阿鬼ちゃん印の激マズ軟膏「ジェイミー♡今日も可愛いな♡ちゅ〜♡」
「はいはい…んっ、ルーク、っ♡…?…お前、口の中火傷した?」
「ああ、昨日の鍋だな。」
「コラ!そんな状態でべろちゅーすんな!」
ぐにぃっ
「うわ!すっげえ!!グロ!!お前、痛くないのかよ!これ!!」
「痛さよりジェイミーにキスしたい欲求が上回っちゃってんだよな。」
「いや、めちゃくちゃただれてるって!!バイオハザードみたいになってる!!」
「すぐ治るさ。」「薬塗れよ!!」
「hahaha!そんなもん要らないって!」
「Hey Siri !阿鬼に電話!」
[ "阿鬼"さんに電話をかけます ]
「喂,阿鬼?今出れる?」
『喂,你好 杰米,阿鬼ですよぅ。どうしました?』
「口腔内用軟膏持ってきて、火傷のやつ」
『啊…丁度近くに居たので良いですよぅ』
「謝謝!薬湯持ってけよ。」
『ニシシ…晩酌が捗りますね…♪』
「…おい、ジェイミー、お前まさか今あの蛇女と話してた?」
「だったらなんだよ」
「俺あいつ苦手なんだよ!怖いんだって!」
「まるで歯医者を嫌がる子供みたいデスねぇ」
「わ"ぁっ!!出た!!」
「你好 卢克,阿鬼ですよぅ。」
「助けてジェイミー!殺される!!」
「大丈夫だって。こんなか弱い女の子に天下のルーク・サリバンがやっつけられる訳ないだろ?」
「か弱くないって!!こいつ!知ってるかよジェイミー!」
「あっ、言ってはいけませんよぅ。」
「こいつ会う度俺に毒盛るんだよ!!怖いんだって倫理観終わってて!!」
「呜呼…言っちゃいまシた。」
「え?そうなの阿鬼?」
「ちょっとだけデスけど…?」
「嘘つけッ!ミストで浴びせてきたろ!」
「杰米哥〜…阿鬼そんな悪い子に見えますか?」
「うーん見えないな…参った。」
「オイ!!!!!お前は大事な恋人よりこんな怪しい女を信じるのか!!?!?!?」
「ルーク、お前さぁ…呆れたぜ。女の子、それも歳下にはいっとう優しくしろってママに教わらなかったのか?」
「こんな危ない女には近付いちゃいけないって俺のママなら言うけどな!!!!!ッうぉおっ!?は、離せ!!」
「ニシシシシ♪どーしますか、卢克♡少しでも暴れると…ポキッと折れちゃいますよぅ?」
「…はっ?そこまで関節キまってる感じしないけど」
「私が。」
「お前が!?!?!?えっ!!?
怖い!!ジェイミー!!!!怖い!!!!!助けて!!!!!!これ取ってくれよ!!!!!!!!」
「そう、だから動くなよダーリン。
あと阿鬼を虫みたいに言うんじゃない。」
「わああ!!誰も助けてくれない!!」
「…うるさい男ですねぇ?少しは黙ったらどうデスか?」
「阿鬼ちゃん特製のよく効く軟膏塗ったら絶句してくれんじゃねぇかな多分。」
「ある意味ではそうかもシれませんね♪」
「もがっ!!…!!…ッッッこれ毒!?」
「良薬口に苦し、って知ってるかよルーク」
「阿鬼特製軟膏のお味はどうデスかぁ卢克」
「コオロギをマナティに食わせて、肛門から糞を啜ってるみたいな味がする」
「オイ、味わうな。心を殺せ。」
「気色悪い食レポ謝謝,卢克♡さて、阿鬼は薬湯貰って帰りますねぇ♡」
「おー、また遊びに来いよ!」
「次は卢克の喉が焼き切れる猛毒を持って来ますよぅ。再見,杰米♪」
「再見!…よっぽどうるさかったんだなルーク。…ん?…おい?ルーク?大丈夫か?……気絶してる。」
翌朝
「おはようルーク。まさか朝までずっと気絶するとはな。」
「Bad morning ジェイミー…クソッタレ…」
「にゃはは!根に持ってんなぁコイツ。」
「口の中がまだイガイガする」
「顔洗ってきな、ハンサムが台無しだぜ」
「…クソ…クソ…何で俺がこんな目に…」
「………治ってる…全部…!」
本当にあった怖い話
終