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    yoda_yodaka

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    yoda_yodaka

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    フジキセキの誕生日に向けて書いてたけど、間に合いませんでした。
    とりあえず、途中まで書けたので載せておきます。
    その内完成させます……。

    雨のち、晴天年下トレーナー候補君と先輩フジちゃん
    ※トレセン学園にトレーナー育成科とウマ娘科が存在している設定





    バケツをひっくり返したような雨にうんざりする。
    朝イチの天気予報では、今日の降水確率は20%だったので雨は降らないだろと傘を持ってこなかった今朝の自分を殴りたい。

    「どうすっかな、これ」

    本来ならトレーナー育成科の生徒には一人一人ベテランのトレーナーがつき色々教えてくれるのだが、今週末に大きいレースが近いため教えてくれるトレーナーさんは愛バと共に競バ場へ行ってしまっているためなにもやる事がない。
    いや、正確には課題というやるべきことがあるのだがいかんせん今はやる気がない。

    窓の外から見えるコースには雨天時のレースを想定しているのだろう、多くのトレーナーとウマ娘たちがトレーニングを行っている。
    なんだかその中を通って帰るのも気が引けて、ぼけーと外を見ていた時だった。

    ――ガラッ

    誰か忘れ物したのだろうか、と教室の出入口に視線を向けると珍しい人物がそこにいた。

    「フジキセキ先輩?!」

    「お、トレーナー候補くんじゃないか。いつもいの一番にいなくなる君がめずらしいね?」

    秘かに想いを寄せているフジキセキ先輩に認識されていると思うとめちゃくちゃテンションがあがってくる。
    この人はフジキセキ先輩、自分の2つ上の先輩で、栗東寮の女子寮長を務めているのもあってめちゃくちゃ面倒見がいい。
    何度か試験期間中で分からない時に友達と一緒に教えてもらったのがつい昨日のようだ。

    「もうそろそろ各教室の戸締りをしないといけないんだけど……君は誰か待っているのかな?」

    「いやー、今日傘持ってくるの忘れちゃって……どうやって帰ろうかなーと悩んでたとこです」

    「なるほどね。君さえ良ければ私と一緒に帰るかい?あいにくと傘がひとつしかなくて少し濡れるかもしれないけど」

    「うぇ?!いいんっすか?!」

    あのフジキセキ先輩と一緒に帰れるなんて、しかもこれは相合傘フラグ……???

    「もちろん。この教室の戸締りで最後だから靴箱のところで待っててくれるかい?」

    「……!待ってます!」

    急いで荷物をまとめて教室を出ると慌てて準備する俺が面白かったのかフジキセキ先輩が笑ってるのが見えた。

    「それじゃあ、またあとでね」

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