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    saku_to_en

    @saku_to_en

    【BL】
    第五人格(ヘレネブ)
    テイルズ(シンルク)

    【夢小説】
    第五人格(イタカ)
    テイルズ(シンク)
    原神(放浪者)
    などなど書く予定のバブちゃんです
    宜しくお願いいたします🙏

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    saku_to_en

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    シンルクでキスの日

    目が覚めて最初に見えたのは愛しい貴方でした夏の暑い日の朝。
    自室の冷気を放つ音機関のお陰で、深い眠りについていた。そんな時、コツコツと足音と共に気配を感じた為、脳が覚醒した。しかし、まだ眠りたくて目を開ける事はしなかった。

    シャッ

    そのまま目を瞑っていると、カーテンの開ける音が聞こえると同時に眩しさを感じ、目をギュッと瞑った。

    「起きな。もう朝だよ。ぐずぐすしてないで行動するんだね。」

    優しい声が聞こえた為、目をゆっくりと開けると、そこにはこちらに手を差し伸べている愛しい恋人の姿があった。

    「おはよう…シンク…」

    目を擦りながら差し伸べられた手に触れる。それだけでも幸せな気持ちになり、顔が綻んでしまう。

    「…何?まだ寝ぼけているの?」
    「違う…。朝からシンクに会えて、触れられて幸せなんだ。」

    そう言い、ふんわりと笑うとシンクは「…バカなやつ」と小さく呟き、俺の背中とベッドの間に手を入れ起き上がらせてくれた。触れられた背中が暖かい。

    「ありがとう…。」
    「別に…。アンタが起きないと困るしね。」

    そう言い口をへの字にし、そっぽ向くシンクに少し笑ってしまった。普段は凄くかっこいいが、こうしてたまに見せる可愛らしさにキュンキュンしっぱなしだ。そう思っていると、ふっとシンクが俺の髪に触れた。

    「ねぇ、寝癖ついてるよ」
    「えっ!?嘘だろっ!?」

    見られた事に恥ずかしくなり俯くと、優しく髪を撫でてくれた。

    「別にアンタの寝癖なんて、いつも見てるから気にしなくていいのに。」

    フォローの言葉が痛いぞ、シンク…。

    「で、いつまでベッドにいるつもり?」
    「わ、悪いっ」

    我に返す言葉に慌てて、立ち上がる。今日はシンクと出かける予定があるんだった。

    「じゃあ、ボクは自室で待っているから」

    支度しようとすると、気を使ってか部屋を出ようとするシンク。ふっとその足が止まり、こちらに振り向いた。

    「どうしたんだ?」
    「忘れ物。」

    そう聞こえると同時に唇に柔らかい感触を感じた。それは一瞬の出来事だった。

    「おはよう、ルーク。ゆっくり支度しなよ。じゃあね。」

    手を振り部屋を後にするシンクを見ながら、俺は顔を赤くしながらその場に立ち尽くしたのだった。
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