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    名無し

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    名無し

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    棘乙

    突発ネタ纏めーキスの日ー
    ※乙骨視点

    ある休みの日。僕は狗巻君と彼のベッドの上でのんびり過ごしていた。
    僕はスマホでネットニュースを見て、彼はアイパットでユーチューブを見ている。側にいれるだけで幸せなのだが、さすがにある程度時間がたつと飽きがくる。
    チラリと狗巻君を見ると、彼は未だ画面に釘付けになっていた。癖なのか集中すると口元を指でなぞり始める。その様子を見てると無性にキスがしたくなった。

    「狗巻君、あのね。」
    「…こんぶ?」
    「そ、その…キス、したいなって…。」
    「しゃけ、しゃけ。」

    狗巻君は突然のお願いにも快く頷いてくれた。アイパットを置くと、マスクを外してちょいちょいと手招きをする。僕はスマホを置きその体に跨がって唇を重ねた。
    少し薄い唇だけど柔らかい感触にうっとりする。口を開けてその唇を食み始める。もっともっとキスしたい。

    「ツナマヨ?」
    「んっ…好きだよ…キス好き。」
    「…おかか。」
    「へ?」

    肩を捕まれぐいっと引き離された。
    狗巻君はムスッとした顔でこちらをジロリと見ている。

    「おかか。」
    「…どうして怒ってるの?」
    「こんぶ、すじこ?」
    「うーん…好きなのはキスだけなのか?」
    「しゃけ。」
    「ふふっ、そんな事ないよ。」

    僕は唇に触れるだけのキスを送る。

    「狗巻君だから好きなんだよ。」
    「…っ!」

    ぎゅっと抱き締められると、くるりと位置が逆転する。ベッドから見上げた形の狗巻君は、とても幸せそうな顔をしていた。

    「…憂太。」

    ゆっくりと顔が近づいてきて僕は目を閉じた。チュッと音をたてたキスが唇に何度も降ってくる。

    「んっ、いぬ、まきく…。」
    「ゆー、た…す、…き。」

    言霊が呪いにならないように、ゆっくりと彼の心の内が紡がれる。思わず口元の呪印を指でなぞった。
    これがあったから、彼は幼少時意図せず周りを呪ってしまったと聞いた。優しい彼の事だから、とてもとても辛かったのだろう。
    でもこれがあったから、僕達はここで出会う事ができた。そう思うとこの呪われた印も愛しく感じる。

    「ゆぅ、た?」
    「…大好きだよ。狗巻君が、君の全てが。」

    僕は呪印にそっとキスをした。





    ーおかえしー
    ※乙骨視点

    いつもやられてばかりだったから
    ちょっとした仕返しのつもりだった。

    「いっぬまっきくんっ!」
    「…すじこ?」
    狗巻君はベッドに両手を抑え込まれ、不愉快そうにこちらを睨んでくる。
    通常時だと彼の方が力が強い。その為普段なら簡単に抜け出されてしまうのだが、呪力で腕力を補ってしまえば僕の勝ち。今も抵抗しているがびくともしなかった。

    「今日は僕が気持ち良くしてあげる。」

    わざと音をたてて唇に吸い付いた。そこから首筋にちゅっ、ちゅっ、とキスを落としていく。

    「…っ…はぁ…んっ!」
    「狗巻君首筋弱いよね。僕がここに顔を埋める時、ピクッて反応してるの知ってるよ。」
    「…ゆ…たっ!」
    「かーわい。」

    狗巻君の弱い所はいくつか知っている。首筋と耳、今は触れられないけど背中。太股の内側等々。

    「君の弱い所、もっと教えてね?」

    そう言ってシャツの上から胸の先端を咥えようとした、その時。

    「た、かな…。」
    「へ?」

    狗巻君から聞いたことのない声色が聞こえた。
    ゆっくり顔を上げると、彼は目元を涙で一杯に溜めて今にも泣きそうになっている。

    「え、えぇっ!?ご、ごめん!そんなに嫌だった!?」
    「…しゃけぇ…ぐすっ。」
    「ごめん!泣かないで!もうしないから!」

    僕は呪力を弱め両手を解放した。そのまま涙を拭おうと手を伸ばした。
    筈だった。

    「…へ?」
    「…すじこぉ。」

    伸ばした腕を掴まれ、ぐいっと引っ張られると体が反転しベッドに仰向けにされる。何が起こったか思考が整理される前に、狗巻君は僕の上に馬乗りになり、こちらに向けてニヤリと笑った。

    「だ、騙したね!」
    「たーかな、たーかな。」
    「酷いよ!本気で嫌なのかと思ったのに!」

    形勢逆転され今度は僕が両手を抑え込まれた。直ぐに呪力を込めようとしたが、胸の先端を服ごとカリッと噛まれた。快感で思考が溢れ何もできなくなっていく。

    「しゃけ、こんぶ、明太子。」

    さっきは気持ち良くしてくれてありがとう。
    お返しに三倍気持ちよくしてあげるよ。
    おにぎり語がこんなに簡単に理解できてしまった。もっと別の場所でこの力が発揮できたら良かったのに。
    そう思いながら僕はいつも以上に体を貪られたのだった。





    ー孕めー
    ※乙骨視点

    「ん、ん、んっ!やぁ!あんっ!」
    「…っ!」

    狗巻君のモノが僕の中に押し込まれる度に、自分のあられもない声とベッドが軋む音が響く。
    最初は僕を気遣ってゆっくり動いていたそれは、欲を吐き出す為徐々に速くなっていく。僕も限界が近付いてきて、思わず彼を正面から抱き締める。

    「だめっ、もっ…!」
    「はっ…んっ!あっ!」
    「いぬ、まきくん…!声、だめっ、…キスして…。」
    「…っ!」

    誤って呪言を発しそうになった時はキスで言葉を封じる。目元を赤く染め艶やかになった彼の顔が近付いてきて、待ちわびるように僕も目を閉じた。だがそれは口を通り越し、頬に向かって移動する。

    「いぬまき、くん…?んっ!」
    「…。」

    腰の動きを速めながら、呪印の刻まれた口元は耳に近付いていった。

    「あっ、あ、あっ、あっ、な、何でっ!?」
    「…ゆうた。」

    耳朶を食みペロリと舐め上げられる。そのまま吐息が耳に直接流れ込んだ。

    【……め。】
    「えっ…あ、ぁあっ!」

    中で狗巻君のモノが勢いよく突き上げ、欲を吐き出された感触を感じた。だけど何時ものゴム越しではなく、直接体内に流れ込んでいるようだった。最後まで出しきるように緩やかに腰を動かした後、それはゆっくりと抜き出ていく。

    「はぁ、はぁ、…いぬまきくん、ゴム…してなかったの…?」
    「…だが、な…ごほっ。」
    「血!?まさか、さっきの呪言!?ちょっと待ってすぐに治すから!」

    中出しされた事は一先ず置いておき、喉に手をあて呪力を送る。狗巻君の呼吸が楽になったように感じるとほっと一息ついた。

    「うん、楽になった?」
    「しゃけ。」
    「良かった…。でも狗巻君、僕に何の呪言かけたの?」
    「…おかか。」
    「分かりやすい嘘つかないで。あと目を反らしても駄目。」

    僕は顔を固定して狗巻君をじっと見つめた。

    「もう一度聞くよ?何の呪言かけたの?」
    「…こんぶ。」
    「駄目教えてよ。狗巻君が突然あんなことするなんて、何かあったとしか思えないよ。」
    「…。」
    「もしかして、ゴムしてなかったのもそのせい?」
    「…こんぶ!ツナマヨ!」
    「えっ、うわっ!」

    突然狗巻君は僕を再度押し倒し、精液が注ぎ込まれた後孔に指を入れた。指はいつもの解すような動きじゃなく、精液を内壁に塗りつけるように動かしてくる。

    「やっ!…な、何…!?」
    【憂太……作って…子供、作って!】
    「子供!?ちょっと、落ち着いて、狗巻君っ!」
    「憂太っ…ごほっ!けほっ!」
    「狗巻君!」

    再び吐き出される血と言霊を止めるように、僕は起き上がり唇を重ねた。口内に鉄の味が広がり、彼の血が喉を通っていく。
    大人しくなった頃を見計らって顔を引くと、お互い血が口から溢れていた。僕は側に常備してあるウエットティッシュを取り出し、お互いの体に付いた血を拭き取った。

    「ゆ…だぁ…。」
    「ね、お願い。話を聞かせて?」
    「…ごほっ、がはっ!」
    「あー、喉治したばっかりなのに。」

    僕は再度喉に手をあて呪力を流した。今度こそ落ち着いた狗巻君は、申し訳なさそうに俯きゆっくりと事情を説明してくれた。
    そこからのおにぎり語から僕なりに解釈をした結果を纏めると、

    【僕が他に人に靡かないように、繋ぎ止める為の既成事実が欲しかった。】

    「って事かな?」
    「…しゃけ。」

    何故そんなことになったのかなんとなく心当たりがあった。それはつい最近の事。ありがたいことに僕に好意を抱いてくれた女性が現れた。そしてその女性から、連日想いを告げられていたのだった。もちろんその場その場で断っているが、もしかして狗巻君はそれを見ていたのかもしれない。

    「既成事実…って、そんなに僕は信じられない?」
    「…お、おかか。」
    「じゃあ信じて、僕は狗巻君から離れないよ。約束するから。不安なら縛りを付けてくれても良い。」
    「…憂太。」

    僕は狗巻君をぎゅっと抱き締めた。狗巻君は肩口におでこを擦り寄せて、そっと抱きしめ返してくれる。

    「…こんぶ。」
    「うん、無理矢理やったことは許してあげる。もう仲直り、ね?」
    「しゃけ。」

    僕は三度押し倒され唇を重ねられた。

    「すじここんぶ?」
    「えっ、さっきの呪言またかけてみたいの?」
    「しゃけ。」
    「…うーん…。」

    お互いの呪力の差依然に、かける内容が内容だから効く可能性は限りなく低いだろう。それに、あれだけ吐血もしたから正直させたくはない。
    だけど、こうなったらやらないと引かないんだろうな。

    「…分かった。でも、あと一回だけだよ?」
    「しゃけ!」

    狗巻君は、ありがとうと顔中にお礼のキスを沢山くれた。それと同時に下半身を僕に擦り付けてくる。そこは先程欲を吐き出したとは思えないくらい、すっかり元気を取り戻し完全に勃ち上がっていた。



    ギシギシとベッドが軋む音と、先程の精液とローションが混ざり合った、ぐちゅぐちゅという水音が響く。
    今度は四つん這いになり後ろから狗巻君のモノを受け入れていた。それはぱんぱんに膨れ上がっており、もう直ぐ達してしまいそうである。

    「はぁ!あんっ!お、おっき…ぁ!」
    「…はぁ、はぁ…っ!…ゆ…たぁ…!」
    「あっん!ちょうだい、狗巻君、のっ、僕の中に…出して…あっ!」

    言い終わる前に狗巻君の動きが速くなっていく。僕の背に覆い被さり耳元に唇を寄せた。

    【…孕め…ゆぅ、た…!】
    「んぁっ、ぁああっ!」

    先程より奥深くを突かれ僕はベッドに、狗巻君は僕の体内に欲を吐き出した。僕の中のソレは何度も緩く往復し全てを擦り付けるように動かすと、名残惜しそうに抜かれていった。
    息を整えながら体勢を変え、正面に向かい合うと体にポトリと血が落ちる。

    「…あーやっぱり。約束だよ、もうおしまい。」
    「じゃげ…ごほっ。」

    また喉に手をあてて本日何度目かの治療を行った。

    「でも、効いてるのかな呪言。」
    「…だがな。」
    「あぁ、喋らないで。これで駄目なら諦めてね?」

    そう言うと狗巻君はコクリと頷いた。
    喉の調子を確認して、呪力を止めると後孔からドロリと液体が出る感触がした。紛れもない狗巻君の精液。今自分のお腹の中には彼の精液…子種がいるのだと思うと、自然に手がお腹をさすった。

    「子供か…できるなら、僕は君に似てる女の子が欲しいな。」
    「ツナマヨ。」
    「ふふっ、そうだね。産まれてきてくれるなら、どんな子供でも良、い…。」

    流石に疲れが出てきたのか、眠気が一気に襲ってきた。何とか堪えようとしたものの、狗巻君が優しく抱き締めてくれた。その温かさで、瞬く間に眠りについてしまったのだった。



    「…ほ、本当に…?」

    後日半信半疑で使用した妊娠検査薬には
    陽性の証が浮き上がった。





    ー0721ー
    ※乙骨視点

    今日の夜は狗巻君とセックスをする予定だった。
    そのためにコンドームやローションも買い足したし、お尻の穴もしっかり洗浄した(…何なら少し自分で解した…。)。運良く次の日二人とも予定が無かったから、『沢山できるね?』って狗巻君に囁かれて、手に持っていた鍛練用の武器を真っ二つにしたっけ…。
    本当…本当に何で…。

    「おかかーーおかかーーおかかーー!」
    「許して狗巻君!僕だってこんなの嫌だよ!でも、明日始発で京都に行かないといけなくなったんだ!だから、今夜のお泊まりは無しにして!また今度にしよう!」
    「おかかおかかおかかおかか!」

    僕の部屋のドアを開けろと言わんばかりにガンガン叩きながら、狗巻君は何度もおかかと叫び続けていた。

    「棘うっせぇぞ!」
    「こん、ぶーーー!」
    「私に不貞腐れるな!どうせ悟だろ!文句ならそっちに言えよ!」

    中々止めない狗巻君に業を煮やしたのか、真希さんが部屋の前に来たようだった。二、三言い合いの後、おかかと叫ぶ狗巻君の声が遠くなっていく。どうやら真希さんが狗巻君を連れて行ってくれたようだった。
    漸く静かになり、そっとため息をついた。
    狗巻君を悲しませてしまった事への罪悪感、
    それと、セックスの為に準備をした体をどうするか。

    「…お尻と、おちんちん、むずむずする…。」

    このままでは眠れない。悲しいけど、まず熱を発散させようとベッドへ移動した。



    ベッドは放水用のシーツが敷いてあるから、このまましても問題ないだろう。上半身着ている物を脱ぎさって、ローションを手に流す。ぬるぬるの手で乳輪をくるくるなぞり、我慢ができなくなる直前に乳首をなぞった。
    口に含まれ、舐めて甘噛みされると、とても気持ちいい…。

    「…いや、無理だろ。」

    我に返ると一瞬で襲ってくる虚無感。
    ゆっくりしていると駄目だ、手っ取り早く出してしまおう。
    下半身着ている物も脱いで裸になると、おちんちんを両手で握って上下にしごいた。ローションも相まってそれなりに気持ちは良い。でも、徐々に体に熱が籠っていくが、何故か達するまでの快感が得られない。先端を弄っても、玉を揉んでも、熱が溜まるばかりだった。

    「んっ…な、んで…?」

    ついにローションを足してお尻の穴に指を入れてみた。先ずは一本目を出したり、入れたり。それでも駄目で、直ぐに二本目、三本目に増えていく。バラバラに動かしても駄目、気持ちいい所には指では届かない。結局膨れ上がる熱に、どうしようもなくなることしか出来なかった。

    「…はっ…んんっ、狗巻君……んっ。」

    達せない辛さと会えない悲しさで、気付いたら涙が零れていた。

    「……っ、助けて…。」



    どかん!と何かがぶつかるような音が鳴った。はっとそちらの方向を向くと、部屋の入り口から何度も何度も、まるでドアを壊すかのような音が鳴り響いていた。

    「な、何!?」

    次の瞬間一際どかん!と大きな音がして、自分の部屋の鋼鉄製のドアが目の前を通過して壁に突き刺さった。

    「ひぇぇ…!?」

    入り口からからん、と音をたてて転がってきたのは巨大な木槌だ。これは確か真希さんが以前、試しにと使ってた鍛練用の武器だった気がする。次いで足音がゆっくりこちらに向かい、その分かりきった正体が目の前に立ちはだかった。

    「高菜明太子、憂太。」

    迎えに来たよ。
    にっこりと笑ってそう狗巻君はそう言うと、僕の手をとって先ほどまでお尻に入っていた指先に口付ける。
    約束が反故になった事に対する申し訳なさと、会えなかった寂しさと、発散できてない欲情が混ざり合い、涙がぽろぽろと零れ落ちる。

    「うぅ…うわぁぁぁぁん!狗巻くぅうううん!」

    素っ裸かつお尻にローションを塗りたくっている事もすっかり忘れて狗巻君に抱きつく。そのままお姫様抱っこで彼の部屋に連れていかれ、散々に抱かれたのだった。
    次の日、ボロボロで爆睡している僕を背負って、狗巻君が京都まで連れて行ってくれた、らしい。



    棘「俺の宿泊交通費とドアの修理代は悟持ちな。」
    悟「えぇ、何で僕?」





    ー11月11日ー
    ※乙骨視点

    今日は11月11日
    世間ではポッキー&プリッツの日、とも呼ばれている
    だが、狗巻棘は思った
    別にポッキーとプリッツに限らなくても良いのではないかと
    つまり、棒状の食べ物なら何でも良いのではないのかと
    ということで

    「憂太、あ~ん。」
    「…この時期に棒アイス…?」



    秋も終わりに近づき、冬がやって来るだろう時期に、僕は何故か教室でバニラ味の棒アイスを食べさせられている。目の前の当事者曰く、『11月11日だから』との事だった。まるで意味が分からない。
    しかも食べているのではない、食べさせられているのだ。椅子に足を開いた状態で座らされ、その間に立っている狗巻君が、僕の口の中のアイスをフェラチオさせるかのように動かしている。溶けて飲み込めないアイスは、口の端からぽとぽとと床に零れ落ちていた。
    僕の弱いところを熟知している狗巻君は、その先端で的確につつき暴いていく。
    本当なら学舎でこんな淫らなことはしたくない。なら何故抵抗しないのか。しないのではない出来ないのだ。

    【動くな。】
    【アイスを舐めろ。】

    この二つの呪言がかかっているのである。
    防いでも良かったけど、狗巻君に跳ね返って何かあったら怖いから甘んじて受けてはいる。体に害は無さそうだし。

    「んぐっ、んんっ。」
    「しゃけ?」
    「んんんっ!」
    「えっ、ち。」
    「んっ!?」

    ちらりと見えた狗巻君のぎらぎらとした欲を孕んだ目。ペロリと呪印の刻まれた舌で唇を舐める姿は艶やかで色っぽい。
    ドキドキと鼓動が響く中、漸くアイスが無くなった。狗巻君は呪言を解くことなく、動けない僕をお姫様抱っこして教室を後にした。向かう先は恐らく彼の寝室。
    無言で歩く中一瞬だけ彼は顔をこちらに向けて、僕に聞こえるくらいの小さな声でおにぎりの具を一言。
    意味はきっとこうなのだろうと、理解したと同時に顔に熱が集中した。
    今の憂太の白いのも、きっと甘いんだろうね。





    ー憂太に女装をさせれない訳ー
    ※会話文のみ、乙骨と一年生が会話をしています
    任務内容が大分ご都合主義で適当です

    五条「えー都内の○○女学園に、お昼時限定で呪霊が出たとの報告が入りましたー。任務には真希と野薔薇に行ってもらうんだけど、護身用で男性から一人女装して行ってもらうことに…」
    狗巻「憂太。」
    乙骨「へ!?」
    五条「…なりました。ということで、棘頼むよ。」
    狗巻「憂太、憂太。」
    乙骨「ぼ、僕も!?ま、まぁ、狗巻君が来て欲しいなら行くけど。」
    五条「残念だけど制服三つしか用意できなかったから必然的に三人なのね。」
    狗巻「がーん!」
    伏黒「そもそも人がいる時間じゃなくて、夜とか人がいない時間に全員で行けば早くないですか?」
    五条「それができたら、制服手に入れてまで人がいる時間帯に行かないよね。」
    虎杖「なるほど。」



    狗巻「憂太、憂太、憂太!」
    パンダ「棘、いい加減諦めろ。」
    狗巻「こん、ぶー!」
    乙骨「い、狗巻君、なんかごめんね…。」
    虎杖「狗巻先輩、やけに乙骨先輩に女装させたがるな。」
    釘崎「そんなに気乗りしないの?真希さんのスカート履いて遊ぶくらいだから、喜ぶかと思ったのに。」
    真希「いや、あいつがただ憂太に女装させたいんだろ。」
    伏黒「何でですか?嫌がらせ?」
    真希「ちげぇよ。あ、お前ら知らねぇのか。」
    一年生「?」
    パンダ「棘と憂太付き合ってんだよ。で、棘が女装した憂太をお持ち帰りしたいだけ。」
    一年生「…ぇえええええ!?」
    五条「前にそういう事したから憂太に女装させられないんだよ。」
    狗巻「ぶーぶー。」
    乙骨「あはは…。」
    伏黒「…え?今、したって…?」
    真希「前科持ち。」
    パンダ「前はナース服だったな。意外と似合ってたぞ憂太。」
    狗巻「しゃけしゃけ。」
    乙骨「似合ってもあんまり嬉しくない…。」
    釘崎「何でナース。」
    伏黒「白衣じゃ駄目だったのか。」
    虎杖「あの、乙骨先輩。」
    乙骨「何かな虎杖君。」
    虎杖「先輩達ってどうやってセックスするんですか?」
    乙骨「へ?」
    (伏黒と釘崎が虎杖を殴る音)
    虎杖「いってぇええ!」
    伏黒「何聞いてんだ、馬鹿虎杖!」
    釘崎「あんたにはデリカシーってもんがないの!?もっと遠回しに聞きなさいよ!」
    伏黒「おい。」
    乙骨「えっと、セックスは…。」
    伏黒「答えようとしないでください、真面目ですか!?」
    狗巻「見、る?」
    乙骨「へ!?」
    伏黒「狗巻先輩止めてください本当にお願いします。」

    ー終われー
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