ルクジェミが結婚するHappy Halloween
10月30日。
このジェイミー・ショウの誕生日の夜。
いつものように恋人の家に遊びに行った。
玄関で、カボチャバケツにたっぷり入った駄菓子を受け取る。
「誕生日プレゼント?」
「そう。アジアンマーケットまで買いに行ったんだぜ。」
「へぇ、ありがとな。」
この街では見かけないような懐かしい駄菓子が、沢山入っている。とても1日2日じゃ食べ切れなさそうだ。
リビングへと向かい椅子にかけるオレを、ルークはジッと見つめたまま、テーブルを挟んで正面に座った。
…ハロウィーンと誕生日を一緒くたにされんのは、もう慣れたもんだ。
「…本当に嬉しいよ、ルークありがとう。」
正直、何も考えてない訳では無かった。
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