マイイザ/空の心、満たすは「 」進捗いつだってエマに喜んで欲しかった。
龍宮寺堅、エマの一番大好きで大切なやつで、エマを一番幸せにしてくれる男。
約束をしていたのか誕生日を一緒に過ごせて嬉しそうに笑ってる。
そんなエマを見られてオレも笑顔を浮かべていたと思う。
良かったな、エマ。
同じものなら一番好きなやつから貰えるのが一番嬉しいだろうと、ぬいぐるみはゴミ箱に捨てた。
エマの好きなものはなんだっけ、今日が終わってしまう前に思い出さないと。
急ごうとしたら手を誰かに掴まれた、振り解けない手の主を確かめるとさっき捨てたぬいぐるみを抱えている万次郎がいた。
「万次郎、どうしたんだよ。」
「どうしたはこっちのセリフだ、これエマへのプレゼントだろ、なんで捨てたんだよ。」
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