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    aya_Heroine

    @aya_Heroine

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    aya_Heroine

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    エー監♀/エーユウ♀
    コンドーム買いにいく二人
    年齢操作有、デフォ名使用。
    ネタがネタなのでタグ付けました。R要素はないです

    #夜のtwstプラス
    nightTwstPlus

    .















    時刻が深夜十二時をさそうとしているころ、ドラッグストアのある商品コーナーの前で佇む男女二人がいた。
    「ほらほらユウ〜。は、や、く」
    「う、うぅぅぅぅぅ」
    繋いだ手をぶらぶらと揺さぶられながら女の方―――ユウが唸り声をあげる。広い店内、そして時間が時間なことから客はまばらな状態だ。
    しかし、いつ誰がここを通るか分からない。早く決めなければいけない。でも。
    「き、決められるわけないでしょ…!!」
    なるべく小声で喋ったものの、エースには充分聞こえていたようで。
    男の方、エースと呼ばれた人物がなんで?と言うふうにユウを見やる。
    決められるわけがない。だって、こんなの。
    「いつも付けてるやつはこれ」
    戸惑うユウにそう言ってエースが指をさしたものは、黒字でデカデカと0.01と記されているもの。
    「なっ…!」
    「ね?」
    そう言いながら可愛らしく首を傾げるエース。男なのに妙にその仕草が似合ってしまうのを腹立たしく思いながら、ユウは益々頭をかかえた。
    (こうなったエースは決めるまでテコでも動かない気だ)
    いつも付けてるやつと言われたところで、最中はいつも意識を保つだけで必死なのだ。エースから与えられる熱を受け止めるのでまだまだ精一杯だと言うのに、どれがいいかなどわかるわけがない。
    こうなったら、奥の手だ。
    「エース…あのね」
    「なに?」
    エースの名前を呼びながら、くいと彼の服の袖をにぎりしめる。この間雑誌で見た、これが男を落とす時の決めポーズ特集に載っていたやつ。
    「ど、どうしても自分が決めなきゃ、だ、だめ…?」
    雑誌で見た渾身の可愛いポーズを決めながら、エースを下から見つめる。
    本当は可愛こぶった仕草など自ら進んでやりたくはないのだが、こちらも必死だ。背に腹はかえられない。
    「…………お前さぁ」
    盛大に間をとったエースが呆れたような、怒ったような小さなため息をつく。
    (え、もしかして可愛くなかった…?いや、確かに自分は可愛い部類の人間ではないけれど、エースこういうの好きじゃなかったっけ?)
    恐る恐るエースを覗きこめば、こちらをキッと目を細めて睨まれる。心なしか彼の顔が赤い気がする。
    「エ、エース…?」
    「……どこで覚えてきたんだよ」
    「え?」
    一言ボソリとそう言われたかと思えば、ユウが決めるまで散々見ていただけのエースが商品に手を伸す。先程いつも使っていると言われたやつと、新商品と書かれたポップの二つだ。
    「ふ、2箱!?」
    思わず出た大きな声に、エースがニヤリ、白い歯を見せて笑う。
    「ユウ、声」
    「っ!」
    指摘され慌てて片手で口を覆い、辺りをキョロキョロと見回す。幸い店員もおらず、誰にも聞かれていなかったようでホッと胸を撫で下ろす。
    「だ、だってエースが…!」
    「なに?オレのせい?」
    すっかりいつもの調子を取り戻したエースが、この場から去ろうとユウの手を引いて歩き出す。引っ張られるように歩き出したユウは、エースについていくしかない。
    「し、新商品…」
    なんとも情けない声が自分の口から出る。一箱にどれだけの個数が入っているのか、ユウは知らない。なのに二箱とは、一体何回…と考えて顔に熱が溜まっていく。
    「新商品はお試し。どっちがいいか、ユウに聞くからさ。ちゃんと教えて?」
    わざと耳元で囁いてきたエースに、ユウは金魚のように真っ赤な顔になり口をパクパクとさせることしかできない。
    「さっきのお返し」
    べっと舌を出して子供のように笑うエースに、ユウはもうなにも言えなくなる。せめてもと繋いだ手に力をこめて、エースをじとりと睨んだ。
    「…意地悪」
    「お前が可愛いせいでしょ」
    ユウの渾身の仕返しもなぞるように指を絡め直され、エースの口元に持っていかれる。熱を孕んだチェリーレッドが、ユウをじりじりと体の芯から焦がしていく。
    ここがまだ、店の中だというのに。
    「エー…」
    「…今日、手加減できないかも」
    「っ…」
    「…だから、もう帰ろ」
    急ぐようにレジへと向かう足に、ユウももうなにも言わず黙ったままついていく。
    エースが素早く会計を済ませるのを横で待ちながら、この後を予想して胸の奥がきゅうと締め付けられた。
    まだまだ二人の夜は、始まったばかり。
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