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    iori_uziyama

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    iori_uziyama

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    オルタネタメモ

    オルタ

    ね〜、副人格(オルタ)たちの話を考えてたんだけど、逆だったらどうしようと思って。

    お固くて、正しい言葉遣いで、砕けた言葉を使う人たちを見下していながら、どこか羨んでいた光ノが生み出したのがテキトーで人当たりが良くて、ちょっと悪ふざけもする闇ノシュウ。それを中で疑似体験する。んで戻るのも別に望まなかったからひたすら見守って、たまぁに少しだけ出るって言うので満足してる世界線。

    暴力的で、愛を信じなくて、クールで、あぁ、何も考えずにバカみたいにはしゃげたらいいのに、って考えてできたのがみんなから可愛がられる騒がしくて抜けてるところもあって正直なミスタ。なんだか人生に疲れ切ってたからその生きやすそうな人格に全部を放り投げて中で微睡んでる。たまぁに出てきて人をからかったら満足する、ていうか疲れる。

    マフィアのボスとしての責任とか、生死とか、犯罪とか、罪悪感とか。あるかも知れなかった普通の生活とか。明るくって子供みたいにぎゃーぎゃー遊び回って何も考えなくていい馬鹿でいたかったなぁって生まれたのがルカ。バカみたいにPOGPOG騒いで、人をからかって、遊んで、笑って、動いて、それを夢見心地で見てる。起きたらマフィアの仕事をこなして、また夢を見る。これは境が曖昧。
    もしくはルーシーなら、女だからナメられて女だから女だから女だから女だから女だから、って色んな抑圧の中で生まれた体格のいい男だったらっていう副人格。きっと色気も要らなかったし、常時気を張ってピリピリせずに済んだんだろうなぁって危機感のないルカが生まれる。でも二重人格で体は変わらんわな。

    ボックス・テンシは人々を神様みたいに導いて、許し、与え、支えていたけれど、時折あまりの愚かさにため息をつきたくなって、もはや天使ではなく悪魔に、あまりにも愚かなものは切り捨ててしまえればいいのに。ってニコニコした顔の下で思ってて、ある日我慢の限界が来てヴォックス・アクマになる。同じく理想郷を築くけど、城から一歩出たものはもう関係なく殺す。皮肉だっていうし清廉じゃないから下ネタも言うし、不機嫌にもなる、いら立ちを露わにしたりする。テンシからしたらすごくヒト臭いなぁって思ってる。し、ヴォックスが苛つきを抑えようとするときに私はテンシですごく穏やかで誰にも怒らないみたいなことを言い聞かせようとしてて、「やはり生き物と言うのはないものねだりなんですね」とか中でニコニコ笑ってる。べつに出てこない。飽きたので。

    ヤイクは倫理観っていうものを理解してるけどやっぱりしたいことはそれだし、追い詰めるのも殺すのも楽しいし、普通に振る舞うのは退屈で退屈で苦痛で、ああ普通になれたら良いのに、常識人で、清廉潔白な、このかったるい苦痛を当たり前に過ごせたら良かったのに。って思うんですね。そこで生まれるのがアイク。勤勉真面目、下ネタもあまり言わなくて、みんなを叱る立場。内心でヤイクはあんまりにも自分と違うからケタケタ笑ってる。アイクがゲームでキラーをやってるときはほんとに楽しんでて、かと言って倫理観と普通に苦痛を覚えたりもしない。ほんとに丁度いい塩梅で、ヤイクはどうしても人を殺したいわけじゃないけどあんまりにも日常が苦痛だから唯一の楽しみとして没頭してた訳だから。もう人生はいいやって思ってる。だからアイクに主導権を全渡ししてて戻る気もあんまりない。

    みたいなの。

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    ヒカリノってニートで引きこもりってのがあるけどあんまりにも出てこないとき家に飛んでるWi-Fiを切ったらのそのそ出てくんのかな。可愛いね。

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    嫌なことがあった。怖いことがあった。あー怖い怖い怖い。どーーーしても不安なときミスタは無理矢理にでも寝てしまう。寝れば大抵の嫌なことは解決してるので。

    □□
    そうだなぁ、と思う。ま、たしかにそうだ。ミスタが寝ている間に嫌なことはたいてい終わる。
    だってその間はずっと俺(リアス)が出ているので。

    家での暴力の時間も、外でのイジメの時間も、苦しくて仕方がない発作の時間も。普通なら寝ようと思って寝られるものじゃないし、ねたとて暴力は苛烈になるだろうし、しかしまあ、ミスタからすればそれが事実なのだから仕方ないだろう。

    なのでリアスは忠犬よろしくミスタのいう嫌なことを毎度やり過ごすためだけに出てくる。
    その生活は中学の頃だったか、あんまりにも性格が悪い教師に当たったときだった。ミスタが虐められてるのに気づいて、なのにそれを利用しようとするようなやつだった。最初は親切だったからミスタも懐いていた。なのに段々と手付きが怪しくなって、ミスタが恐る恐る指摘したらソイツは豹変した。
    一転してイジメを煽るようになって、家族にもあることないこと言って全面的に悪化した。ミスタは裏切られたショックやら悪化したソレらによるストレスでめちゃくちゃ深くに潜ってしまった。
    そんで、俺が長く活動できるようになって、あまりの仕打ちにブチ切れて、暴れ散らかしたんだが。
    それが功を奏したらしく、いじめも暴力も教師も全部解決した。ミスタが起きた後は不思議そうにしていた。なんやかんやあって家を出たあとは愛情不足なのか何なのか子供みたいに寂しくて泣く回数が増えた。そんでダメなものにも手を出すようになったから、仕方なく、酒に酔ってる時を見計らって適当な女を俺が引っ掛けてやった。ツラは良いのですぐに引っかかるし、ミスタは人肌に触れてると安心するみたいで、女と過ごした翌朝は不思議そうにしながら安定していた。あと、想定外だったが、「寄ってるときはクールなのにシラフはパピーみたいなのね、可愛いわ」っつってワンナイトするような女には大人気でデレデレしていた。

    そんなのを繰り返してたら、ある奴らとルームシェアするようになって、いままでは自分のことだけでいっぱいいっぱいだったミスタが、他の奴らのことまで気を揉むようになって、おれはさらに大忙しだった。解決してるのは誰だと思ってるんだか。

    今日は闇ノが帰ってこないらしくて、部屋をうろうろうろうろ、迎えに行くか、自分に何ができるか悩んだ挙げ句、迷いに迷ってベッドに身を投げた。
    そこで俺に交代。

    身体は同一だから嗅覚は健在。そっと家を出て、危険な予感を辿っていく。すると、

    「あぁ、貴方ですか、丁度良い。闇ノを頼んでもいいですか」

    足を引きずりながら歩いてくる闇ノがいた。随分と雰囲気が違うし、自分の事なのにあまりにも他人行儀に呼ぶから明らかに様子がおかしい。

    「誰だよ?テメェ、」

    「貴方と一緒ですよ。鈍いですね。私はとっくに知ってましたよ。毎晩毎晩うるさく深夜徘徊してる貴方のことはね。」

    「ふぅん、初めて会ったわおんなじようなやつ」

    ミスタが闇ノのこと心配してたからな。こっちとしても預かるのはいいが、追手をどうにかしてからだな。

    しつこいんですよ。あの人たちは。

    で?お前らの仕事的に呪いとかはミスタに影響あるわけ?それとも力技でいーのかよ??

    呪いに関してはこちらでどうにかしますのでやり方はお好きにどうぞ。

    それは上々。俺は暴力沙汰のが得意なんだよ。

    んであっという間に追手をボコボコにするリアス。


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    4月1日嘘をついていい日にミスタが嘘だよ!を語尾につけて世界一の正直者として生きれたり、オルタたちが一日中嘘だよ!を合言葉に一日を謳歌したりするところをみたいなぁ。リアスが一日過ごしたあとに次の日、hiミスタ!昨日の貴方はとってもhotだったわ!いつもあーしてればお望みのガールフレンドも出来るんじゃない?っていわれていつもどおり茶化すけど内心で「モテモテじゃんリアス」とかはしゃいでる。

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    起きてからまずは安定させるための薬を飲まなきゃいけないけどその判断力とかを上げる薬なので朝イチのが一番難しいけど頑張るしかない、何だかんだ出来ているのでミスタの意思は存外強い物なのかもしれない。
    アラームがなってとりあえずは薬を飲まなくては、と目も開かないままベッドサイドに置いた薬と水を探る。

    □□□
    ミスタは確かに意志を持って飲もうとした。そこまでは認めよう。しかし、一度たりとも飲み終えた事は無いのだ。薬に手を伸ばした死体みたいな体勢で寝ている体を起こして薬を飲む。これがリアスのモーニングルーティンだった。

    ✄✄✄✄✄✄

    リアスは偏頭痛持ちだった。明日が雨と聞くとああ、頭が痛くなるだろうなと予想がついたし、天気予報を見損ねても頭が霧がかったように鈍くなると「なァ、今日ってもしかして雨か?」と頭痛の有無で天気がわかったりもする。
    偏頭痛持ちとはいえ、ミスタよりぁマシなものだった。アイツは目をチカチカさせてびゅうびゅうぜぇぜぇ言って、まぁるくなって固まるしかできなくなるので。そうなると薬も効かなくてアイツは通り魔のような偏頭痛が過ぎ去るまで耐える以外の方法がないのだ。そしてリアスはといえば、少し頭が重く鈍くなって、時折側頭部がズキズキするだけ。気にはなるが無視できない痛みではないのだ。
    無視できないわけでは無い、そこまでひどいものでもない、我慢すれば済む話だが……ひどく鬱陶しい。
    鈍痛も濁る思考も、脳みその痛む部分を切り取って滅多打ちにしてしまいたかった。足かせをつけられてるような気分だった。ミスタがいっそ羨ましかった。動かなくて済むから。こんなことを言うと怒られるだろうから。
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