外,還是他對Mysta的了解,其實弟弟的個性都不是那種小心翼翼的人,只能說是非常不拘小節,但Shu有了兩次的體驗,不僅身體沒有不適,還總是在隔天完好的躺在床上,而且這次Mysta甚至沒有在他旁邊。
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