整理&解説まずは後編までお読み頂きましてありがとうございます。私の思考整理も兼ねた解説になるので読みたい方だけどうぞ。
まず、前提として晶は向こうでの記憶を無くしています。それはスノウとホワイトの言う通りこちらの世界での秩序がそうさせているという解釈です。そしてフィガロはそれに対して記憶を思い出させるというエラーを起こしにいきます。
期限を1年と設定したのはこの世界の異物であるフィガロを魔法で許容出来るようにした限界値です。さらにこちらの晶の貴重な時間を奪いすぎてはいけないとフィガロは考えていました。若い時は一瞬だと知っていたからですね。なので彼の中でのタイムリミットは1年でした。
記憶を思い出させるために魔法は使えないので、フィガロは地道に晶を恋させることにします。賢者としての彼もフィガロが好きだったわけで、好きという感情を覚えれば記憶を思い出すとそう信じていました。もちろん、フィガロは晶のことが恋愛対象として大大大好きな状態です。
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