秘密のお茶会沈んでいた意識が、不意に浮上する。
それがあまりにも自然だったので、てっきり朝の日差しが私を迎えてくれるものだと思っていた。でも、どうやら違うらしい。見ると、窓の外も部屋もまだ真っ暗で、夜の静寂があたりを支配している。
二時。頭の横の目覚まし時計は黙って、しかしはっきりと私に伝えた。
それに促されて、ようやくふわふわとしていた頭が働き出し、事態を整理していく。
どうやら私は朝に起きるはずが、夜のど真ん中で起きてしまったみたいだ。
期待外れの結果にため息をひとつこぼして、布団を被り直す。今度はどうか朝日が出迎えてくれますように、と願いを込めて目も閉じる。
……眠れない。なんで、と思う前に、私のお腹が間抜けな音と共にその答えを知らせた。
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