Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    mitotte_kazu

    @mitotte_kazu

    自機ルガオスとエタバン相手のヴィエラとかよそよその話とかNPCよその話とか置いとく場所。
    リアクションとても嬉しいですありがとうございます

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 105

    mitotte_kazu

    ☆quiet follow

    🐇さんの相手(🦍・イルベルド・アルバート・オルシュファン)で耳に触れる小咄アソート詰め合わせ

    耳に触れる ヴィエラの特徴的な耳に手を伸ばす。想像通りの手触りで、痛くないよう注意しながらその感触を堪能する。そのまま顔のラインに沿ってルガディンは手を滑らせた。白く滑らかな頬を彼の人差し指がなぞる。柔らかく包み込むように彼の親指が続き、彼女の唇を横切った。上目遣いで見つめてきた彼女に応じるように、通過しかけた親指で唇に優しく触れる。ふにふにと感触を楽しんでいると不満げに睨み付けられた。手の中で微かに膨らまされた彼女の頬を掌でやんわりと押し返すと、彼女が彼の指を噛む。痛くない程度に加減された彼女の甘噛みに苦笑すると、また上目遣いで睨み付けられた。あ、と開かれた彼女の口に流石に本気で噛まれるか、と覚悟した瞬間だった。微かに音を立てて吸い上げた彼の指を、彼女が唇で食む。本当に煽るのが上手い、と思いながら彼は彼女の唇を優しく割り開いた。




     目の前で身を縮めるヴィエラにイルベルドは手を伸ばす。焦らすように兎の様な彼女の耳の付け根や後頭部に指を沿わす。皮膚に触れるか触れないかという微妙な距離と力加減で撫でられ、彼女は微かに吐息を漏らした。肌を重ねていく内に把握していった彼女の弱い所を狙い、強弱をつけて手を動かしていく。堪える様な吐息に微かに甘い声が混じっていった。身体を捩らせた彼女の動きを制する様に腰をもう片方の手で抱き寄せる。耳から側頭部をなぞるように指を走らせると微かに声を漏らした彼女が慌てたように口を噤んだ。俯く彼女の顎下へと親指を滑らせ、顔を上げさせる。紅潮し潤んだ瞳の彼女と目が合う。
    「あ、」
     反射的に零した彼女の唇を親指で割り開き、強く引き寄せた。



     ふさふさもふもふと情緒もなくまるでアマロを撫でるかのように手を動かすアルバートに、耳を撫でられていたヴィエラは微かに頬を膨らます。それに気付かず手を頬まで下ろし、彼女と目が合ったアルバートがその頬を柔らかく圧迫した。ぷす、と間の抜けた音と共に空気が漏れた形の良い彼女の唇が不満げに結ばれた。
    「……怒るなよ」
     折角の顔が台無しだ、と頬に添えていた親指で彼女の唇を柔らかく割り開いて自身の唇をそっと重ねた。



     オルシュファンの長い指が慎重にヴィエラの耳に触れる。柔らかい毛に覆われたしなやかな彼女の耳は彼らのものとはまた違った感触で、イイな、と彼は目を細めた。過酷な冒険の中でもいつも丁寧に整えられている彼女の艶やかな髪へと手背を滑らせ、彼女の質感や存在を確認するよう優しく撫でていく。彼女の頬で留まった彼の手が慈しむようにそこを撫でる。すり、と頬を擦り寄せてきた彼女がとても愛おしく思え、手を止めた。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    mitotte_kazu

    PASTアルバートと🐇さんの香水ネタ
    無粋と香水 部屋に戻ってきたヴィエラが疲れたようにベッドに倒れこんだ。お疲れさん、と姿を現したアルバートに疲れたぁ、と布団に顔を埋めたままくぐもった声で返す。
    「罪食い多すぎ……」
    「仕方ないだろう」
     ぼやいた彼女に彼が短く返すとうー、と何かを訴えるように呻いた。ベッドに歩み寄り、腕を組んで彼女を見下ろす。
    「ほら、飯でも食え。腹が減ってはなんとやらだ」
     わかってるぅ、と呟いた彼女がのろのろと起き上がる。と、その首元にアルバートが顔を埋めた。形容し難い声を漏らして後ずさった彼女に彼は無邪気に尋ねる。
    「香水か?」
     花の匂いがする、と首を傾げたアルバートに一瞬の間を置いてヴィエラは頷く。
    「花だけじゃないけど……」
     指を折りながら彼女が香水に含まれている植物の名を挙げていくが、幾つかピンとこないようで彼は更に首を傾げた。その様子を見てゆっくりと立ち上がった彼女が室内のドレッサーに近付く。しばらくそこを探っていた彼女がこれこれ、と綺麗な小瓶を手に彼の元へ向かって歩み寄った。ゆらゆらと彼女の手の中で揺れる瓶をなるほど、と眺めていた彼の前で、彼女は自身の手首に数回香水を吹き付ける。強く広がった香りに一瞬顔をしかめた彼があぁ、と小さく呟いた。
    919