アベンチュリン・タクティックス ルート1 第14話:甘えん坊「あれ、ママ?」
「やぁ、君会えるなんて奇遇ね」
午前の授業だけだった星とアベンチュリン。同じ授業を受けていた穹とホタルと合流、ホタルがいいカフェを知っているというので、そこで昼食をとることに。
艶やかなマゼンタ色の髪の女性と目が合うなり、星は「ママ」と口にしていた。
「まさかママがここにいるなんて思わなかったよ」
「私もよ。大学生になったのね」
「うん。あんたはここで何をしてるの? バイト?」
「いいえ、私オーナー店長だから、店員がしっかり働いてるか見張ってるの」
と言って、隣でコップを黙々と拭いている紺色長髪の男性に視線を向ける。
カフェを営んでいるという彼女は、星からママと呼ばれているが、アベンチュリンから見て2人は似ても似つかない。
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