暗殺者の私には・・がいた。「ハァ、ハァ!!」
俺は、今後ろの男に追われている。
とある組織に潜入して早一年。俺はここであいつにつかまって終わってしまうのか・・・
「くそッ!!!」
どうしてこんなことになったのだろうか...?
男基諸伏景光は、そんなことを考えながらただただ、親友と所属する公安を守るため後ろの男...ライから振り切ろうとただ走り続けた。
数ヶ月前...
「てめぇら、今日から入った新人だ。教育してやれ...」
ジンに呼び出され集まった、公安警察として組織に潜入している俺、諸伏景光基スコッチと、幼馴染であり同じく組織に潜入している降谷零基バーボン、そしてもう1人のメンバーであるライ。
この3人の目線は、目の前にいるジンに紹介された深いフードを被っている人物に食い付だった。
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