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    みそらーめん

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    みそらーめん

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    学パロ🦊👟

    #Myshu

    学校帰りの兄弟「ミスタ、もう暗いし早く帰ろう?」

    今日はシュウと変える約束をしていたのに月1である委員会の日だったのを忘れていた。先に帰っていいよって言ったんだけど冬だし暗くなるのが遅いからと言って図書室で勉強をして俺の帰りを待っていてくれたのだ。
    シュウってお人よしだよな。俺だったら寒いしすぐ帰りたいけどな。まあシュウのことなら待つけど…一緒に帰りたいし。
    シュウもほかのやつじゃなくて俺だから待っててくれたんかな、なんて。

    「ミスタさっきから黙ってどうしたの?」
    「ん?ああごめん考え事してた」
    「そう?ならいいけど…って、ミスタ手真っ赤じゃん!僕の手袋使って?今まで僕がつけてたからあったかいと思うよ。」

    そういいながらシュウは今まで自分がつけていた手袋を外して俺に渡してくれた。
    他のやつにもこんなことしてんのかな。やだなぁ。

    俺はシュウのことが好きだ。最初は幼いころから一緒にいる兄弟にこんな感情持つなんてって思ってたんだけど歳重ねるごとに思いはどんどん強くなっていくしシュウのこと誰にも渡したくないって気持ちが強くなってどうにか俺の気持ちがシュウに伝わればいいのにって、シュウが俺のこと好きになってくれればいいのにって試行錯誤を繰り返してるけど進展はナシ。
    一応一日一回はアピールしてるしいつかは気づいてくれるかななんて思ってる。
    そういえば今日はまだアピールしてないなって思って今がチャンスだと思った。

    「シュウありがとう。けど俺は手袋よりもっとあったかくなる方法がいいなぁ」
    「?もっとあったかくなる方法?うーん、ごめんだけどホッカイロは持ってきてないんだ。」
    「ホッカイロもいいけどさ」

    俺はシュウの手袋を受け取りコートのぽっけに突っ込む。
    頭にはてなを浮かべてるシュウの手をつかむ。俺の手は冷たかったらしい。一瞬びくっとするシュウ。かわいい。

    「んへへ、なにミスタ僕と手つなぎたかったの?なんか子供のころ思い出すね。」
    うーん意識してもらえないか、じゃあと思い所謂恋人つなぎというものに変えてみる。またシュウがびくっとする。
    「ミ、ミスタこれは恋人同士がやるものだよ。」
    「うん知ってる。」
    シュウのことを見ながら答える。首から耳まで赤くなってる。
    俺はこの赤さを寒さのせいだと思いたくなかった。賭けてみよう。

    「ミ、ミスタは男の僕とこういうことして恥ずかしくないの?」
    「恥ずかしくない。むしろシュウが振りほどかなくてよかったって思ってるよ。すごくうれしい。シュウは俺と手つなぐの嫌?」
    いやだったんならごめん。といいながらするりと手を離す。
    ここでシュウが手をつかんでくれなかったら今日のアピールタイムは終了。またゆっくり進んでいけばいいや。
    「い、いやなんかじゃない!」
    シュウが離れようとする俺の手を引き留める。
    「ほんと?」
    ぎゅ、
    「う、うん」
    「そっか、うれしい。…ねえシュウ?」
    びくりとシュウの肩が跳ねる。
    「な、なに」
    シュウが俺の手を取ってくれたことがうれしくて今日はなんだか俺の気持ちがシュウに届くんじゃないかって。声に思いを、込める。

    「俺…シュウのことが好きだよ。兄弟としてもそうだけど、それ以上に。ずっと。」

    声が震えて、うまく言えなかった。寒いはずなのに汗が止まらない。シュウは下を向いている。街灯がなくて暗い。シュウはどんな顔をしているのだろうか。
    「…。」
    「…。」
    静寂が流れる。
    「…。ごめん何でもない忘れて。」
    あーあ。なんで雰囲気に流されていっちゃったんだろ。最悪。明日シュウとどんな顔して合えばいいんだ…。
    さっきまでは緊張してて気持ちを伝えるのにいっぱいいっぱいで気が付かなかった。
    手を離そうとしたが離れない。シュウがすごく強く、俺の手を握っている。
    「ミ、ミスタ」
    今度は俺がびくっとする。
    「な、なに、?」
    「…。」
    「シュウ?」

    顔を覗き込む。シュウは、泣いていた。

    「シュ、シュウ!ごめん、俺が変なこと言っちゃったせいでっ…!泣かせるつもりはなかったんだ、ごめんっ、ごめんシュウ、だから、泣かないで…!」
    「ちが、う、違うんだミスタ…」
    シュウは手をつないでるのと反対の手でグシッと涙と鼻水をぬぐう。
    「ぼ、僕、僕もミスタのことが、好きなんだ。いつもミスタは優しくしてくれてうれしくて、でも、僕、わかんなくて、ミスタのこと好きなのか、わかんなくて、舞い上がっちゃダメだって、兄弟なんだからって、!」
    「…。」
    「ちょっと、なんでミスタが泣いてんの…。」
    「ごめ、俺っ、うれじくで、、毎日アピールしてて、よかった、」
    「んはは、ありがとね、ミスタ、僕ミスタのおかげでミスタが好きって気づけたよ。」
    「うん…。うん…!」
    お互い感極まってたけど落ち着いてきて気まずい沈黙が流れる。
    「あ、あのシュウ。」
    「な、なにミスタ。」
    「キス…。したい」
    「んぇ!?き、キス……!?」
    「も、もちろんシュウが嫌じゃなければ、だけど…。」
    「ミスタの意地悪…。嫌じゃないよ。」
    「じゃ、じゃあ目…閉じて。」

    ちゅ…

    短いキスをしてお互いの唇が離れる。
    「シュ、シュウ真っ赤だよ、」
    「恥ずかしい、見ないで…。」
    「もっかいしてもいい…?」
    今度はシュウの返事を待たずに、さっきよりも長いキスをする。

    「んぅ…」

    シュウから声が漏れる。唇を離す。
    「ご、ごめんシュウ苦しかった!?」
    「んへへ、苦しかったけど、気持ちよかったよ。」
    シュウ…勃ちそうだからやめてくれ…。
    「…って!もう真っ暗じゃん!ミスタ!急いで帰らないと怒られちゃう!!」

    そういいながらシュウは俺の手を引いて走る。あぁ幸せだな、幸せすぎて悪いこと起きそうかも。なんて。

    焦ったシュウが雪で滑って転んだ。手をつないだままの俺も一緒に転ぶ。悪いこと起きんの早くね…?

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