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    8kawa_8

    @8kawa_8

    🐏飼いさんを右に置く人間です。

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    8kawa_8

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    成長と外見年齢と。レノックスが大学生くらいの年齢だったらときめきすぎて卒倒しちゃう。

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    Replies from the creator

    8kawa_8

    DONEフィガレノです。
    レノックスと付き合っている爆アド持ちのフィガロが、ルチルとクロエとミスラとブラッドリーと一緒に、レノックス相手に愛してるゲームで戦う話です。
    【フィガレノ】言葉よりも雄弁に。「愛しています、レノさん」
     若草色の双眸が、真っ直ぐにこちらを捉えてくる。文字通り幼子であった時からよく見知った瞳は、昔と変わらず無垢で純粋で。そして同時に、短い歳月を経てあっという間に成長を遂げてしまったようだ。その輝きに秘められた感情と、目元を潤ます赤い熱の存在。それらにレノックスはある種の感心すら覚えながら。拳を胸の前で握りしめ、「私はあなたを、ずっと昔から愛していました」と告白する青年と向かい合う。
    「……ありがとう、ルチル。俺もおまえが小さい頃から、今も、変わらずに愛しているよ」
     大きくなっても、まだ一回り小さい。そんな彼の体躯や両手に感じるのは、やはり保護者としての愛おしさなのかもしれない。彼の手を包み込むように、自分の手を重ねて。レノックスはルチルの瞳を覗き込みながら、そう返した。青年の瞳が見開かれ、細められ。幾度か繰り返し、真っ白の角膜を、健康的な肌の色を、見事な朱色に染めあげる。
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    8kawa_8

    DONEブラレノです。二人で酒飲んで愉快に二次会(概念)に行く話です。5周年読みました? ありがとうございました。
    【ブラレノ】たまにはこんな夜も! あ、と。その一言を発したのは果たしてどちらが先だっただろうか。
     ひっくり返したボトルから、ぽたんと。ひとつの雫が落ちていく。グラスに琥珀色の波が広がって、それ以上増幅することなく消えていった。
    「終わっちまったな」
    「終わってしまった」
     感嘆詞と同じ、喪失の寂しさを乗せたような落胆の声をお互いに口にして。ブラッドリーとレノックスは、相手の赤色の瞳を覗き込み合う。何を考えて、何を望んでいるのか。酒に酔って、しかし酔い切れなくて、愉しさと物足りなさとが綯交ぜになったそれらを感じ取りながら、先に言葉を発したのはレノックスの方である。
    「他に酒はあるのか?」
     ふっと、ブラッドリーのロゼ色の瞳が細められた。白い頬には、その瞳と同じ色が化粧のようにわずかに混ざり、消さない勲章の傷跡も普段より存在感を強めている。「あるぜ」と答え、彼は大きく指を鳴らす。途端にふわりと浮き上がったのは、部屋に鎮座する宝飾品たちと並んで飾られたブラッドリーのお気に入りの美酒たちだ。
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    wasui_awira119

    DONE2022.1.23.Sun
    ピクスク開催北師弟Webオンリー
    HAPPY北師弟DAY

    開催おめでとうございます🎉

    スペース:氷 い5

    新作展示:八つ当たり【北師弟+アーサー】

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    はぴして 北師弟+アーサー 新作展示『八つ当たり』「めずらしいのう」
    「めずらしいのう」
    「アーサーちゃんおこじゃの」
    「一体何があったのじゃ」
    「きっとフィガロがなにかしたんじゃよ」
    「わからないよ、オズちゃんかもよ」

     背後で好き勝手言っている声が聞こえる。外野は気楽でいいが当事者たちはそうもいかない。窓の外はどんどん曇ってくるし、アーサーの癇癪も治まる様子はない。本当に珍しいことだ。

    「アーサー」
    「いや!」
    「……まだ何も言っていない」
    「いやぁ!」
    「アーサー……」
    「うううう」

     本当の本当に珍しいのだ。アーサーは歳の割に聞き分けの良い子どもだった。そりゃあ、子どもらしくわんぱくなところもあるが、俺たちの話はよく聞き、あまりわがままを言わない子どもだった。
     そのよくできたアーサーが、地団太を踏んで、力いっぱい体いっぱいに癇癪を起している。オズはもうお手上げ状態で、完全に困ってしまっているようだ。
    1988