(進捗)💧のことをセフレだと思っている👁️と、👁️のことを恋人だと思っている💧のすれ違い「なあ、お前と俺の関係って何なんだろうな」
ぽつり。溢した水木の言葉に、ゲゲ郎はきょとりと男の方を見た。機嫌を損ねるようなことをしたのかとも思ったが、どうもそうではなさそうだ。
酒気を帯びた顔で猪口を揺らしながら薄く微笑む水木は上機嫌そうで、とろりと伏せられた瞳は艶っぽい。
色気のある男だ。こうした酒の席では、なおさらそう感じる。
ちら、とこちらを伺うように寄越された流し目に言葉を促され、ゲゲ郎もまた上機嫌に、酒で口を湿らせながら歌うように言葉を紡いだ。
「そりゃあ、決まっておる。唯一無二の人間の友で、わしの大事な相棒じゃよ」
「んなこたぁわかってるよ。他にもほら……何かさ、……あるだろ?」
どうやら水木の望んだ答えと少しズレたことを言ってしまったらしい。何かを期待されているらしいが、他に思い当たることもないゲゲ郎は首を傾げる。
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