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    shigxx

    目(さかん)です。絵をポンポンあげます。
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    POIPOI 31

    shigxx

    MEMO現パロ本家分家ちょぎくにの二人が学園を卒業する前のお話です。ずっと国広視点。
    プロットとして書いたものなので雑です…いつか絵で描けたらいいなぁ😌
    【3年生冬休みのプロット】
    今年は実家に帰らず寮で皆や長義と年を越した。…姫はじめもした。卒業したら俺たちはどうなるのだろうか。あまり考えたくない。……長義はうんと優しくしてくれる。それがつらい。きっとこうして二人でいれるのは今だけなのだろう。どうして俺たちはこんな形で生まれてきてしまったのだろうか。



    【駆け落ち】
    長義は日に日に弱っていった。
    食もどんどん細くなり最近は話しかけてもどこか上の空で見てるこちらが痛々しくてたまらない。心配で心配で、俺は長義の前に跪いて、俺に出来ることはないか、あんたのためなら何でもする、と言った。長義は緩慢な動作でこちらを振り向きどこか虚ろな目で、なら一生俺のそばにいてくれ、と言った。その頬には一筋の涙が流れていた。俺たちは男同士で、親戚同士で、同じ山姥切の名でも本家は本家の仕来り、分家には分家の仕来りがある。そしてそれは恐らく分家の俺よりも本家の長義の方が俄然厳しい。この名前がある限り、俺たちは名に縛られ、満足に動くことも出来ない。だがそれがどうしたというのだ。なら名を捨てればいい。逃げてしまえばいい。ここは彼の家でも俺の家でもない。ならここから新しく始めればいい。
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