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    無敵プリンちゃん

    @MUTEKIpurinchan

    小ッせ〜〜文字が多いので拡大して読んでくださーーーい😹

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    モブリョ♡6割同意 4割強引 くらい

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    #モブリョ
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    かいこう

    DONEラブレター、こわい。/花流
    花流の日まで後8日~
    ラブレター、こわい。「…今日のは怖い…かも」
     下駄箱に入っていた手紙を読んでそう呟く流川を廊下の曲がり角から伺っていた桜木は、よっしゃと歓声を上げながら飛び出しそうになって慌ててリーゼント頭を引っ込める。そんな桜木に気づかない様子で、流川は便箋を封筒に戻すと肩にかけていた鞄にしまい、階段を上がっていった。その後ろ姿に口元を手で隠しながらぷくく…と笑う。今日こそ流川を怖がらせてやれた。天敵である流川の強い物を知って、それを与え続けて八日目。ようやく効果があったようで、桜木は嬉しかった。明日はもっと怖がらせてやろう…流川が怖いと言う、ラブレターで。流川の姿が完全に階段の向こうに消えてから、桜木はこそこそと忍び足で階段を上った。踊り場をひとつ過ぎ、一年生の教室がある階で、またさっきのように少しだけ顔を覗かせる。流川は教室の手前で眠そうに大きな欠伸をしていた。天才による天才的な策略に嵌っているとも知らずに呑気なもんだぜ。教室に入り姿が見えなくなった流川を追うべく、見つからないように隠れながら廊下を進み、開いていた窓の隙間から、いけ好かないキツネ野郎を観察した。何せラブレターを書くには、情報が必要だから。
    4140

    QQaL5FoqTa

    DONEキス止まりの花流が、お互いを大事にしたかったり我慢できなかったりしながら初夜を迎える話です。
    ビーマイベイベー「触ってもいいか」
     その一言を口にするために、桜木は深呼吸をして、手の平を握り締めて、震える唇を引き結んで、迷い子のように瞳を揺らして流川を見詰める。
     すっかり己専用になった来客用布団に身を委ねていた流川は、少し言葉を詰まらせた桜木の声を聞いて、顔を上げた。緊張した面持ちの桜木と目が合う。暗闇の中見えた紅潮した頬の色は、錯覚ではないと思った。
    「……いーけど」
     流川の返答は、目の前の不安気な表情を一変させた。受け入れられた喜びを満面に浮かべた桜木は落ち着かない様子で、緊張のためぎこちなく体を起こし流川との距離を詰めると、恋人の布団へ潜り込んだ。流川は、桜木のために少しだけ体をずらして場所を作ってやる。桜木がすぐ己に触れられるよう、距離を生まないための必要最低限の移動だった。桜木は興奮のあまり何も言えず、生唾を飲み込んだ。迷い子のようだった瞳を、明確な意志を持つ男のそれに変えて、ゆっくりと手を伸ばす。震える指先を心の中で叱咤しながら、恐る恐る肩を撫で、優しく腕に触れ、思い切って背中へ回して、桜木は、そうしてようやく流川を抱き締めた。寝間着越しにも分かる硬く引き締まった男の体を強く拘束して、玩具を取られまいとする子供のように身を寄せた。
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    はじめ

    PROGRESS■7/28イロハ 流リョ新刊サンプル

    アメリカ同棲軸、ふんわりプロ軸、リョ誕本。
    なぜか赤ちゃんになった流川の子育てに奮闘するリョの話です。
    子育てを通して流川への想いと家族愛を再確認し、一回りも二回りも成長するリョを描く予定です…!

    部数アンケご協力よろしくお願いします!
    ■https://forms.gle/yNLpj6C9rD2KnRVs6
    【7/28イロハ 流リョ新刊サンプル】Baby Please Come Back かの有名な理論物理学者のアインシュタインは言った。
    『常識とは、十八歳までに積み重なった、偏見の累積でしかない』と。
     それから、『重要なのは、疑問を持ち続けること。知的好奇心は、それ自体に存在意義があるものだ』とも。
     偉大な彼なら、この摩訶不思議な状況をきちんと説明してくれるだろうか。

     低気圧の影響か、やたらと頭が重ぼったい。脳は覚醒しているが、身体が起き上がらない感覚。わずかに開いたカーテンからは明らかに曇天の空模様が飛び込んできて、リョータの気分を憂鬱にさせた。誕生日を一週間後に控えた、七月の朝のことだ。
    「…げ、雨降りそうじゃん。天気予報とぜんぜん違うし」
     たしか数日前のウェザーニュースでは「この夏一番の快晴」と言っていた気がする。それどころかこの夏一番の薄曇りですけど。
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