陽「…花依斗くん」
花依斗「七瀬？…どうした？」
陽「…姫って男の子だったんだね」
梓白花葉「え？」
花依斗「…は？お前…ここにきて3ヶ月だが…今更か？」
陽「うん…」
梓白「そんなシリアスな顔して何事かと思ったらそんなことか」
陽「そんなことって…僕さっき知ったんだけど」
花葉「なんで気づいたんですか？」
陽「さっき姫に脱衣所で会ったんだけど…ついてたから」
花葉「ついてたって…？」
陽「アレが」
花葉「ﾌﾞﾌｯ」
花依斗「…」
梓白「ついてたって…ふふっ…ふふふ」
陽「だってほんとについてたんだもん…！」
梓白「ふふふ…ちなみに…ふふ、アレって何？」
陽「何ってそりゃ、ちん…」
花葉「あーーー！！わかったからこれ以上言うのやめてw陽さんの印象が…w」
花依斗「…ふ」
梓白「あははは！もうダメお腹痛い」
花依斗「はぁ…逆に今までよく男だと気づかなかったな」
陽「姫ってすごくかわいいから…」
花葉「はぁ…かわいいのは見た目だけだよ」
梓白「ふふふふ…」
花葉「梓白がツボって帰って来れなくなってる」
梓白「ふふ…だって…アレが…ついてるって…ふふふ…ちん…」
花葉「あーーー！！梓白まで言わなくていいから！」
花依斗「ふ…夕凪。お前、教えてやらなかったのか？」
梓白「ふふ、だってさぁ。ふふふ…そんなずっと女だと思ってる人がいるなんて思ってなかったから…ふふふ」
花葉「あいつ、いつも俺って言ってるのに気づかなかったんですか？」
陽「女の子でも僕とか俺っていう子いるでしょう？だからそういう子なのかと。しかも体結構引き締まっててびっくりしちゃった」
花葉「あ〜…あいつ脱ぐと結構すごいですよね」
梓白「ふふ、それで？それを花依斗に確かめるためにそんな髪も乾かさず濡れてる状態で、しかも上裸できたの？ふふふ…」
陽「あ…あ〜…そう…だね」
花依斗「ふん、髪、今は毛玉じゃないんだな」
陽「あれはセットしてるからだよ」
花葉「…てか陽さんこそ結構いい体してるな。細いのに」
梓白「姫がここにいたら卒倒するんじゃない？」
姫花「な…っ！！！は、陽様！？」
梓白「あ」
花葉「あ、もう手遅れだわ」
姫花「え、陽様…？陽様ヤバくね？陽様…えっっっっろ…いや、濡れてるのも体もえろいわ。ちょっと写真撮りたい。…撮っていい？」
花依斗「やめろ変質者」
陽「ふふ、さすがに今は恥ずかしいかな」
梓白「あのね、姫？陽様、ついさっきまで君のこと女の子だと思ってんだよ」
姫花「え、マジ？」
梓白「マジ。さっき脱衣所で会ったときに気づいたって…ふふ…思い出したら…ふふふ」
花葉「梓白がまたツボりそう」
姫花「マジか。じゃああそこで会わなきゃ俺ずっと女だと思われてたの？」
花依斗「…かもな」
姫花「あ〜…惜しいことした。女だと思われときゃこれからも陽様に優しくしてもらえたのになぁ〜」
花葉「お前、黙ってれば女っぽいもんな、黙ってれば」
陽「姫が男の子でも女の子でも僕は優しくするよ？」
姫花「ﾝｯｯｯ…はぁ〜…やっぱ陽様好き…陽様最高…推せる…」
花依斗「…七瀬。まず服を着てこい。そして髪を乾かせ」
陽「あ、そうだね。行ってくる」
姫花「陽様！髪乾かしたらもう1回ここ来て！」
陽「うん、いいけど…？」
姫花「よっしゃ！このサラッサラのノーセット陽様、レアだから拝んでおきたいんだよね〜」
梓白「じゃあみんなで陽様待っている間にアイスでも食べていようか」
姫花「お、いいねいいね、賛成〜」
陽「あ！僕の分もとっておいてね？」
花依斗「ふん、早く来ないとお前の分も食べる」
陽「待って！すぐ戻るから！」
花葉「…陽さんって意外と？子供っぽいとこもあるよな」
姫花「それがまたいいんでしょ〜。兄貴だってそういうとこあるじゃん」
花葉「あ〜…まあな？」
梓白「と、言われておりますがいかがですか、お兄様？」
花依斗「俺にそんなとこあるわけないだろ」
梓白花葉姫花「ははぁ、自覚なしかぁ(　-᷄ ᴗ -᷅ )」
花依斗「揃って何をニヤついている」
梓白花葉姫花「なんでもないでーす」
梓白「さ、アイス食べよ食べよー」
花依斗「おい、それは俺が食べる」
梓白「ふふ、はいはい、失礼しました」
陽「僕はそれがいいな」
花葉「え、はや…」
梓白「おや、随分と早いお戻りで」
陽「ふふ、梓白と花依斗くんは本当に僕の分まで食べそうだと思ったから」
梓白「あーあ。俺たちの分減っちゃったねぇ？」
花依斗「ふん、そうだな？」
姫花「うっっっわ〜〜〜〜。陽様やばい…。サラサラ陽様…」
陽「姫はどのアイスがいいの？」
姫花「俺はどんな陽様でもいいです…」
陽「え…？」
花葉「アイスの話だよ」
姫花「え？あー、うーん。こっちも食べたいし、でもこっちもいいな…」
陽「なら、僕はこっちにするよ。姫のちょっとちょうだい？」
姫花「え…いいんすか…！？」
陽「ふふ、もちろん」
姫花「やばい、最っ高…俺明日死ぬかも」