梓紗「あ〜!ふわふわしてないはるだ!!」
紺碧「やっぱいつ見ても新鮮ですね」
陽「こんばんは、おふたりさん。2人はどっちの僕が好き?」
紺碧「あ、これが姫花がいつもやられてる聞き方か〜…」
陽「姫がどうかした?」
紺碧「姫花が“陽様の聞き方ずるい〜!”って大騒ぎしてたなと思って」
陽「そうなの?僕、姫に迷惑かけてる…?」
紺碧「いや、迷惑どころか喜んでいますよ」
陽「ふふ、それならよかった」
梓紗「あのね!僕はどっちのはるも好き!」
陽「ありがとう。梓紗くんも髪結んでないの珍しいね?」
梓紗「うん!さっきお風呂入ってきたの!」
陽「ああ、そうだったんだ」
紺碧「陽さんはこんなところで何してたんです?」
陽「うん?今日は夜空が綺麗だなーと思った見てただけ」
紺碧「…何かありました?」
陽「ううん。ないよ?」
梓紗「星見てただけ?」
陽「うん、そう」
紺碧「…なんか陽さんってたまに不思議ですよね」
陽「え、そうかな…?」
梓白「ごきげんよう。珍しい組み合わせでいるね?」
梓紗「あ〜!しろ〜!」
紺碧「梓白ももしかして…?」
梓白「もしかして…何?」
紺碧「あ、いや。星を見にきたのかと思った」
梓白「まさか。俺はそんなロマンチストじゃないですよ」
陽「ふふ、そのロマンチストはここにいるんだけど?」
梓白「おや、君は星を見にきたの?」
陽「うん。なんか今日の夜空、いつもより綺麗だなと思って」
梓白「ふふ、そう。そんなことに気がつける君は素敵だね」
梓紗「んふふ、こういうこと言うしろの方がロマンチストじゃない?」
陽「ふふ、僕もそう思う」
梓白「あ、俺もしかして今はめられた?」
紺碧「勝手にはまっただけだろ」
梓白「はぁ〜、陽様に1本取られたなぁ」
朱優「…なんか騒がしいと思ったら何をしているんだ?」
梓紗「あ!しゅうもロマンチストになりに来たの?」
朱優「…お前は何を言っているんだ?」
紺碧「朱優がそんなことするわけないだろ」
梓白「たしかに。失礼だけど俺でも想像できないね」
陽「もう。2人ともイメージで勝手に判断しちゃダメだよ?朱優くんだって意外とそういうタイプかもよ?」
朱優「…何の話です?」
梓紗「あのね、最初にはるがここにいたんだけど、星を見にきたんだって!」
梓白「それで、ここに新たに来る人はもしかしたら星を見にきたロマンチストなのかも〜って」
陽「ふふ、朱優くんはどう?」
朱優「全然違います」
紺碧「ほらな?」
梓紗「じゃあ何しにきたの?」
陽「あ、もしかして僕たちうるさかった?」
朱優「いえ、作業がキリいいところまで終わったので少し息抜きに…」
梓白「息抜き…ってことは実質星見にきてるじゃない?」
梓紗「あれ?てことは…?」
梓白梓紗「ロマンチストじゃん」
紺碧「こじつけがすごい」
陽「ふふ、でもこれはほぼロマンチストじゃない?」
朱優「…何だこのバカ共は」
紺碧「まず星を見にくることをロマンチストって言うなよ…」
梓白「ま、君のやりたいことも片付けたんでしょ?ならこのままここでのんびりしたらいいじゃない」
陽「うんうん。たまには休むことも大事だよ?」
朱優「…まぁ、それもそうですね」
梓紗「えへへ!しゅうがこういうとこにいるのいいね!」
朱優「何がいいんだよ」
紺碧「あんまこういうところにいないだろ。だから…その…」
梓白「ふふーん、嬉しいんでしょ?」
紺碧「…今はちゃんと言おうとしたのに」
梓白「あら、それは失礼しました」
陽「ふふ、やっぱり星を見にきてよかったな」