燕青召喚記念SS 某日、カルデアにて。
「水着の人だ」「前の方で横たわってる人だ」
「実物も半裸なんだ」
「普段はポニーテールじゃないのか」
先程召喚されたばかりの燕青が、初めて訪れた食堂で耳にしたのは、先住サーヴァントたちが口にする謎の言葉の数々であった。
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謎と言えば、こちらもだ。
「燕青! 随分待ったのだわ!! あたちは天微星を冠する、九紋竜エリザ!一緒にカルデア梁山泊で頑張ろうね!!呼延灼にも早く来てほしいのだわ!」
プリテンダーとして、九紋龍史進の力を借りるサーヴァント、九紋竜エリザ。
その事情も未だ知らず、『九紋竜を名乗る謎の幼子』から親しげに話しかけられた燕青は、何と返せばいいかわからず、思わずその隣にいたサーヴァントに助けを求める視線を向けた。
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