みゃく続く
クソが。
何が、何が起きてる?この焦燥はなんだ。
こんな仕事だ何があってもおかしくはない。それは理解してる。それなのに妙に胸が騒ぐのだ。
急げ急げ急げ………………いや、もう遅い。
は?
暗闇を滑走していた脚が止まる。あんなにも胸を焦がしていた焦りは唐突にその火を消した。
リーダーは、リゾットはもうあちらにいってしまった。もう戻ることはない。
水が湧くようにその考えは頭も心も身体もを満たしていった。もう、遅いのだ。
黙れ黙れ黙れ黙れッッッッッッ
オレが、オレ達が仲間をリーダーを諦めると思うのか。頭を首を掻きむしるように崩れ落ちそうなのを何とか耐える。溺れると思ったのだ。この下らない考えに囚われると本当に終わりだと思った。終わりにするものかと足を踏み出そうとした時
「ギアッチョ」
リーダー。
「お前から招待しよう」
リゾット。
「水は、繝溘Ε繧ッ繝溘Ε繧ッ様はオレ達を歓迎している」
溺れた。
一つ、湧水 涸れることなし
二つ、出逢えば 亡失致す
三つ、巡りて 此方へおいで
み