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    funa_314

    @funa_314

    ふかせつレト先生とTOAのじぇいるくとRS2Rの傭兵と第二皇子が好きな人。

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    funa_314

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    自分は付けられないので🍨様に痕つけて欲しい⚔️の話。

    記憶の奥深くに遺して。普段は兄君から受け継いだ少し大きめの黄金の鎧をきっちりと着込み隠された肌が今ヘクターの眼前にあるという事実に未だに目眩がしそうになる。
    正面から抱き合い軽く律動を加えただけでも未だ行為に慣れないジェラールはかぶりを振り枕を抱えてその白い首筋を晒す。
    厚着をしているのもあるが長く伸ばした今もまるでベールのように柔らかく広がる髪が陽の光を遮るからかもしれない。
    「ふあっ、あ、あんん...!それ、だ、めえ...ああ、あ!」
    ジェラールがゆるゆると入り口付近を責められるのが好みというのはヘクターは割と早いうちに知る事になった。
    練習と称して2人が繋がり合うために秘部を慣らし始めてから大して日も置かずにジェラールは中での快楽を得る事を達成していたので。
    「ほんとここ好きですよね、ジェラール様。」
    せっかく繋がっているのにずっと枕やシーツにしがみつかれているのも勿体ない。
    力が入りきっていないジェラールの左手を掬い上げその甲に軽く口付ける。
    今もっと強く吸い上げられたら。
    いや公式の場でも皇帝陛下に傅く従者として触れられるような場所では無く、皇帝と臣下という立場をかなぐり捨てて交合う今だからこそ目にして触れることの出来るその胸元に、頤に、首筋に、項に自分のモノであるという所有印を残せたら。
    分かっている、流石のヘクターでも一介の傭兵がそんな事出来るわけが無いと。
    せめてジェラールに与える快楽という形で残せないかとジェラールの指の1本ずつ、指と指との間から手のひら手首まで余す所なくヘクターは自身の唇を押し付ける。
    せめて自分との情事の記憶が身体に刻み付けられたら良いのにと。
    「っああ、へ、くた、やっああ…っあ!」
    ヘクターがジェラールの左手に固執する間にもジェラールの中で軽く動いていたせいでジェラールは上も下も涙を零して止まらない状態だ。
    「そろそろイきそうですか?」
    ジェラールの耳元に囁き耳朶にも口付け軽く食む。
    「っ!うあ、あ、まって、だめ、はなしてえ…!」
    否定の言葉ばかりをぶつけられても表情も身体も男を受け入れる中も離してくれないのはジェラールの方だろう。
    「そんな事言わないでくださいよ。
    オレの事離さないで、捕まえていてください。」
    そう言ってヘクターは掴んでいたジェラールの左手を自らの背中に導く。
    シーツを掴んでいた右手も同様に。
    「オレの事ちゃんと抱きしめていてください、オレも離しませんから...一緒に...」
    「っふ、あ、あ、へ、へくた...ぁっ、いっしょに、ね...?」
    先程までは苦しそうな表情を浮かべていたジェラールが柔らかく微笑み、ヘクターの背中に回した腕でぎゅうと抱き込んでくる。
    ヘクターを受け入れているジェラールの腹の奥もそれに呼応するかのように締め付けが強くなり一気に持っていかれそうだ。せめてこのまま最奥に自分の欲望の証を見えない所にぶつけられたら…という苦い思いもあるがそうする訳にはいかない。
    ヘクターはジェラールの中心の張り詰めた物の頂点にそっと触れ、浮き出た物を塗り付け全体を擦りあげる。目の前の可愛い人が自分と同性であるという象徴なのに何の拒否感も無いどころかこれを可愛がりたい気持ちよくしてこれまで知りもしなかったであろう快楽を体験させて覚えさせたいと思う。
    そんな加虐心があるというのに、それと相反する心も同時に存在してそんな初めての感情を味合わされる。
    「っう、あっあ、だめ、もう、ィっちゃ…いっちゃうよお…っ!」
    立つ位置がはるかに違う至高の人とこの時ばかりは同じ位置に立てるのだと。
    そのまま中で達して、自分の精液をぶちまけて貶めれば自分の所に来てくれるのではないかと考えた事もあるが、この人はその程度の事では揺らぐことは無い。
    そもそも自ら臣下の元へ降りてくる人だ、不敬を働いたヘクター自身が一番分かっている。
    そんなヘクターの思考を断ち切るように背中に痛みが走った。背中に回させたジェラールの指の力によるものだ。
    これは自分が一番望んでいる物、自分が与える事が出来ない物をその分自分が欲しいと思う。
    ジェラールが達した事を示すかのように慈しんでいた部分も弾けてヘクターの手を汚す。
    熱くきゅうと締め付けてくる後孔に負けてそのまま自分も欲を吐き出しそうになるが既のところで陰茎を抜き出し間近の薄い腹に散らすが、それすらも許されていいのかと思う行為だ。
    吐き出した後の疲労感を全身で感じているとヘクターの背中に回っていた手がゆっくりと項に回り乱れた髪に差し入れられる。そんな行為にも安らぎを、幸せを感じさせてくれる人だ。
    それなのにジェラールの顔を見るとあまり良いようでは無かった。
    「気持ちよくなかったです?」
    「う、ううん、そうじゃなくて...その、力の加減できなくて、君の背中を引っ掻いてしまって...ごめんね。」
    ヘクターの髪を軽く梳きながらジェラールはそう謝罪してくるが、これは自分が欲しかったものだ。
    ジェラールに残せない物を自分に残して欲しいズルい欲望。
    自分のズルさに罪悪感を抱かせたくないのでヘクターは混ぜ返してみる事にした。
    「それだけ良かった、イけたって事でしょう?オレも気持ちよかったです。」
    そうジェラールの耳朶に囁くと自分しか見られないふにゃりとした笑みがこぼれる。
    「ほんと?よかった、わたしで気持ちよくなってくれたらとても嬉しい...いっしょで、しあわせだ。」
    舌っ足らずの子供っぽい口調のこの人が堪能出来るのも自分だけの特権だと思いたい。
    今この時得られるこの人の物は全て自分のモノだとばかりに手に吐き出された白い物をヘクターはべろりと舐めとった。
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