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    iori_uziyama

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    iori_uziyama

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    サニバーンまとめ

    サにバーンまとめ

    あ~~~~~、痛みは元からあってパートナーはその特効薬だった。それを失ったことにより痛むように思えるだけ。
    みたいなの好きなんですけど、サニーが任務で命を落としたあとのアルバーンくんが見たいですね。
    スラムを生き抜いてきたのは伊達じゃなくて、辛いことも苦しいことも慣れっこで、過去にやってきた今は平和で楽しかったけども、昔の痛みが無くなるわけじゃないしって思ってたのに。仲間が居なくなるのだって、辛いけど、良くあることだった。それに彼は理不尽に打ちのめされたんじゃなくて、自分の意志で戦場に赴いて、市民を守って、笑顔で敬礼してただ一人で爆発に巻き込まれた。彼は彼の誇りのもとに命を燃やしたのだ。
    そこにはなんの後悔もなかったはず。なのに。なのに。彼が死んでからどうにも世界が無味乾燥だ。
    ゲームをしてはしゃいでいても、いつもからかっていた君がいない。優しい声も、体温も、ふわふわの金色も、突撃の楽しそうな声も、すべて、すべてなくなってしまった。この世界から君が消えてしまって、会えないことが、こんなにも苦しいなんて知らなかった。もう慰めてくれる君はいないのに。


    ✄✄✄✄✄✄✄

    サニバーンのロールプレイ真に受けちゃったサニーが「やっと会えた♡あうば〜ん♡Pleaseナデナデ〜♡」ってVSFの権利濫用してアルバーンを保護という監禁したところから始まるサニーを誤魔化しながら部屋から逃げ出そうとするサイコホラー話書きてぇ〜……因みに脱走失敗するたびに拘束や部屋の施錠がキツくなるし、サニーは謎に鋭いので疑われたらオワリです。甘やかしつつ、ヤンデレ化を収め、甘やかしつつ脳みそをゆるくして機を見て逃げ出そう!💪💪💪

    ✄✄✄✄✄


    『good boy』

    『come』

    『good good boy』

    「あうば〜ん♡いーこいいこ!」

    蕩けた目で、舌っ足らずに呼ばれる名前が心地よくて、ぼくは、なにをしてたんだっけ?えっとさにいが、ぼくを抱きしめてて、頭が、ぽかぽかして、暖かくて、

    「さ、にぃ」

    「どうしたの?あうばーん♡」

    どうしたらいいか分からなくて涙が溢れる。手が震える、背中がビクビクとはねて、足が逃げを打つ。
    なのに力は全く入らなくて、身じろぎすらできない。こわい、こわい、こわい、こわい、こわい!!!!!!これはこわいものだ!こわい!逃げなくちゃ!

    「さにい、さにい、」

    「うんうん、どうしたの、あうばーん♡」

    『say』

    「あ、ぅ、」

    「オレに教えて?」

    サニーの唇が顔中に降ってきて、涙を拭うようにちゅう、と吸われる。頭がぼんやりとしてうまく回らなくて、ただ、抜け出せない泥濘が怖くて仕方がない。

    「さにぃ、さに、さにぃ!」

    「うん、うん、きいてるよ」

    「さに、こわい、こわいよ、これ、こわい、やめて、おねがい、こわいよ」

    「あうば〜ん♡こわいの♡こわいんだね、リワードがこわいんだ?」

    サニーは瞳を更にとろけさせる。どろどろ、蜂蜜のように甘い。

    『perfect』

    「ぅ、え?♡」

    「ちゃんと俺の言う事聞いて教えてくれてありがとう、あうばんはすっごくいい子♡えらいね、えらい、えらい」

    ぐるぐる、ぐるぐる、視界が回って、手が震える。サニーが優しく手を取って、指先から手首まで、またキスを落とす、涙が溢れれば吸われる、ひゅうひゅう息をして膨らむ首にも、またキスが落ちる。

    「さにい、さにい!こわいよ!やめてよ!」

    「だいじょーぶ、だいじょーぶ、あるばん、これは怖いものじゃないよ♡いいことなんだよ、あうばーんはじっとしてるだけ。なんにもしなくていいんだ、うけいれてくれれば」

    「さにい、さにい!」

    「うん、うん、あうばーん♡いいこいいこ♡」

    『good boy♡』


    碌に力が入らない足が震えてフカフカと毛足の長いラグにシワを寄せる。手の震えは段々と大きくなってサニーに縋りついた。ぎゅうっと痙攣する背中ごと抱きしめられる。

    「ぁ♡」

    、ぐるりとアルバーンの瞳が回って全身がピクリとも動かなくなる。くったりとサニーにぜんたいじゅうを預けていた。

    「あうばーん♡スペースに入れたんだね♡いいこいいこ♡」

    『good boy』

    『good』

    「さすがあうばん♡」

    『perfect』

    『great』

    「あうばんがおれのsubになってくれてほんとに嬉しいんだ、ありがとう♡」

    「あうばんが俺のパートナーで嬉しいよ」
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    recommended works

    iori_uziyama

    DONE勢いで書いた。
    🦊😈🦊、🧡❤🧡
    置いていかれたヴォと置いていってしまったミの話。死ネタ。
    いっそ愛さなければよかったなんて鬼の生は長くて、今まで何度も人を愛したし、見送ったし、それでも時間が傷を癒やして、また人を愛せたし。だからミスタを愛したときも、彼の人生いっぱいいっぱいまで最大限の愛を注ごうと決めていた。そこに悲観はなかった。それは本当だったのに。彼を抱きしめて寝るのが好きだった。彼の体温が好きだった。彼の声が好きだった。彼の笑顔が好きだった。あぁ、忘れていた。そうだった。愛するものを失うのは心が引きちぎれるほど悲しくて、過ぎ去ることはわかっていてもその時間が果てしなく長く感じる。彼のことをずっと覚えて抱えていたいのに、あまりにも辛すぎて今すぐ忘れてしまいたくもなる。あと何年で忘れてしまうのだろう。あと何年で忘れられるのだろう。この傷が愛おしいのに辛くて堪らない。日本では49日で魂があの世へ行くらしいけれど、私の心にはミスタが染み付いて離れない。死んでしまいそうなくらいギュウギュウと締め付けてくるのに、決して殺しはしてくれない。ミスタに会いに行かせてくれない。鬼の身体を呪うしかない。焦がれて、力の制御もうまく行かずに引っ掻いたシーツが引き裂かれても、もがくことをやめられない。ああ、いっそ愛さなければよかったのにと思ってしまうほど、苦しくてつらい。楽しい思い出が輝くほどに、彼を思い出すほどに、憎くなる。なぜ私を置いていく。頼むから、置いていかないでくれ。泣き叫んで、縋り付いたっていい、どんなに情けない姿になってでも、ずっと側にいてくれるならそれでいい。たのむ、みすた、一人にしないでくれ。金色の瞳からポロポロと涙が溢れる。牙のある口から嗚咽が溢れて、雨の日も、雪の日も、晴れの日も風の日も、嵐の日も、昼も、夜も、朝も、ひたすら墓にすがりついていた。一ヶ月が経ってもニヶ月が経っても三ヶ月が経っても、半年が過ぎても、四季が巡ろうとも、涙は止まらなかった。両手の指を超える年を経ても未だに夢に思い、起きては絶望した。取り繕う余裕もなく、余りにも変わらず居るものだから、街中の話題になっても、国中の話題になっても世界中の話題になっても、頭の中にはミスタしか居なかった。ひとりぽっちになってしまった鬼が、いまだにわんわん泣いている。
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