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    ill_DOCyu

    ヒプマイの寂雷先生と麻天狼が好きです。
    宜しくお願いします。

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    ill_DOCyu

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    ヒプアニ2期3話視聴後
    オリジナルキャラクターの開闢門(かいびゃくもん)と旧知との間にもしもこんな確執があったら…???という妄想で書き殴りました
    寂が告られてます

    まさか大学時代の同期キャラ出てくると思わないじゃん……

    ※⚠️全ては捏造です⚠️

    #旧知
    oldKnowledge
    #獄寂
    prisonSilence
    #寂獄

    「君が好きだ」

     開闢門は開口一番そう告げた。

     大学の中庭、酷暑を過ぎた並木道にはひんやりとした心地よい風が音を立てて葉を撫ぜる。

    「……今、何と?」
    「君のことが好きだ、神宮寺。君の応えを聞かせてほしい」
    「えっ……」

     寂雷は考え込む。彼のことは嫌いではない。
     入学当初から他とは一線を画した機械工学の天才。教授はもとより、数々の研究発表でその業界の著名人から一目置かれてもいる彼は、いわば天才故の孤独感も心得ているのか自分と話が合うこともしばしばだった。
     その能力を鼻にかけることもなく、常に紳士的で明朗な彼の周りには友人も多い。彼の人徳が成せる業といえよう。

     その彼が今、目の前で自分に好意を告げている。

     彼が他の大勢と異なり、特別自分を好ましく思ってくれているだろうことはこれまでの言動から何となく伝わってきてはいた。
     だが――。
     脳裏を過ぎる一つの顔。

    「――天国か?」
     ハッ、と顔を上げる。
    「君はよく彼と行動を共にしているね。君と彼とは、そういう関係なのかい?」

     彼と自分との間に、もう一筋風が流れる。

    「確かにアイツは優秀だ。向上心も人望もある。だがその点は俺も同じだし、むしろ感情的になって君を振り回すこともない」

     開闢門は言葉を続ける。

    「更にこれからの医学には我々機械工学技術が役に立つ。医学を志す君と俺が一緒になれば、この世界をもっと救える」

     一歩進み、差し出される手。

    「でも……」

     枯葉が一つ、足元を転がる。

    「私は――っ」
    「寂雷! ここに居たのか」

     聞き慣れた声に思わず振り返る。走ってここまで来たであろう、かき上げた前髪の根本にうっすらと汗が光っている。

    「いつもの図書館に居なかったから探したぞ」
    「すまない」
    「話し中だったか?」
    「いや……」

     獄は開闢門を一瞥し、半ば強引に寂雷の腕を取る。

    「行くぞ」
    「でも……」
    「――行けよ」
    「……すまない」

     2人が去った後、遠くの空で鴉が鳴いた。


     ◇◇◇


     開闢門は目を開けた。懐かしく、そして混沌とした過去だ。

     ――今度こそ君を手に入れる。

     暗がりで煌々と光るモニターを前に、不敵な笑みを浮かべて開闢門は立ち上がった。




    to be continued...
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    ill_DOCyu

    DOODLE【ヒプアニの開闢門と旧知の妄想その2】
    開闢門が同期の寂雷に告白した過去があり、それが獄のせいで叶わなかった過去があるとしたら…!!

    大人になった寂雷が真正ヒプノシスマイクの性能について開闢門に助けを求めた時、交換条件として寂雷自身を求める展開もあったかも?!?!?

    ……という妄想です。

    前作と繋がってます。
    書きたいところだけ書き殴った。
    ⚠️全ては捏造です⚠️
    交換条件「いいだろう。ただし条件がある」
    「条件?」
    「まさか君はこの高度な技術をタダでもらい受けようなんて思ってはいないだろう?」
    「それに関しては先ほど謝礼の話を」
    「俺が欲しいのは、金で買えないもの──」
     開闢門が振り返る。大きく発光するモニターを背に、表情は見えない。
    「君自身だ」
    「どういう……意味かな」
    「そのままだよ。大学時代のあの日のことを忘れたとは言わせない」
     寂雷の脳にかつての記憶が蘇る。開闢門から告白されたあの日、確かに自分は首を縦には振らなかった。自分の隣にはいつも獄がいた。時を経て今も──。しかしそれとこれとは話が別だ。
    「だが私は……!」
    「生憎金は困ってないんだ。断るならそれもいいだろう。だがこの技術は、世界中探せどそう簡単には見つからない。君も本当は分かっているのだろう?」
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