アシュリー家の蔵書と婚約したモニカシリモニ婚約後に
「婚約者なのだし遠慮せず泊まりなさい」
ってハイオーン侯爵に言われて、泊まることになったモニカ、案の定書庫で本に夢中になって
「モニカッ! 貴様は私とアシュリー家の蔵書の、どちらと婚約したのだッ!」
って顔を真っ赤にしたシリルに怒鳴られて、えぐえぐしながら
「だだって、これ前に読んでないんですぅ……」
って言い訳してたら、背後に密かに佇んでいたハイオーン侯爵に
「シリル、本に嫉妬……かね?」
って言われて、めちゃくちゃ動揺しつつ言い訳を捲し立てる。
そこに突如窓から現れるラウルが
「畑に寄ったら遅れちまったけど、シリル! はい! 祝いのニンジン!」
と窓際に荷車乗り付けてくるものだから、シリルがさらに激昂してラウルに説教をする。
という状況を、ハイオーン侯爵は側に控えてた使用人と
「この屋敷も随分賑やかになったね」
と世間話する。