あの日どうしてか、我慢ならなかった。
ミスタの側から一時も離れまいと、保護者のように彼を守るシュウの姿に眉を顰めた。
なんとなく分かってはいたさ。私のせいであの子が苦しんでいることくらい。伊達に長く生きちゃァいない。シュウの瞳の奥に潜む緩やかな炎、それは悪人を責め立てる者の瞳だった。確かに彼の瞳には覚えがあった。

それは昔昔、遠い昔、それこそ生まれて間もないくらいの鬼子の時のことだ。
食うものもなく、飢えを凌ぐために死体を漁った時、たまたま人の子に見つかってしまった。その子供は穏やかな瞳を一変させ、烈火のごとく目を吊り上げ、俺を罵倒し殴ろうとしてきたのである。
私は生憎と道徳を携えずに生まれたものだから、どうして怒っているのかとんと分からなかった。

Tシャツが肌にべとりと吸い付く、茹だるような夏の日。ミスタの配信が止まった。
なんの前触れもなく、荷物すら残してアイツは消えた。

ミスタは人一倍仕事に対して真面目だったし、３月に家を探すための休暇だって悩みに悩んでいた。それくらい仕事熱心なアイツが連絡一つ寄越さず消えている。これは何かのジョークだろうか。

この新しい家は、前の家に比べて静かだし配信するにも防音でちょうどいい。ついでにイギリスの中でも回線は抜群にいい方だ。その分家賃が高いのがネックではあるが。
カラカラとゲーミングチェアを転がす。特に意味もなく空になったマグカップに手を伸ばした。ミスタからの引っ越し祝いだった。燃えるような赤色のそれは、いつの間にかお気に入りになっている。配信中の水分補給と称してパソコンの横に置く。

【All Mysta】关于磕错CP这件事     又名粉丝以为狐狸是多余的团厌，却被狠狠打脸这件事。

        #Luxiem偶像pa

        #ooc肯定

        #【】代表直播弹幕

       #这是番外

 

        自Mysta洗清冤屈后，Luxiem是又火了一把，许多网友去了解Mysta以后彻底成为了他的粉丝，当然黑粉是不可能完全消失的。

        Luxiem也受到了来自一位导演的邀请去参加真人秀，那档节目的内容就是让网友们深度了解Luxiem平时的生活日常，就这一卖点绝对会引来不少流量，而且这档节目还是全程直播的，所以就算有剧本也可能会面临突发情况。

        Mysta其实不是很想参加，但是这档节目很火，只要参加了一定有着不少的热度，他不能因为个人的任性耽误整个团体。