◈何でも屋について
神崎雪音、紫音(当時23歳)が創立した組織。
京以外の構成員は雪音、紫音から「招待状」を受け取り集結した。
結成当初は学生をしながら何でも屋として活動している者も多かった。
事務所兼自宅であり14人で生活をしている。
バディまたはトリオを基本として業務を行っている。
本当に何でもこなしてくれることや必ず事務所へ行くことができるわけではないことから何でも屋は都市伝説のような存在とされている。
数多くの活躍をしているが存在が曖昧であることから様々な噂が飛び交っている。
有名かつ都市伝説と言われるほど優秀な集団であることから何でも屋を偽る組織もいる。
街を歩いているだけでは彼らが何でも屋であることはわからず、ギルドや自警団と同じようなごく普通の組織であると思われる。
そのため普段から街で会っていたのに事務所に訪れることで何でも屋の構成員であったと気が付かれることが多い。
社会の表と裏の間にいるような組織。
◇構成員について
構成員は大体が過去に雪音、紫音に関わった者とその近辺(兄弟、友人など)で「何でも屋の構成員としてふさわしい者」
梓白、陽、樹、成星に関しては過去に全く関わりがないが、彼らの能力が優れていること、何でも屋の構成員にふさわしい者であることを知っていたが、なぜ知っていたかは話してくれない。
何でも屋にふさわしい者の基準についてメンバーには伝えていないが、人間性、能力を見て「何でも屋の仕組みを作る上で信用に値するか」という点で判断している。
何でも屋を創立する上で必要な資金集めに関するもの、構成員に関するものなど情報関係は朱優が集めてくれたため、彼も何でも屋の創立に間接的に関与している。
◆何でも屋の仕組み
①全ての人が訪れることができるわけではない
立地している場所は至って普通であるが、窮地に立たされているもの、思いが強い者のみが何でも屋の事務所にたどりつくことができるように敷地全体に強力な魔法がかけられている。
何でも屋が依頼を受けている間であれば依頼者は何度でも事務所を訪れることができるが、依頼完了後は再び条件を満たさなければ事務所へ訪れることはできなくなる。
条件を満たしていない者にはただの大きな屋敷にしか見えない。
そのため、何でも屋の事務所にたどり着ける者は少なく、1度訪れたことがあっても再び訪れることは容易ではない。
原因は不明だが、子どもに対してはこの魔法の効力に波があり、効果が弱くなると子どもたちの放課後のたまり場になることがある。
その際は一緒に遊んだり、勉強や魔法を教えたりしている。
②シンボル
メンバー全員の魔力を融合し、結晶化させたもの。
この結晶はメンバーの「信頼」の証であり、どんな攻撃であっても傷ついたり、割れることはない。
しかし、信頼関係が破堤した者の結晶は粉々に砕ける。
これと同時に組織脱退が決定される。
この結晶は現在のメンバーであるからこそ作れたものであり、同じものは作れない。
1度失われた信頼を取り戻すことはできない。
この結晶は通信機器の役割もあるため、仕事中は任意の場所に付けていなければならない。
通信方法は会話相手の元に自分のちびが行き、相手の結晶から飛び出す。
本人が自発的にちびの資格情報を共有することでちびが見ているものを本人も見ることができる。
共有したちびの視覚情報は画像またはカメラ映像として目の前に出現する。
これにより位置情報など様々な情報が共有可能になる。
ちびの動きは会話中の本人の感情、普段の性格に依存する。
また、本人の能力に準じたちょっとした固有の能力を持っている。
触覚は共有していないため、ちびに触れられたりしても本人は何も感じない。
この通信方法は一般的に普及している方法の1つであるため、特に珍しいものでもない。
【チーム】
◇セレナイト
白と紺を基調とした衣装配色が特徴のチーム。
何でも屋結成前に白い猫から招待状を受け取った者。
個々の能力、バディの連携力が高い。
比較的好戦的な性格の者が多い。
チーム内の序列はほとんど確立されていない。
会議で座る位置が毎回バラバラであるなど比較的自由度が高い。
1人の失敗で取り返しがつかなくなることもあるため個人の能力の高さと責任感が必要とされる。
全員の意思が求められ、その中で最も最適な結論が反映される。
良い発言をした者の意見が採用されるため、結果的にチーム全員の意思が反映される。
作戦の指揮をとるのは決定案を出した者になるため毎回同じ者が指揮をとるわけではない。
基本的にふざけていることが多く、顔がいいやつほどネタにされる傾向がある。
特に成星の顔がいいが鉄板ネタ。
基本的にふざけ始める発端は梓白。
そこに乗るのが陽、雪音、たまに花依斗。
成星と花葉は基本的につっこみ側にいる。
姫花は成星、花依斗、花葉をいじるときはふざける側にいることが多く、それ以外はつっこみ側にいることがと多い。
セレナイトの場合、作戦会議をしようとなっても
梓白の「めんどくさい、結局全員倒すのには変わりない」の一言で終わることが多い。が、一応作戦会議はする。成星、雪音、花依斗が中心となって作戦を立てる。
梓白は頭はいいがめんどくさいので必要な時にしか意見は出さない。のくせに自分が納得しない作戦には従わない。(自分勝手なやつ)
花葉はどちらかといえば頭脳派だがほかのメンバの方が頭がいいと思っているので自分の意見に自信はない。
◇メンバー
神崎雪音
夕凪梓白
朝日花依斗
七瀬陽
美月成星
朝日花葉
朝日姫花
◆オブシディアン
黒とボルドーを基調とした衣装配色が特徴のチーム。
何でも屋結成前に黒い猫から招待状を受け取った者。
入念な作戦会議をもとに強さに関係なく個々の能力を活かし、ひとりひとりに適した役割を遂行させる。
チームにおける活動では既存のバディには準ずることなく行動することも多く、誰と組んでも実力を発揮できる適応能力が必要とされる。
比較的穏やかな性格の者が多いが、戦闘では普段の穏やかさは消える。
チーム内の序列は暗黙の了解である程度確立されており、紫音が絶対的なリーダーとなる。
作戦会議において全員の良い意見は反映されるが、基本的に指揮をとるの頭脳派である紫音、朱優、樹の3人の中から決まる。
チーム全体の連携力と誰と組んでも自身の能力を発揮する適応能力が必要とされる。
基本的に紫音がふざけ始めると世和、京、梓紗が乗り始める。
朱優、紺碧がつっこむことが多い。
大体朱優、紺碧、樹の真面目なやつがよくいじられる。
オブシディアンは紫音、朱優、樹の超頭脳派が集結しているのでほぼ完璧な作戦を立てる。
唯一の欠点としては京がかなり頭が弱いので理解するのに時間がかかる、梓紗が世和と別行動になると駄々をこねることがある。
◆メンバー
神崎紫音
霧里朱優
立花樹
柳世和
泉京
祈夜紺碧
柳梓紗
◈ギベオン
黒、グレーを基調とした衣装が特徴のセレナイト、オブシディアンの選抜チーム。
圧倒的な戦闘力を誇っており、何でも屋のジョーカー的チーム。
激しい戦闘が予測されるとき、3チームで動く必要があるときなど相当な状況でない限り招集はかからず、何でも屋を知る者の間でもこのチームの存在はほとんど知られていない。
主要任務の達成以外は放任的であり能力以上に自分が何をすべきなのかを考え行動する力が必要とされる。
最も戦力のあるチームであることは確かだが、同時に最もふざけているチームでもあり、任務中、任務外でガラッと雰囲気が変わる。
◈メンバー
夕凪梓白
七瀬陽
泉京
柳世和
柳梓紗
最低でも月に1度(もっと多いときもある)
トップ4人(雪音、紫音、梓白、花依斗)でミーティングが行われるがミーティングの内容は
ほとんどが
重要なこと<<<<<<雑談
チーム混合作戦の際の人員配置はここで決める。
重要な連絡事項についてはこのミーティング後に他のメンバーにも伝えられる。