どっちでもいい話 言われたことを笑って受け流して、飲んで、笑って、飲んで、笑って、飲んで、また笑う。本音も飲み込んでその場をやり過ごした先に待っているのは、飲み過ぎたことによる気持ち悪さ。
非常口から外に出ると花壇の前に座り込んで、夜風で頭を冷やす。何を話したかうろ覚えだけれど、VISTYのことは売り込めたし、俺のことも使うと言ってくれた気がする。とりあえずやれることはやったはずだ。
眠気と不快感。自分が酔っていることが顔を見ずともわかる。会場に戻りたくねーなぁ…。なんてどうにもならないことを思う。実際俺が勝手に帰ったところで誰も気付かないし、困らないだろうけど、社会人としてそれはできない。それこそVISTYとしての活動に影響が出るかもしれないから。
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