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    medekuru

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    POIPOI 28

    medekuru

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    まどめの2次小説です。
    2023/02/06 シャス自宅が幽霊屋敷だった為フォロワー限定公開に切り替えました。
    今回はお家で過ごすバルシャス。
    働きすぎのシャスを休ませたいバルやイチャイチャを書きたかったけど、これが私の妄想の限界でした。
    若干ドラマCDネタや特典ネタ、作者様のFANBOXネタなども混じります。

    ※まどめ世界では一刻=30分なので、そのつもりで書いております。

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    recommended works

    nabe

    MOURNING原作小説5巻・コミカライズ60~61話後あたりの幕間捏造妄想はなはだしいSS。初期テーマはワンドロ「丑三つ時に揺れる小夜啼鳥」
    シャスの行動と感情、原作小説で明記されてるのが、駆け寄り、抱きかかえる→生きていられるとは思えない→青ざめ→助かるかもしれない…で。その間の感情の動きは推察する事しかできないわけですが…ポイピクはキャンプションに書ける寝言の文字数が少ないので後日ピクシブにも上げます…
    【シュレディンガーの恋】
     


     聖騎士たちの手当てを終え、疲れはてた様子のネフテロスを仮眠室まで送り届けたシャスティルは、一人執務室へと舞い戻る。
     扉を開けば、無人の室内は墨を流したような闇に沈んでいた。
     
     深夜。
     
     灯した明かりに白々と浮かび上がる床には、一面の血痕も、ソファの残骸も既にない。
     すべて元どおり。
     襲撃の名残りを感じさせないその様子に、先刻の出来事は、悪い夢だったのではないかと、一瞬馬鹿な錯覚が湧くが、そんな筈もない。
     馴染んだ部屋は、今はどこかしらシャスティルによそよそしかった。
     
     理由はわかっている。
     まだヒヤリと腹の底にわだかまる、冷えた鉛のような感情の正体は恐怖だ。
     侵入者は跡形もなく姿を消し、その後の足取りはつかめていない。
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