うち審神者が堕ちた時どうするかうち審神者が歴修側に堕ちた場合
まず堕ちることがほぼない(全て自分の運命であると受け止める覚悟あり)が、もし自分が人としての道を外した時は迷い無く首をはねてくれ、と《歌仙に》主命を出している。
本丸で一年過ごした刀には必ず『もしも私が敵の手に渡りそうになったり、敵側に寝返った場合は殺してくれ』と話してる審神者。
自分で決めた審神者の役割を自ら放棄するような、そんな無責任なことをするぐらいならそこでスパッと命を終わらして欲しい所存。
大体の刀は戸惑うが、初期の刀ほど『分かった』と頷いてくれる。
もちろん全振り迷いはあるけれど、それが主の最後の望みであり主命なら叶えるのが忠臣と思ってる。
でも審神者は本刃には言わないけど陸奥守、薬研、加州、大和守、今剣、後藤にはその役目を負わせたくないと思ってる。
薬研に前の主と同じ思いをさせたくない。
今剣の傷をえぐる真似はしたくない。
後藤の守り刀としての矜持を踏みにじりたくない。
主の死を経験してる沖田組に背負わせたくない。
主を救えなかった負い目を持つ陸奥守に、また同じ思いをさせたくない。
そんなあれこれを考えた結果、緊急時に非情になれると判断した歌仙に全てを託す。
『こんなことを頼んでしまってすまない』と謝る審神者に『主の最後の刀になれるなら』と笑ってくれる歌仙。
でも“その時”が来たら主を歌仙に任せて同時に本体折って後を追う陸奥守はいる。絶対やる。
『すまんの歌仙、主の最後の刀はわしじゃ』って笑いながら折れる。歌仙も泣き笑いの顔で『君ならそうすると思ってたよ』って言ってほしい。
薬研は逆に《この本丸の最後の刀》になるために後処理全部やって、他の仲間を見送って最後に自刃しそう。
『刀解されたら大将やあいつらのことも忘れちまうだろ?だから俺は俺のまま折れる、俺は、俺っちは、大将の懐刀だからな』
どの刀剣も最後は笑顔で消えていく。