男性妊娠ネタの設定(法律含む)男性妊娠の設定
男性の子宮が一種の奇形として1000万人に1人の割合で存在する世界。
ただし、奇形にあたるため卵子のない人、卵管がない人、子宮そのものはないが卵子だけはある人、など妊娠に関わる部位はあるが妊娠は不可能である人が多数派。遺伝はしない。
完全な子宮が備わっているのは8億人に一人と言われ、膣・産道のあるいわゆるふたなりは世界にも数人しかいない。
完全に子宮が備わっていたとしても、そもそも骨格や身体の作り、ホルモンの関係などあり自然妊娠は極めて稀。適正体重で生まれる子どもの前例はほとんどなく、60%以上が流産か死産となる。
男性の身体で妊娠すると、女性にくらべ2〜3倍の負担がかかるとされており、妊娠による栄養失調で死亡したケースもある。
そのため、日本では堕児を正当な理由として認めている他、他国でも命の危険がありすぎることから堕児を認めているところが多い。
茨の場合は直腸から子宮に繋がる細い管があり、そこから妊娠する。実はそこが元々の膣である。
茨は男性である。という設定ではあるが、一部の染色体は女性であり、この部分が偶然妊娠の継続、胎児の成長、陣痛および出産に関わってきているため比較的女性に近い形で出産することができる。遺伝子に関わる部分はあまり茨が熱心に調べたがらなかったため、本人も医者も知らない。
法律について
元々は現行法に基づく。また、パートナーシップ制度は存在しない。
男性妊娠は古来から存在していたが、医療の未発達などからそもそも出産にいたらなかったり、至ったとしても忌み隠され隠蔽され続けてきた歴史がある。
近年の医療の発達、社会情勢の変化などもあり、だんだんと表に出るようになってきた。
男性妊娠の報告が各国で上がる中、日本は同性婚を認めていなかったが、突然北海道で出産例があったことからまずは特例で両親に親権を認めるところから始まった。
そこから同性婚に関する世論が大きくなり、また実例があるため早急な整備が必要とされ、翌年には同性婚が可能になる。
家族を持ちたい同性カップルは子どもを夢見るようになり、すすんで検査を受けるようになる。すると、不完全な子宮を持つ男性が何人か発覚し、その中でも卵子を持つ男性がアメリカで代理母出産を行った。
またこれが社会情勢に変化を起こし、代理母出産によって産まれた子どもを両親の実の子どもとして戸籍に登録する、代理母法の成立に至る。
その際に、同性の夫婦でも子どもを持てるよう、戸籍の「母親」の欄に男性の名前をかけるようになる。
(10年後を目処に戸籍の全てが「母親」「父親」から「産みの親」「親」に表記が変わるがそんなにすぐ戸籍の修正はできないので)
今作ではこの数年後に弓弦と茨が入籍し、ユリカの不審な母親不詳の戸籍が母親茨、父親弓弦に書き換わる。
時代の転換期、混乱期であるため大ニュースにはなったが比較的柔軟に対応された。もちろんお互いのコネ(自身の知名度、ユニットメンバーの権力など)も関係しているが。
名字については、同性婚が認められた際に別姓が認められるようになったため三人とも名字が変わっていない。