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    妖怪おしぼり煮込み

    @SfDEN

    腹いてーなー、でも俺のせいじゃねーなー。

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    妖怪おしぼり煮込み

    CAN’T MAKE皆さんはお婆ちゃんの事、大切にしていますか?覚えていますか?
    私は実家にいた頃いつも喧嘩してばっかりでした。
    喧嘩は同じレベルの者同士でしか起こらないとも言いますし、これだけ歳が離れているにも拘らず何日も引きずるような喧嘩をしているのならば、逆に仲が良いのかもしれませんね。
    喧嘩をする事も、話をする事も、亡くなってからでは遅いのですから。
    あの景色を追いかけて。暑い、全身が痛い、でも、あと少し…
    視界に映る景色は呆れるほどの田舎道で、一車線程の道路を除くと全てが自然に溢れていた。
    徐々に足が地面から離れなくなり、焼けたアスファルトの熱が足に伝わる。
    脇に東屋が見えたので、少し道を外れて木造の椅子に腰を下ろした。
    視界は常に歪み、蜃気楼を捉えることすら難しい状態だ。
    もう動きたくない…帰りたい。
    こうして挫けそうになる度、朦朧とした意識でこの苦行の始まり、そして遠い昔の事を回想するのだった。

    あれは今から二時間前、俺はクーラーの効いた部屋で何をするでもなく、いたずらに時間を食い潰していた。
    我が家は取り立てて広いと言うわけでもない無難な一戸建て。
    祖父の代からあるらしいが、扉や壁は一式新しい物に替えられている。
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