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    002_tama_pk

    @002_tama_pk

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    二次オリの子の話。タイトルの通り。何かあれば内容変わるかもです。

    小僧ことミスターモグラ君の過去話+諸々ミスターモグラは地下深くに住み着くモグラ一族出身。元はミスターモグラという名前ではなくて別の名前。

     モグラ一族は地下深くに住み、探鉱を生業としている。一族は排他的で種族の在り方に強い誇りを持っており、地上に出たがる者は老若男女問わず裏切り者として厳しい罰を与えられた。
     そんな環境で育ったとある少年は、10歳の頃初めて地上人に出会う。冒険家として各地を巡っているというその男は、地下の絶景を求めて近辺に訪れていた。男は少年に様々な絶景の写真を見せ、その中にはかのすまない一族の英雄の写真もあった。少年は外の景色や英雄の写真に心を打たれ、度々男の元へ訪れるようになる(この頃から地上への憧れが強くなった)。
     冒険家との密会は一年ほど続くが、ついに一族に見つかってしまう。男は一族の大切な子供を唆したと男を奈落に突き落とすが、これは裏切り者の片鱗を見せた少年に対する見せしめであり、以降少年はショックで視力を失い一切の感情を出さなくなった。

     数年後。地表付近まで登ってしまった少年は、魔物討伐に訪れたミスターすまない改めすまない先生とその生徒数名に出会う。直射日光を浴びて倒れてしまったところを先生達に介抱された(ここで初めてすまない先生と対面)。
     先生たちの優しさに触れて少しだけ感情を取り戻す少年だが、その頃モグラ一族の族長は蛇一族と対面していた。すまない一族の英雄が子供を攫ったと吹き込み、"力をくれてやるから英雄とその仲間を始末しろ。さすれば一族に安寧をくれてやる"と長を唆す。そして蛇から差し出された薬瓶を長は飲み干すが、その薬は人を怪物に変える薬で、長やその周りの一族は怪物になってしまう。
     少年が戻ってきて目にしたのは、怪物と化した一族の姿だった。口を揃えて英雄を殺せと叫ぶ彼らが次々と変貌していくのを見て、少年はついに一族に見切りをつける。
     掘削用に管理している爆弾を持ち出した少年は、先生達には手を出させまいと地上につながる唯一の道を爆破し塞いでしまう。しかし少年が持ち出したのは通常の何十倍もの威力があるものだった。道は塞がれたものの爆風に吹き飛ばされた少年は片目を失明、更に地盤が崩落し一族は集落ごと生き埋めにされてしまった。

     目を覚ましてすぐに少年は怪物を阻むために冒険家から教えられたトラップを張り巡らせ、それで足りなければ壁を壊されないようにと黒曜石で張り固め、更に確実に仕留められるようにと独自の工夫を凝らし罠を厳重化。それらを繰り返すうちに集落付近は凶悪な罠だらけの迷宮と化し、少年は一族が使っていた炭鉱に移り住むことに。
     やがて罠の試作も兼ねて何重にも掘り進められた炭鉱は巨大迷路となり、何人もの冒険者が迷い込むようになった。少年は冒険者達を安全に地上へ送るかわりに外界の知識を求めた。やがて冒険者や近辺の村人からは案内人と称され、少年は自らをミスターモグラと名乗るようになった。

    ********

    【以下補足的なもの】

    トラップについて→子供心で冒険家にスライムボールとレッドストーンをあげたら、粘着ピストンを使ったトラップを見せてもらったのがきっかけ。数種類のトラップの作り方を教わったが、モグラはそれらを元に捕縛から殺傷用まで様々な改良を施し、あらゆるトラップを地底に仕掛けている。

    索敵能力→視界不明瞭な地底で視力が低下したことで、他の感覚を頼りに過ごしてきたため自然と研ぎ澄まされた。今も密かに特訓を続けており、半径意識すれば半径300メートル内の草の音も聞き取れるまでに至った。

    冒険家について→レッドの父とバナナの師匠を足して2で割ったイメージ。幼少モグラにこれまで撮った写真やミスターすまないに関する冒険記をプレゼントしている。腕と首に巻いているスカーフはこの人の形見。
    一族に捕まって奈落に落とされたが、冒険家は運良く水辺に落ちて生き延びている(モグラはこのことはまだ知らない)。

    一族に未練はあるのか→ない。大切な人を目の前で殺された挙句、唯一の希望である先生達まで手にかけようとした一族にもはや温情などない。ただ一つ心残りがあるとしたら怪物と化した一族の後始末。放っておいても這い出てくるのなら、最後のモグラ一族である自分の手で1人残らず葬るべきだろうとモグラ自身は考えている。

    すまないスクールの生徒なのか→現時点では入学できていない。体質のせいで日光を浴びれないこともあるが、上記の通り怪物化した一族のことを解決しない限り地底を離れられないから。

    各メンバーのことはどう思っている?→以下順番に
    ミスターすまないことすまない先生:地底暮らしの時からの希望の光。写真越しで輝いてたけど、本物の先生は眩しくてあまり見れなかった。綺麗な青色だったのは覚えてる。すごい暴れものだけど生徒思いだし困ってる人は助けてくれるまさにヒーロー。こんな人が一族の長だったら何か変わっていたのだろうか。そしてなぜすまないという名前なのかは正直とても気になるところです。
    ミスターブラック:ミスターすまないの右腕ポジション?マスクで顔が隠れてて何を考えてるのか分からないけど、近づくとチョコの匂いがする不思議な人。
    ミスター赤ちゃん:赤ちゃんが喋ってることには驚いたけど声がおっさんだし、熊の匂いがするから赤ちゃんの姿したクマの獣人だと思っている。
    ミスターマネー→正直眩しすぎて本当に見えない。装飾のせい?それとも本人が光っている?威圧的で声大きいから怖いけど優しい匂いがするし、実際子供にも仲間にも優しいから多分この人めちゃくちゃいい人だ。
    ミスターレッド→スパイスの匂いが強すぎて近づくだけで目が沁みる。変身できることとよく寝てること以外あまりよく知らない。モグラは鉱石好きじゃないけどレッドが好きならあげようか?
    ミスターブルー→空気がひんやりしているのはよくアイスとかいうやつを食べてるから?赤い兄貴に振り回されてる青い人。隠し通路使ったトラップとかも興味あるので作り方を教わりたい。
    ミスター銀さん→なんか振り回されがちな銀色の優しい人。建築は得意じゃないから、ミスターすまないとはまた違う意味で憧れている。バトル得意じゃないと聞いて密かに親近感抱いている。
    ミスターバナナ→硝煙と血が混ざった果実のような匂いを纏っていて、近づくだけでぞわっとするけどどことなく高貴な雰囲気も纏っていて…怖いけどなんだか不思議な人?バナナ?いや人か?バナナ食べたことないからわかんないけど美味しいのかな?

    普段何してるの?→地底でトラップを見て回ったり試作品を試したり引っかかったモンスターを始末している。他にも迷路のあちこちに作った花園や畑の世話をしたり、迷い込んだ冒険者を手当てして外へ案内したり。
    雨の日や夜になると時々外に出て雨を浴びたり夜空を見たり、気に入った素材を持って帰ったりもする。
    (一度すまないスクールが気になって近辺まで近づいてみたけど、うっかりグラウンドに出てそのまま校内に迷い込んでしまったことがあるとかないとか。)
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