レムの英雄否定について────
31巻時点の感想
レムがスバルを英雄じゃないと否定したのは、スバルが傷付くのを恐れてるからだと思う。七章初期、一人で無理をするスバルによく怒ってたのと同じ理由。
あと強い根拠はないけど、たびたびスバルとレムの共通点が書かれているから、同族嫌悪も原因かも。
なんでスバルが傷付くのが嫌なのか、補足。
英雄の否定シーンでレムは、なぜアラキアから自分を庇ったのかと言及してる。たびたび記憶をなくす前の名残りが垣間見えるくらいだから、幼少期ラムに庇われ、二章ではスバルに庇われたトラウマも無意識下に残ってるのかなと思う。
それと、以前のレムにとってはラムとスバルが中心で、二章以前なんて排他的と言えるほどだったけど、記憶がなくなったことでそれが変化し、生来の善性が周囲のみんなへ向かうようになった気がする。この変化は初対面のルイを守ろうとする態度や、みんなを助ける癒者としての立場でも補足強調されてる気がする。つまり、スバルに限らず、みんなが傷付くのが嫌。みんなが傷つくのが嫌なのはスバルもそう。
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