if❤️⏳💛🔥詰め【終わりは近く】
1人しか居ない部屋。
響くプロペラの音、あの子の羽の音。
何度聞いただろう、
いつまでここに居れば良いのだろう、
何百、何千回、あの子の死に目を見ただろう、
あの子は助からない、進めない
グルグルと回る思考の末。
…何かの糸が切れた気がした。
「……いつまで、続ければ良いの、ねぇ。」
「…何を言ってるの、カルレア…?」
「ケルトはどうやっても助からないの!!!?」
「…っ!」
…まただ。
またあの子がおかしくなった。
急に叫んで、泣いて…
私がこうなってる事が悲しいのは分かるけど…
私達、そんなに仲が良かったの…?
あの子が話すのはいつも知らない思い出。
「あの時のケルトはこうした」とか、してもいない事ばかり。
…もう、うんざりだよ。
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