姫花「たのもー!!!」
紫音「やぁ姫?どうしたの?」
姫花「雪たちに話があって来たの!」
花依斗「ミーティング中だ。それほど重要なことか?」
梓白「まあまあ、いいんじゃない?別に話すことないし。ねぇ雪?」
雪音「俺たちに話すこととなると仕事の話だろう?用件を聞こう」
姫花「これ見て!」
花依斗「…何だこのリスト」
姫花「兄貴たちが外出てたときに俺たちが片付けた仕事!」
紫音「これは朱優が作ったものだね?」
姫花「そ!よくわかったね?」
紫音「ふふ、僕は見慣れているからねぇ」
雪音「こんなに多くの仕事をやってくれたのか。助かる」
姫花「ふふーん、でしょでしょ〜?それでさぁ…」
梓白「俺たちにご褒美、もらいに来たんだね?」
姫花「あ!ちょっと先に言わないでよ」
紫音「朱優はあの人数でできる前提でこのリスト作ったんでしょ?」
花依斗「与えられた仕事をこなすことなど当然だ」
姫花「で、ですよね〜…( ._.)」
梓白「はいはーい。俺はいいと思うよ。朱優の計算ありきとはいえ、これだけこなすのなかなかじゃない?それに想定して考えた朱優もすごいってことで」
雪音「そうだな。想定した朱優も、これをこなしたお前たちも大したものだ」
姫花「さっすが梓白と雪!大好き!」
梓白「はいはい、陽様に伝えとくよ」
姫花「今の大好きは梓白に言ったの!」
梓白「ふふ、知ってる」
雪音「俺もお前のことは大好きだ」
姫花「お、雪からさらっと返されんのやべ〜…」
紫音「ねぇ、雪。僕にも大好きって言って?」
花依斗「話がこじれる。お前は黙ってろ」
雪音「ではお前たちは何が欲しいんだ?」
姫花「え、マジ?マジで貰えんの?」
紫音「ま、僕は雪がいいなら別にいいよ?」
花依斗「その反応はダメ元で来たのか」
姫花「いやぁ、さっきの兄貴とか紫音の反応みたいにてっきりこのくらい当然だろって言われて返されると思ってた」
梓白「君たちにやる気がなければあの数はできないでしょ。頑張ったね」
姫花「へへ…ちょっとみんなと相談する!」
雪音「ああ、いつでも構わない。決まったら俺に教えてくれ」
姫花「ん?ここでするから大丈夫」
花依斗「ここでするのかよ」
姫花「みんなの気が変わらないうちに!」
…
…
…
世和「よ、来たぞ」
梓紗「ご褒美ご褒美ー!」
紫音「本当に全員来たんだね?」
花葉「今ってミーティング中じゃなかったっけ?いいの?」
雪音「ああ、構わない」
紺碧「…マジで交渉成立したんだな」
姫花「ふふーん、だから俺に任せとけって言ったでしょ。梓白と雪のおかげもあるけど」
梓白「ふふ、でもこの手柄は君のものってことで」
朱優「花依斗さん、お疲れ様です」
花依斗「ああ。…このリストお前が作ったんだろ。分かりやすくていいな」
朱優「ありがとうございます。よかったら作り方教えましょうか」
花依斗「…めんどくさそうだから必要なときはお前が作ってくれ」
朱優「ふふ、分かりました。必要なときは言ってください」
成星「どうせあんたが許可したんだろ」
梓白「え〜?みんなでちゃんと話し合ったよ?」
成星「花依斗が賛成するとは思えない」
花依斗「おい、聞こえてるぞ」
成星「事実だから聞かれても問題ない」
梓白「幹部様はみんな優しいってことだよ。わかったかにゃ?」
成星「ふん、そうだな?」
姫花「…ねぇ、やっぱこの中で実権握ってるのって梓白なの?梓白がいいんじゃない?って言ったらするっと決まったじゃん」
梓白「まさか。俺は思ったことを言っただけ。それに賛成したのはみんなだよ」
成星「一瞬で賛成を勝ち取るほど信頼されているということだろ」
梓白「なにそれ。俺を高く買いすぎ」
姫花「でもそんな感じする。ありがと、梓白」
梓白「いいえ、お役に立てて何より。だけどこれは君たちがやった成果があってのことだよ。俺たちは身内でも何もしてないやつにご褒美あげるほど甘くないからね」
紫音「ねぇ、雪!僕にも大好きって言ってよ( ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ )」
雪音「俺はここにいる全員が大好きだ。もちろんお前のこともな」
紫音「僕だけに大好きって言ってほしいのに…」
雪音「だが俺がみんなのことが大好きなのも事実だからな…( ・᷄-・᷅ )」
紫音「じゃあじゃあ、僕だけみんなより特別好きってことで!」
雪音「そうだな。お前は俺の弟であり頼れる相棒だ」
紫音「え〜…そういうことじゃ…ま、いっかぁ」