夜明け前、夜闇に溶けて暗いグレーに染まった天井が目に映る。ぱちぱちと瞬きをして、自分の目が覚めていることに気がついた。
隣で眠っている恋人を起こさないようにそっと体を起こす。頭を動かしてベッドヘッドに置かれているデジタル時計を見れば、未だ深夜と呼べる時間を指していた。

外は不気味な程に静かで、見ればもう三月だというのに雪が降っている。道理で、と納得した。
そういえば、今年は異常気象だとかで、先月も、先々月もひどく寒かった。東京にこれほど雪が積もったのは何年ぶりどころではないらしい。言われてみれば、冬弥の記憶にも雪が積もる東京というのはあまりない。
この分だと桜の開花宣言も遅いのだろうな、と思ったところで、ふるりと体が震えた。寒い。なにか羽織るものを取りに行こうかと思ったが、その為には足を冷たい床におろさなければいけない。その方が寒そうだな、と冬弥は少しだけ毛布を引き寄せた。

節點《節點》

Summary：為了他而前進的動力，也是青春的一部分。

彰冬 日常 手作
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「彰人，你看。」

某個稀鬆平常的上學日，車站相會的兩人看著傳單上的造型蛋糕體驗活動，對什麼都好奇的青柳冬彌而言無疑是最大的誘惑，只見他那毫無波瀾的灰瞳瞬間揚起了興致。

「造型蛋糕體驗活動……？」
「這個禮拜六……。」
「可以嗎，彰人。」
「呃……。」
——這傢伙平時不怎麼接觸廚藝這方面，會不會到了會場炸廚房啊……。
——可是他看起來很期待，東雲彰人快想想辦法。

……。

「不然就一起去吧。」
「先說好，我可是怕你出什麼事才陪你的。」
「知道了，謝謝彰人。」

經過了一番博弈，東雲彰人選擇了陪伴搭檔前往體驗活動，畢竟上次的露營光是切割食材就足以讓自己捏把冷汗。