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    ラピスカッター

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    ラピスカッター

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    ニコタミバレンタイン遅刻です。

    ニコタミバレンタインイラストの説明書きのようなショートです。
    今回下読みお願いできてないので、伝わりにくいとかあるかもしれません。
    雰囲気をお楽しみください。

    #ニコタミ
    nicotami

    忘れるなんてできねぇよな今日はバレンタイン。
    あいつは案の定、他校の女子からチョコレートをもらっている。
    直接渡す奴もいれば、あいつに渡せないとかで、カネダやダフに押し付けている奴もいた。

    両手にチョコを抱えるタミヤを見ながら、カネダとダフは「さすが、タミヤ君…」「すごいね。やっぱりタミヤ君モテるよね!女子に興味ないのが、あれだけどね」と羨ましそうに話しかけている。
    「うーん、ありがたいんだけど、こんなにもらってもな〜。タマコと一緒でも食べきれっかな〜」

    ケッ!
    あいつは人気があることを鼻にかける奴じゃないのはわかってても、少しイラッとしてしまう。

    「あ、これ僕たちからも!」

    そう言って、カネダは1つの箱を渡す。

    「僕とカネダから!友チョコって奴だよ」
    「男ではあるけど、タミヤ君にいつも助けてもらってるから渡したくて…」

    恥ずかしそうにする2人だが、やっぱり不安なのかタミヤの顔をチラチラ伺っている。そりゃ、男から貰ったら幼馴染2人とはいえ流石のタミヤも引くだろ。
    そう思っていたが、反応は想像とは違い

    「ありがとう!まさか、お前らからもらえると思わなかったぜ!これはタマコにも内緒で食べるわ!」

    嬉しそうに2人に礼をいい。他のチョコレートとは大事そうにカバンにしまっていた。
    男3人で何やってんだ。イライラする。
    なぜか、他校の女子どものチョコレートよりもあいつら2人のチョコレートが妬ましく、それを喜んで受け取ったあいつが憎らしくなってきた。

    今日は光クラブは休みだとゼラに言われていたので予定は無い。アインツである俺は休みの日だってゼラのために働きたかったが、直接ゼラから「たまには休息も必要だ。だから今日は基地に来てはいけない。いいな?」と釘を刺されているのでいくわけにはいけない。そして何より、タミヤがもらったあの2人からのチョコレートが気になって仕方がなかった。
    「ニコ、話ってなんだ?」
    俺は放課後、相談があると言ってタミヤを空き教室に呼び出した。タミヤは教室に入ると今日もらったであろうチョコの入った紙袋と荷物を机に置いた。
    「ニコが相談なんて珍しいな。何かあったのか?」
    不思議そうに俺の方に向いて言う。
    「あぁ、ちょっとな…。相変わらずたくさんもらったんだな」
    俺は紙袋を見た。そうすると、タミヤは紙袋を手に取って「そうなんだよ。季節ってはやいよな〜。もらって気持ちは返せないのは申し訳ないけど、タマコと食べようかなって」といってこっちに紙袋を開いて、「ニコも食べるか?」って聞いてきた。

    そう、お前はいい奴だよ。だからたくさんのやつから愛される。だが、おまえはそれを理解できてない。だからお前は気持ちを受け止めてはくれるが、お前から特別をくれることはない。ひどいやつじゃない分かるがの皮肉にも平等さが残酷なんだ。
    その紙袋のチョコレートたちも愛された証拠だが大事には食べるが執着がない。そんなもの貰ったって仕方ない。だが、一つだけそうじゃないチョコレートがある。
    「貰っていいのか?」
    「おう、好きなの取れよ」

    俺は開かれた紙袋ではなく、タミヤの鞄の方に手をかけ、目当てのものを探す。予想外のことにタミヤは、唖然とし、そうしてる間に俺はアレをカバンから出した。タミヤも我にかえり慌てて俺を止めにきた。

    「おい!ニコ!俺のカバンじゃなくて…「これくれよ」」

    俺が選んだのは、お前の親友たち(ダフとカネダ)のチョコだ。タミヤは慌てた様子で「それはダメだ!こっちの紙袋の方ならいいから」と渡してくれと手を伸ばしてくる。やっぱり、このチョコは紙袋のものとは異なることはたしかだ。

    伸ばされた手を掴み強く引っ張り、よろけたタミヤを壁に叩きつけた。壁にぶつかった衝撃で痛がるタミヤをよそに俺はラッピングをとり、チョコを出した。
    「おい!ニコそれ返せよ!それはダフた…っ!?」
    言いかけたところに俺はそのチョコをタミヤの口に咥えさせ、反対側から食べていく。
    タミヤの唇にぶつかりそうになったところで、タミヤの口から残りのチョコをとり、口に入れた。
    タミヤの顔を見ると真っ赤な顔をして、何か言いたそうに口をぱくぱくさせていた。
    そんなタミヤを見て謎に優越感が芽生え、さっきまであったイライラが消えていった。
    「チョコうまかったぜ、大好きなダフたちに味の感想言ってやれよ」

    そうタミヤに行って俺は教室を後にした。
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    ラピスカッター

    DOODLEダフカネ
    6️⃣が1️⃣構い出した頃に、3️⃣がモブの話ばかりして、拗ねてしまう5️⃣話

    文章慣れてないので読みづらいかもしれません🙏

    カプというより、ヒカリ3人の友愛が強いが故の嫉妬感が強い。普段は3️⃣が感情出しがちな分、まだ落ち着からけど、1人になると人一倍拗ねやすくなりそうな気がする。
    君が寂しがるから1人が寂しいとかそういうのじゃない。
    キスしたいとか、その先もしたいとかそういう恋のような気持ちじゃない。
    ただ、ひとりにしないで欲しい。


    人より少し鈍臭くて、臆病でその癖少しでも強く出てもいいとわかると調子に乗ってあとで痛い目を見る。
    そんなカネダを僕は14年間ずっと一緒にいる。
    もう1人の幼馴染が兄のように引っ張ってくれる存在だとすれば、カネダはそれとは逆に鈍臭さゆえに目を離せない、一緒にいてあげないとなと思う弟のような幼馴染だった。

    生まれた時からずっと一緒で、お互いこの2人のことを何でも知っていてそれでいて自分たちの関係に他の子達が入ってくることも、負けることはないと思っている。

    だから、こんなことで拗ねることなんて今までなかった。タミヤくんがニコに構いだし、自分以上に嫉妬しているカネダを見てどこか気持ちは落ち着いていた。
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    ラピスカッター

    DONEヒルユウです!前回投稿したヒルユウのあぁ、煩悩のユウ視点です。
    近くて、お互い理解してるし、欲しい言葉をくれる2人なのに近すぎるが故に気付けない。そんな感じでの両片思いのヒルユウです。
    解釈的にはお高いの実力や思考は理解できるのに、根底にある欲は互いに違いすぎてわからない。
    そんな解釈です。今回も引き続き下読みしていただいてます。
    揺籠の中で美々子さんはなんで俺を見ないんだ…
    絹枝ちゃん、弾君を見ないで
    洗脳なんてしないで父さん
    父さん僕を見てくれよ

    弾君は、なんで僕の欲しいもの全部持っていくの?
    なんでみんな僕より弾君を選ぶんだ…


    弾君の凄さは僕も知ってる。理解してる。
    頭で理解してても感情はそうはいかない。
    ずっと心にどす黒いものが蔓延り、覆い尽くす。
    そのうち僕が僕ではなくなってしまうような恐怖と「これが本来の自分だ」という諦めが湧いてくる。
    どこまでも光のような弾君と自分の差に惨めになってくる。


    どうして…僕じゃダメなんだ…

    周りの人が自分から離れて行き、僕だけこの暗い世界に取り残される。
    そんななか急に、頭に何か当たった。

     その瞬間暗かった世界が少し明るくなり、1人だった世界に自分以外の誰かが入ってきた。
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