酔っ払いにはご用心!イエローウエストで開店したての小さなバーに、初めてキースと訪れ、お酒を飲んでいるときだった。もうそろそろストッパーをかけた方がいいかな、そう考えた瞬間。
「のみすぎた……はぁあ……あついな……」
と隣の男が急に服を脱ぎ始める。
「ちょ!キース!!脱がないで!?まって!」
と慌ててやめさせようとするも、間に合わなかった。
よく鍛えられた上半身が顕になり、それがバーの暗い照明に引き立てられ、自分の頭の中で勝手にフラッシュバックする情事の面影。
1人で顔を真っ赤にしながらキースに服を着せ、このままじゃまずいと咄嗟に判断し、そのまま腕を引っ張り外に出る。恐らくこの出来事は自分だけが覚えていることになるのだろう。そう考えたら恥ずかしくて、キースの顔がまともに見れない。
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