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    ゆうや

    @asbiusagi

    ぶるろ垢
    馬狼、國神右派の総受けそう愛され大好き人間

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    ゆうや

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    第2回ngbrワンドロライ3

    お題
    (メイド)



    罵り系メイド馬狼とか面白いかも、なんて言わなきゃよかった。
    カメラマンの前で王座に座ってメンチを切る馬狼を眺めながら内心で愚痴る。
    照明に照らされ、苛立ちを隠さず青筋を浮かべてカメラを睨みつける馬狼を煽るようにカメラマンが声を掛けてシャッターを何度も押していく。
    嫌々ながら仕事だと割り切ったのか、文句を言いながらもポーズの指示に従う馬狼が着ている薄いメイド服は馬狼の体にピッタリと張り付いていて、パンツが見えそうなほどスカートが短い。
    スカートが揺れるたびに思わず覗き込むように顔を傾けてしまう。きっと馬狼にバレたら顔を歪めて変態だと罵られるかもしれないけどそれも仕方ないと思う。全部を馬狼のせいにしながら、モヤモヤとする気持ちがなんなのか分からず、隣で撮影待ちをする潔のあげる悲鳴を聞いて少し心を落ち着かせる。

    どこに需要があるのか分からない撮影が終わって、元々真面目に着ていなかった衣装を片手に部屋に戻ればすぐに馬狼がメイド服のまま戻ってくる。ベッドに座る俺を見てちっと舌打ちをしたかと思えば、着替えを取り出した馬狼がまたすぐに部屋を出て行こうとするので慌てて手首を掴んでしまう。
    手首を掴んでから、あ、っと思い馬狼を見上げれば額に青筋を浮かべながら睨みつけられ低く離せと威嚇するように言われる。
    引き止めるつもりなかったのになと思いながら、なんだよと問いただしてくるような馬狼の視線から逃げるように視線をメイド服のスカートに向けて口をもご付かせる。

    「ねぇ、それ…お前の趣味」
    「は?ンなわけねぇだろ、アホか」
    「……、短すぎない?」

    俺の言葉に嫌そうに眉を片方吊り上げた馬狼が、続いた言葉に面食らったような顔で俺を見下ろしてくる。
    驚いたのかはたまた呆れたのか、身体の力が抜けた馬狼にこれ幸いと位置を入れ替えるように手を引いてベッドに座らせ今度は俺が馬狼を見下ろす。
    両手を後ろに突いて眉間の皺を深く刻み込んだ馬狼にこくりと喉を鳴らして、逃げようとした馬狼の右足を掴んで持ち上げれば、バランスを崩した男はそのままベッドに倒れ込む。

    「ッ?!おぃっ、クサオ!」

    床に膝を付いて、慌てたように踠く馬狼の足首をしっかり掴み肩に担ぐ。
    肘をベッドに付いてなんとか体を起こした馬狼が俺を睨みつけてきて、わざと見せつけるように薄いタイツの上から鍛え上げられた足をするすると手の平で撫で、タイツに付いている飾りのリボンをついっと引っ張ってみる。
    飾りだからかリボンを崩しても特別何も起こらなくて、薄いタイツとスカートとの間の肌が見える場所(いわゆる絶対領域)に指を這わせてスカートをチラッと持ち上げてみれば青い監獄で支給されているパンツが見えてなんだか気が抜ける。

    「なんだ、ボクサーパンツじゃん」
    「っ、当たり前ぇだろ!さっきから何考えてんだテメェ!」
    「別に、なんにも考えてないよ…ただ、なんかやなだけ」

    チグハグでよく分からない気持ちをボソリと呟けば、はあ?と戸惑ったような声を上げながらスカートを持ち上げた手を払われて、渋々手を離す。
    良いじゃん少しくらい。なんて思いながら担いだ足に口を寄せてキスすればびくりと足が跳ねて、馬狼の顔が面白いくらいに真っ赤に染まる。

    「俺じゃない誰かが準備したメイド服着てる馬狼見てるとモヤモヤする」

    どう言葉にすれば良いのか分からないけれど、ちゃんと伝えておきたくて、肉付いた太腿へ吸い付きながらなんとか言葉にしていれば馬狼の手が俺の髪の毛を鷲掴んで太腿から引き剥がそうとしてくる。

    「ンだよ…一丁前に妬いてんのか?」

    マウントをとって位置的優位に立ち、馬狼の手に抵抗して引き剥がされないよう力を込めながら吸い付いた肌からちゅっと音を立てて唇を離せば、薄らと痕が付く。
    批難めいた声が馬狼から上がるけど無視をして、はっきりしない態度を取る俺をはっと鼻で笑いながら何やら勝ち誇ったような表情をして見せる馬狼の言葉に少し考えて、納得する。

    確かに、他の誰かの性癖が反映されている服を着ている恋人を思い浮かべれば確かに良い気はしない。
    メイド服を着た馬狼だって、俺以外に需要がないと思ってたのに意外にも反響があって、お気に入りの秘密にしていたものを暴かれて取られた気がしてたのかもしれない。

    「…、そうかも」
    「ぅ…、ン、ッ、だぁっ、良い加減離れろっ」

    担いだ足を撫でて内側にキスをする。
    手を太腿に這わせれば、鼻にかかった声が漏れ聞こえてきて思わずにやけそうになる表情筋を引き締め、馬狼に視線を向ければさっきよりも紅くなった馬狼が震えながら拳を握るのが見える。
    殴られる前にと、もう片方の足を掴んで馬狼をベッドへと押し倒して両肩を担いだまま上から覆い被さる。
    押し倒した衝撃で足の付け根がギリギリ見えるところまで捲れたスカートの中に手を差し込んで内腿を撫でれば辛うじて隠れていたパンツが露わになって慌てたように馬狼の手が伸びてくる。

    「っー、捲るんじゃねえ!」
    「どうせ脱ぐんでしょ、なら良いじゃん」
    「良くねぇ!」

    クソが、なんて吐き捨てながらベッドの上でうごうごと抵抗を見せる馬狼のスカートを完全に捲り上げて、脱がしてあげる。と言えば抵抗が強くなる。

    「ふざけんなっ」
    「ふざけてないよ、ちょー真面目」
    「ッ〜!それがふざけてんだよっ」

    顔を怒らせて喚く馬狼をなんとかあしらいながら、うすいタイツの切れ目、柔らかそうな内腿に歯を緩く立てて見せれば俺が上から押さえ付けているせいで碌に抵抗することも出来ず、ぐうっと唸り眉を顰めて威嚇してくる恋人の反応にむらっと下半身に欲が溜まる。
    羞恥心と屈辱に耐えようと健気に俺のことを睨み付けてくるその目が余計に欲を煽ってくることを馬狼はいつまで経っても気付かない。
    あー、たまんない…。
    興奮を押し殺すように小さく息を吐き出して、寄せた身体を馬狼に密着させ馬狼の下半身に腰を押し付ければ暴れていた身体がぎくりと強張る。

    「はッ、っ、急に、盛ってんじゃねぇよ…」
    「お前のせいでしょ」

    驚きつつも余裕なさそうに呟かれた言葉にキッパリと言い返せば不満気に唇がきゅむっと尖って、そこにキスしたくて覆い被さり距離を詰める。
    俺の身体を押し返そうとしてくる馬狼の手を掴んでベッドへと押し付け文句を言おうと口を開いた隙を狙ってキスをする。
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