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    あんちょ@supe3kaeshi

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    ひいあいにいちゃいちゃして欲しかったのでこちょこちょしてもらった(二人とも成人していて同棲している)

    くすぐりあうひいあい「すごォい、ヒロくん。いっぱい鍛えたねェ」
    「あ、藍良……くすぐったいよ」
     ちょうど藍良が帰宅した時に、僕がお風呂から上がったばかりだったのが良くなかった。さらに、僕は脱衣場にお気に入りの羽織を持ち込むのを忘れて、タンクトップとハーフパンツ姿で部屋をウロウロしていた。
     少し酔っていてテンションの高い藍良が抱きついてきたのを受け止めて、そのままソファに押し倒されて今に至る。
    「いいなァ、ほどよい感じの筋肉ゥ」
     すりすりと藍良の手が僕の二の腕を撫でる。藍良の手のひらの感触にドキドキして、体温が上がってきた。
    「藍良、あんまり触らな……あっ、ちょっと……」
     何をされたのかを理解する前に腰が跳ねる。藍良の手が僕のタンクトップの裾をめくって中に侵入してきていた。そのまま腹筋を指でなぞられ、ぞくぞくとした感覚が背筋を駆け上がる。
    「こちょこちょ〜」
    「あっ、や、やめっ……藍良!」
     藍良に馬乗りになられている状態で脇腹をくすぐられる。無理矢理身を捩れば藍良を振り落としかねないので逃げようにも逃げられない。
    「ヒロくんかわいい……鍛えててもこういうのには弱いよねェ」
    「あ、藍良……やめっ」
    「ふふゥ、ここは? ここがイイのォ?」
    「藍良ッ……いい加減に……」
     くすぐられて力の入らない身体をなんとか動かして、僕は両手を藍良の腰へと伸ばす。他所行きのブラウスの滑らかな生地越しに、藍良の脇腹を思い切りくすぐってやった。
    「ひやぁあんっ!」
     藍良の身体が僕の上で仰反って、刺激に身体をくねらせる。
    「や、やめっ……ぁはっ」
    「ふふ、藍良はどこもかしこも柔らかいね」
    「ふっ、あっ、あははっ、やめてェ!」
     腰やお腹、太ももなどを服の上からくすぐってやると、藍良がころころと笑う。そのかわいらしい反応につい調子に乗っていたら、藍良の上げる声に甘さが含まれるようになってきた。
    「あっ、ふふ、ぁんっ……やぁんっ」
     その声に不意を突かれて手を止めると、藍良が脱力して僕の上に倒れ込んできた。その身体を受け止めて抱きしめると、ミルクの石鹸のような匂いがした。
    「もう、ヒロくんのエッチ……」
    「仕返しだよ。最初にくすぐってきたのは藍良だろう?」
     藍良の背中を撫でると、藍良が小さく震えた。藍良の背中は柔らかくて、肩幅は細く、胸板は薄い。体格の違いを感じると愛おしく思う。それは、藍良も同じなのだろうか。
    「ねェ、もう一回して?」
    「……酔ってる君には手を出したくないんだよ」
    「こちょこちょしてるだけじゃん? 健全なスキンシップだよォ」
    「どこが……」
     言いながら、藍良の背中をくすぐってみると、ふふっと身体を震わせて悦ぶ。
     人間の脳は無理にでも笑えば「楽しい」と勘違いするらしいけれど。
     果たして「健全に」くすぐり合うだけで終わるのだろうか。
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    あんちょ@supe3kaeshi

    DONE【うさぎ⑥】塾一彩とうさぎ藍良のパロディ小説。コンセプトバーで働く藍良と、彼目当てに通っちゃう学生の一彩くんのお話。今回は藍良視点。◆◇◆◇9/10追記
    ◆◇今夜もウサギの夢をみる◆◇ Scene.10Scene10. ウサギの独白 ◆◇◆◇


     おれは、アイドルが好きだ。これまでもずっと好きだった。
     小さいころ、テレビの向こうで歌って踊る彼らを見て虜になった。
     子どものおれは歌番組に登場するアイドルたちを見境なく満遍なくチェックして、ノートにびっしりそれぞれの好きなところ、良いところ、プロフィールや歌詞などを書き溜めていった。
     小学校のクラスメイトは皆、カードゲームやシールを集めて、プリントの裏にモンスターの絵を描いて喜んでいたけれど、同じようにおれは、ノートを自作の「アイドル図鑑」にしていた。
     中学生になると好みやこだわりが出てきて、好きなアイドルグループや推しができるようになった。
     高校生になってアルバイトが出来るようになると、アイドルのグッズやアルバム、ライブの円盤を購入できるようになった。アイドルのことを知るたび、お金で買えるものが増えるたび、実際に彼らをこの目で見たいと思うようになった。ライブの現場に行ってサイリウムを振りたい、そう思うようになった。
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