「花葬」の設定2011年に書いて、昨年前後の「内奥」や「疵」や「夜行」を改めて書いて製本した「花葬」(辰スス)の辰之助とススムの設定がフォルダを漁っていたら出てきたので上げます。
当時お手に取っていただいた方も、今年のウェブオンリーでご覧になっていただいた方もありがとうございました。こんな感じの始まりからあんなふうに話が転がると一番思っていなかった書いた人。

以下、設定です。

一応プロフィール。ずっとこの設定で書きたかった。予定では転生じゃなかったんだけどね！
あと2011年に書いたもののため、北上編再開前になります。ススムの最期も辰之助のその後も全然違いますし、二人も互いの呼び方が名字で鐵6巻までの感じで読んでいただけると助かります。

市村辰之助
貿易会社入社3年目。教員志望だったが、なんかよく分からないうちに坂本の貿易会社に入社。いつでも逃げられる（？）ように、教員免許（数学・英語）取得済み。
少なくとも、海外勤務になったら即刻教員に転身する予定。だが、給料はいいし、案外やりがいを感じている。
2年前まで弟と二人暮らしだったが、弟が大学進学するのと同時に、いろいろ考えて距離を置く意味も込め二人暮しを解消。弟は23区外の大学に進学。大手製薬会社でバイトしているらしい(石田なんとかという薬売ってるらしい)。
弟が引っ越した翌日、山崎に会う。

山崎烝
大学2年。私立の医学部医学科。実家は大阪でもかなり大きい病院を経営。ずっと継ぐつもりだったが、実家の病院で脳外科医をしていた姉が吹っ切れて京都で小料理屋を開いたのを見て、とりあえず大学6年間でいろいろな道を模索しようと考えを改めた。
大学入学当初、友達は少ない、というかいなかった。高校の頃から、家の名前と冷たい性格が災いして、友達という友達がいなかった（飲み仲間は友達にカウントされないらしい）。
東京での住処を探して不動産屋に行ったところ、一人で住むには大きすぎるから、という理由で部屋を解約しようとしていた市村に出会う。

で、経済的な諸々とかが一致したり、運命感じちゃったりして、ルームシェア2年目。
「花葬」が起こったのは同棲し始めて半年くらい。10月か11月。