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    SUDAKAY03272

    @SUDAKAY03272

    ゆまおさの短い文章書いてます

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    SUDAKAY03272

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    100文字でまとめようとして上手くいかなかったやつその①
    成長if
    遊真が生身&2人とも成人済み

    酔いどれゆまおさ 今日は中学校の同窓会
    修も遊真も二人ともお酒を飲んだ。
    近くで開催されたのもあり、二人とも歩いて帰る事にした

    修は明日も仕事なのでいつもよりかなり控え目
    遊真は珍しくぱかぱかコップを開けてにっこにこ
    いつもは三雲の方が飲むのにな
    何か楽しい事でもあったのか?
    聞かれた修は困った顔で汗をダラダラ流していた

    二次会のお誘いを丁寧に断って遊真と二人外に出る
    冷たい風が心地良い
    遊真が少し先をフラフラと歩き、それを後ろから眺める修はヒヤヒヤしていた
    そんな修の気持ちを揶揄うように遊真が人の流れに逆らって、でも綺麗に避けながら進んでいく

    まるで踊るように泳ぐように進む姿を通りすがりの人たちも微笑んでその姿を目で追っていた

    揺れるマフラーとコートの裾
    風にふわふわ舞い上がる漆黒の髪の毛
    きれいだな
    ぼんやり眺めていた修に
    遊真がくすくす笑いながら振り返り、
    「オサム〜走ろう」
    差し出した右手に修は躊躇わずに左手を重ね、
    「随分楽しそうだな」
    問いかける
    弓形にした紅い瞳を修に向けて
    「さあ、なんでだろうね」
    ご機嫌に答えた遊真
    「なんだそれ」
    ふっと修がため息を吐き
    「できたらゆっくり行ってくれ」
    メガネを直しながらそう言うと

    「酔ったお前は新鮮だ」

    こんなに陽気になるとはな…
    「続きは家で二人で飲もう」
    照れた仕草で遊真の手を握り締め、それを悟られない様にぐいぐい進んでいく修の耳が真っ赤なのを、遊真だけが気がついた

    *遊真がピッチ早く飲んでいたのは修がかまってくれなかったからです
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    水鳥の

    MOURNING書いたけど、これじゃない、ゆまおさ……にならない。何故? 世界は無情な表情をしてくる時がある。『空閑遊真』、彼はそれを重々にわかっている。

    『オサム』
     いつからだろう、その言葉に甘い響きが重なり始めたのは。それは知らない音になって行く。なのに、彼はその音で、声で名前を呼び続けた。何度も、何度も、何度も。
     世界の流れに置いて行かれるのをわかっているのに、空閑遊真はその選択肢を選んだ。大切なことは何一つ伝えない、という選択を。
     それに気づいたのは、他でもない三雲修だった。
     三雲は空閑に何度も言おうとした。傍にいると、手を握ると。だがそれは空閑が望んだ答えじゃないことを三雲は知っていた。でも今はそれ以外を渡すことはできない。

     朝日が昇るベッドの中、三雲は起き上がり眼鏡をかける。冷たい空気を馴染ませるように吐いた息はため息となって口から出ていく。
     ――空閑。
     伝えなくてはならないのに、伝えられない想いが後悔となって三雲に付き纒う。何度も昼と夜を繰り返して、空閑の望まない答えを伝えようとしても、上手く行かない。終いには、
    『オサム』
     優しい音色で、口の中で転がすように吐き出された言葉に、あの時の三雲は赤面した。心臓が早鐘を打ってい 562